F-35が欠陥機と言われている理由

J.Stone J.Stone

次期主力戦闘機として注目される「F35 ライトニングII」ですが、既に評判はよろしくなく、欠陥機だと大批判の嵐となっています。高いコストをかけたのにも関わらず、なぜそれほどまでF35は評判が悪いのか、今回はF35が欠陥機たる理由を解説していきます。

F35は欠陥機!?

まずはじめに、この記事は筆者の個人の意見、見解であり、国防等やその他行政に対する離反行為ではございません。

アメリカ軍の時期主力戦闘機となる「F-35 ライトニングII」は、ステルス性と万能さをウリにしたマルチロール機である。
NATO加盟国はこの戦闘機を導入し、日本でも147機の購入を決定しており、随時配備されていく。
1機当たり約110億円で、かなり高価な機体となる。F16が約20億円、航空自衛隊向けのF15Jが約100億円、F/A-18E/Fが約78億円と比較すると、F15Jとは僅差であるがやはり高いのが分かる。
しかしこの高級戦闘機、実はかなり問題を抱えている欠陥機なのです。軍関係者、ミリタリーマニアの間では欠陥機と言われているほど。
今回は、そんな次期主力戦闘機F35が何故欠陥機と言われているかかを解説していきたいと思います。
超簡単に説明するので、専門書を本屋で買って読むような方には物足りないと思う。

沖縄タイムスでも重大な欠陥があると記載されています。

空中戦で制御困難に F35に「13の重大欠陥」 米軍事紙が指摘 高速でステルス性喪失も

沖縄タイムス

最大級の欠陥機

現状のF35を簡単に言うと「バグだらけなのに高値で売りつけているゲームソフト」です。要はクソゲーの域です。
しかもアーリーアクセス版(ベータ版)相当の出来栄えなのに、AAA級タイトルとして売りつけている、それがF35なのです。
その欠陥っぷりたる理由を紹介していきましょう。

器用貧乏

オールラウンダーを狙い過ぎて長所が1つもありません。
兵器とは用途別が当たり前であり、用途に合わせて設計されるのが前提です。
例えば第二次大戦中、見つからずに標的まで接近して攻撃するのが潜水艦でした。その潜水艦を攻撃するのは駆逐艦。駆逐艦などの艦船を攻撃するのが戦闘艦でした。(現代ではミサイルの登場で、戦艦はなくなり駆逐艦が戦艦・巡洋艦・駆逐艦の役割を担うようになっています。イージスシステムを搭載した艦はイージス艦と言われている。)
航空機にも同じことがいえます。例えば「F-15 イーグル」は対戦闘機向けの空戦用で、頑丈さを持って戦い生き延びる設計。「F-16 ファイティングファルコン」は小回りが効くように小型で護衛任務に就かせやすく、コストを落として各地に配置するという設計。「F/A-18 ホーネット」は空母から発進して洋上にて迎撃や追撃を行う設計。「A-10 サンダーボルトII」は重装甲重装備でヘリの近づけない対地エリアをなぎ払い、地上部隊を援護する設計…等々、このように、機体には状況に応じた設計思想や意図があります。


対地攻撃極振りの空飛ぶ鉄塊A10

しかしF35は全てを満たそうとしているが故に、尖った性能が無く、不向きもなければ向く用途が無く、正に何に使うべきかもよくわからない機体になっています。しかも機動力は旧型機よりもなく、欠点ばかりが目立つ機体に。(F35はどちらかと言えば対地攻撃向きであるのだが)
ゲームでもオールラウンダーキャラを作ると、最終的に役割がなくなってしまいがち。兵器なら尚更重要で、明確な目的があるから初めて使えるわけです。
器用貧乏は無能の産物、偉い人にはそれがわからんのです。
※ジオング整備士のパロディです

ドッグファイトが苦手

F35は旧型機に比べ、機動力がない。F35はどこでも使えるような攻撃ヘリやVTOL機(ハリアー等)のような設計思想が元にあるため、機動性は重視されていない。F35はステルス性能を以てして敵に接近し、探知されない距離からミサイルを叩き込む謂わばミサイルキャリアーとして設計されている。しかし、F35はマルチロール機であり、F15やF16、F18に取って代わる戦闘機でもある。そんな防空を担う後継戦闘機に機動力が備わっておらず、万が一の場合でも空戦できないというのは非常にマズイ。実際に、模擬戦ではF16などの旧型機に撃墜されており、ドッグファイトが苦手な面は既に明らか。
確かにドッグファイトは現代では起こりえないと言われているが、戦いはどうなるかわからない。推測や机上の空論は戦場では役に立たないし、想定外は必ず起こる。なので兵器設計は必ず最悪の状況を想定して設計される。もしミサイルが使えなかったら、もしレーダーが壊れ有視界で対処しなければならなくなったら、もし敵に囲まれたら…ドッグファイトが起こるかもしれない。


旧式ながら未だ現役を張り続けるF4 ファントムII

嘗てドッグファイト不要論を唱え、機関砲を配したミサイルキャリアーとして開発された「F4 ファントムII」は、ベトナム戦争時に視界不良やレーダー不良によりミサイルキャリアーとしての役割を果たせず、結果として機関砲が搭載された。F35はこれを見越してか機関砲を常備している物の、機動力や機体性能の面でこれを想定していない。よってF35が次の大戦や防空戦闘で主力となれるのか疑問である。
F15の代わりが務まるとは、今のところ思えません。

構造上の欠陥が多すぎる

要はバグだらけということ。
戦闘機には機体面とソフト面の両方があり、コンピュータ制御の部分はOSが入っている。
しかし、F35はこのどちらも欠陥だらけである。
まず、パイロットが高高度で酸素を吸うための機内呼吸器が破損する、圧力調整機能が欠陥でパイロットにダメージが入る、制御ソフトが不安定で一定角度で旋回すると機体が不安定になる、更に音速で飛行すると機体が破損してステルス性能が低下したり、最悪制御不能に陥るという欠陥。万が一戦闘になって逃げなければならない時、ぶっ壊れて使えませんでしたでは話になりません。温度耐性も弱く、高温多湿を極めるアジアやアフリカで使えるかは分からず、夏場で運用した際にエンジンが止まったり、垂直離着陸ができなかったりする可能性も浮上。肝心のレーダーも欠陥があり、海上でうまく機能しない事例も。ソフトウェアも輸出前や配備前の段階で完成しておらず、突貫工事で作り上げたもの。未だにバグは多いようで、F35が目指す全軍とオンライン連携して戦う…という構想が実現できるのか疑問です。これら欠陥をまとめるとざっと1000近くになるそうで、未だにデバッグが終わっていません。もっと言えば、新規格のF35管理システム(ALIS)がへそ曲がりで、自己診断システムに信頼性を持てないという報告がある。これは機体の損傷やパーツ寿命をコンピュータ制御で診断するもので、複雑化した現代の兵器には欠かせないシステムだが、これが機能しない可能性があり、将来的に故障を発見できずに墜落するケースが想定されている。(現段階ではALISは信用されておらず、未だに旧式システムと手作業での点検が行われている。)
まさに最初からバグだらけのゲームをリリースするようなもの。欠陥のある機体と値段が見合っておらず、他の戦闘機に取って変わるほどの性能は今のところないと思います。

 GAOが5日公表した年次報告書によると、F35には1月時点で「未解決の欠陥」が966件ある。このうち少なくとも180件は国防総省の現行計画では「フル生産前に解決されない」見通しという。(https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00476598)

耐久性が最悪

全ての事象に対応したいF35ですが、耐久性は最悪。
既に何機か墜落しており、原因追及もアメリカサイドのシャットアウトで出来ない現状。
ステルス&多目的&超精密設計により内部構造は複雑を極めており、一応戦闘機の体裁を持つ機体であるにも関わらず、音速での飛行が短時間しかできず、緊急時の離脱で故障する可能性を考えるとかなり大きな欠点といえます。
F35BはハリアーIIの後継機となるのですが、そのハリアーもまたエンジンや機体にトラブルを抱えた欠陥機だったので、同じ二の舞を踏みそう…というか既に踏んでいるので心配です。しかも、ハリアーと違ってF35はF16やF18の役割も担う訳なので、余計に耐久性には念を入れるべき機体なのです。


ハリアーの二の舞にはなるな…

一方のロシアが開発中の新型機Su-57は超耐久性が高いとの噂。キャノピーは新技術を使った防弾ガラスで、ポリカーボネートよりも格段に耐える、更に信頼性抜群なローテクの上に新技術を乗せて安全志向な上に信頼性重視。ステルスを過信せず、あくまでステルス性能をオプション装備とした制空戦闘機になっており、F-35を完全否定するレベルで高性能に仕上がっています。
2019年末の報告では、当初の計画と異なり故障が頻繁に起きているとあり、信頼性が揺らいでいます。他にも様々な試験を通過できない課題があるというのが米国政府内からも上がっており、まだ主力や輸出商品としては早いのではと思います。

欠陥だらけなのに高い

上記で述べた問題は山積みなのに、かなり高額な機体。恐らく真の目的は輸出であり、米国の利益目的だからでしょう。コストをかけたのに欠陥程度で発売延期したくないという思惑は少なからずあるように感じます。
また、F16などの低コスト機とも取って代わられることで、購入費と維持費が上がり、更にコストがかかるという懸念もあります。
現状のF35はベータ版レベルの未完成機であり、価格に見合いません。せめてアーリーアクセス価格にしてほしいところです。


単発エンジンで低コストがウリのF16

設計思想が古い

ステルスにすれば解決というのが今の時代ですが、ステルスに関しても疑問が浮上しています。いわばステルスを過大評価しすぎているという事です。
確かにレーダーに発見されなければステルス兵器は一方的に攻撃できるので相当に有利であり、見えない恐怖におびえ抑止にもなります。しかし、ステルスは技術でありシステムでしかありません。もはや既存技術である以上、ステルスと対ステルスのイタチごっこになります。各国は対ステルス兵器を開発し、それに対抗してステルス兵器を強化する無限ループ。最近では無人化することでステルス性能と撃墜リスクを減らすという無人兵器が未来の兵器と言われており、無人兵器開発が盛んとなっています。よってステルスを目指すという設計思想は、もはや古いと言えるのです。
このステルス狂信者に対し、飛行機設計者がこぞって批判をしています。中にはF15,F16を設計した方も名を連ねており、ステルスはあくまでオプションでしかないという結論を唱えています。
F35も無人機化計画があり、いずれ人が乗らないF35になるかもしれません。そうなると、わざわざ高額を投じて有人向けの欠陥だらけの戦闘機を作った意図がよくわからず、完全に迷走していると言わざるを得ません。
欠点を補って運用するのが兵器システム。ステルス極振りのミサイルキャリアーは、いざという戦時下で通用するのか疑問です。


制空・防空任務に絶対の信頼があるF15

現役の軍人からの受けが悪い

実際に戦地に赴く軍での評判も良くありません。
徴兵制度があり従軍経験のある国の方に実際に聞いたところ、F35はすこぶる評判が悪く、信頼できない鉄屑という意見がありました。兵器は確かな目的と信頼性がない兵器に命は預けられないということでした。国の方針がどうであれ、実際に使う現場の意見は一理あります。
確かにステルス機を主力にした場合、NATO軍(所謂連合軍)の戦力は相手国の抑止にはなるかもしれませんが、見かけだけの力では命は守れないのではないでしょうか。実際に使える兵器を作ってほしいものです。

見た目がださい

ここからはミリオタ向けの意見。
純粋に見た目がダサい。カッコよさは強さの象徴でもあり、人の闘争本能が判断している証拠。特に強さや性能は見た目にも顕著に表れ、特に尖った兵器は独特な形状をしていることが多いですが、F35は単純にデブいし、ださい。見つめていたくない。人の命を預ける兵器は戦場では女性に例えられますが、F35は意識高いけど彼女にしたくない戦闘機なのです。
恐らくこのずんぐりとした体形になってしまったのは、兵装を全て内部に隠し持つ為と、多機能を詰め込んだからだと思いますが、最新鋭機でしかも金かかる割に愛されないとはなんとも可哀そうな事。
最も、最近は万能でオールラウンダーな工業製品が流行りなので、F35が登場する背景も分かるのですが――。

ロマンがない

ミリオタとしては、ずば抜けた利点に魅力を感じながらも、欠点も愛したいのですが、意識高い系ポンコツは愛せません。
まず一番魅力のなさを助長しているのはやはり器用貧乏さ。器用貧乏になるとポップでフラットになり、愛すべき点が見つかりません。要は尖ってないから魅力もなく、全員に媚び売ってるクソ野郎みたいに思えてきて愛せないのです。手のかかるじゃじゃ馬な方がロマンが湧くのは、バイクやスポーツカーでも似たようなものかもしれません。
NATO軍の主力戦闘機になるわけですから、せめてカッコいい存在でいてほしかったです。

逆にメリットはないの?

では、ここまでしてF35を導入するメリットは何なのか。
まず、F35は最新鋭の電子機器を搭載した戦闘機であり、簡単に言えば最大の特徴はオンライン通信で連携を図れるというもの。全軍…例えば偵察機や海上のイージス艦と連携を取ることで、本来見落とすはずの標的を攻撃したり、追撃したりできるメリットがあります。アメリカ軍全部のネットワークから情報を集めれば、敵の位置はより正確さを増すでしょう。但し、これはネットワークが機能して初めて役立つことなので、有事の際はどうなるかは実践次第と言えます。更に、上記でも取り上げたような欠陥…特にソフトウェアのバグが多いので、いざ使いたいときに機能するかも問題です。今のところは出来ていても、不具合で使えない可能性もあるので心配されています。そして、ネットワークが機能しなくなればF35は旧世代機以下という事になるので、なんとしても欠陥なく電子装備は確実に動作するように改良しなければいけません。機能すれば戦略的にかなり優位になります。

また、戦闘機の規格を統一できるので、訓練コストが削減できることも考えられます。
現状では用途別に兵器が分かれており、それぞれに訓練が必要となっているので、手間やコストは多くなります。しかし、F35はA型、B型、C型の3種類には分かれるものの、根本は同じであるため、F35の訓練を受ければ、用途別に細かい訓練をして完了できるという手間の削減になります。言い換えれば、会社のパソコンがMacもWindowsもLinuxも新旧もごちゃごちゃの状態から、Windows10一本に統一するようなもの。操作を覚えるのが1つで済むので楽なわけです。

F35の今後

但し、ここからF35が巻き返すこともありうるかもしれません。
アメリカ軍の現主力小銃である「M16(AR-15)」は、配備当時は弾詰まりはするわ、すぐ壊れるわ…の欠陥銃であり、評価は最悪でした。しかし、長年のアップデートによって今では手放したくない銃となっています。
更に言えば、嘗て映画「トップガン」で人気を博したF14も独特の構造から故障や欠陥が多く、VTOL機として開発されたAV-8ハリアーもエンジンや機体に問題を抱えていました。
F35も、今はまだ鉄屑扱いで欠陥とソフトのバグのオンパレードで、器用貧乏で目的が見つからずとも、いずれ現場の意見がくみ取られて最高の機体になるかもしれません。
日本国も購入してしまったわけで、NATO軍のF35主力計画は止められないのですから、そうなってくれることを切に願います。
最も一番良いのは、ポンコツ過ぎて退役して……

結論:F-35は欠陥機

F-35好きな方には申し訳ないが、欠陥機以外の言葉が見当たりません。オブラートに包んでも羽の生えたハナクソです。※個人の見解です
日本は時期主力機として外交の為にF-35という欠陥機を大量に買ってしまいましたが、早急に売り払って自国設計、もしくは日本の環境にあった機体を選んでほしいです。オスプレイでぎゃーぎゃー叫んでた人はF-35に文句言ってほしいレベル。
現状のスペックや状況、コンセプトを見る限り、主力戦闘機に取って代わるメリットは感じません。旧型機の退役は決まっていますが、もしかしたら旧型機に活躍のチャンスがあるのではないでしょうか。
現に非ステルスの制空戦闘機としてF15が維持(F15SEが開発中)、対地任務はA10が維持(現場の信頼性から退役は大幅延期)となっており、各国でもF16の改良型F16Vが未だに購入・配備され続けています。F35は制空戦闘機としては非力であり、同時に地上部隊の掩護機としては火力不足であり、ステルス機である以上低コスト運用には向かない事から、F117、F18、AV-8Bのポジションを埋める役割にしかならないのではないでしょうか。

F35が今後どう活躍していくのか見守りたいと思いますが、魅力を感じるにはまだまだ先が長そうです。

追記:この記事は公開当初不適切な表現、過激な表現、誤解を与えるが複数見られたためマイルドな言い回しに修正されました。関係機関からのご指摘がございましたら、再度修正致します。

画像出典:https://pixabay.com/

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