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キューバの英雄カストロ。偉大な漢の名言から今を考えよう

J.Stone J.Stone

2016年11月26日…キューバ革命の指導者で、英雄が天寿を全うした。キューバの内政に力を注ぎ、数々の暗殺計画や苦難と戦い、英雄でありながら非難されることの方が多かったカストロの人生…。そんなカストロの名言を取り上げながら、キューバ革命の歴史と、今の日本の社会的状況と比較しながら振り返ってみようと思う。

革命を成し遂げたカストロ。キューバ革命の指導者死す

2016年11月26日…
キューバ革命の指導者で、革命家チェ=ゲバラと共に戦った英雄が天寿を全うした。
共に戦ったゲバラは、革命達成後に世界各地の革命の為にキューバを去り、そして英雄として散った。
それに対し、キューバの内政に力を注ぎ、数々の暗殺計画や苦難と戦い、英雄でありながら非難されることの方が多かったカストロの人生…。
今回はそんな英雄で指導者のカストロの名言を取り上げながら、キューバ革命の歴史と、今の日本の社会的状況と比較しながら振り返ってみようと思う。

指導者、フィデル・カストロとは?

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出典:http://blog.goo.ne.jp/ancloborg/e/04ed446d8a7ff27029fad59a40da4318

冷戦の真っ只中、世界が東西に二分されていた時代に、
アメリカの傀儡になることを拒み、キューバを米国の傀儡政権であったバティスタ政権から…資本体制から独立させたのがカストロ達だ。
当然アメリカ政府はこの行動に激怒し、CIAを通じて何度もカストロの暗殺計画を企てたほどだ。

革命成功後、カストロは政治家として内政の為に全力を注いだ。
革命家としての使命を終えた同志チェ=ゲバラはコンゴ動乱などに参加し、戦死した。
ゲバラは英雄と謳われるようになり、キューバの光の存在となっていった。
だが、政治家として内政に力を注いだカストロは悲しいことに、英雄であるにもかかわらず影の道を歩かざるを得なかった。

カストロらの行った資本主義からの脱却という時代の流れに逆らった行動は、中流~上流階級の人々をアメリカに移民させてしまう原因となり、
社会主義体制となったことで数々の非難を浴びた。
そして、カストロが亡くなった今ですら、お祭り騒ぎでお祝いをする輩が出てしまうほど、彼は最後まで影のような存在であった。

だが、アメリカに逆らい、時代の流れに逆らうことになっても、キューバという国のプライドを決して裏切らなかった思想は、
少々空回りしてたのかもしれないが、国家の主導者としてこれほど相応しいモノはないと感じている。
特に、本質を鋭く突いたような発言は、英雄にふさわしい彼の有能さを大いに醸し出している。
そして何より、一人の男…人間として尊敬に値する。

カストロの名言から現代を考えよう

では、そんな偉大な革命家であり指導者であるカストロの発言を紹介しようと思う。
その発言から、現代の社会について考えてみようではないか。
尚、発言の解釈は色々あるかと思いますが、今回は私個人の考えを添えて書いていこうと思います。

平和に対する想い

人類は広島の教訓を十分学び取っておらず、世界はまだ危険のふちにいる。たくさんの人々が広島を訪れなくてはならない。
あの攻撃はまったく必要のないもので、モラル上も正当化できない。
日本国民は一言も恨みを発しなかった。それどころかそのようなことが2度と起こらないよう平和を願う記念碑を建てた。
何百千万の人々があの地を訪れるべきだ。あそこで起こったことを人類が真に知るために。

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出典:http://www.thefamouspeople.com/profiles/fidel-castro-14.php

オバマ大統領が広島を訪問するという今までなかったことも起こったことだし、
戦後70年以上がたち、核への認識が薄れ始めている現代だからこそ再認識したい。
世界は未だに核の脅威に晒されているのだと。

連合国、特にアメリカは未だに原爆投下を正義だと捉える人間が多いように感じる。
確かに当時の日本は敵国だったし、やむを得ない状況だったのかもしれない。
しかし、戦後世代である我々でもあの惨劇は本当に必要だったのか疑問でもある。

原爆による恨みを発しなかったのは、アメリカ統治時代の教育のせいという意見もあるが、
歴史上何度も大災害を潜り抜けてきた不屈の精神が、恨みという過去よりも前進を選んだのだと思っている。
また、恨みが何も生まないことはお隣の国を見ててもはっきりわかるだろう。

唯一の被爆国である日本に興味がない国の人でも、歴史資料としてでも良いので、
世界中の人が参考にし、核兵器廃絶に向けて取り組んでもらいたいものだ。

ブラック企業の経営者に問う

人間にとって最も重要な資本は金ではない。人間こそが、最大の資本なのである

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出典:http://www.thejournal.ie/fidel-castro-at-90-2922523-Aug2016/

資本主義社会で豊かな生活を送るのは金である。これは事実である。
だが、心が…精神が豊かになるとは断言しがたい部分がある。
うつ病などに苦しみ、胃に穴が開いてまで得た生活は本当に幸福であり、また重要であるのか。

昨今、労働基準無視の企業による社会問題が頻発している。
所謂ブラック企業による過労死問題、自殺問題である。

労働とは人が人の為にするサービスである。
当然、資本を生む労働者は機械ではなく、皆全てが過去現在未来という背景のある人間である。
それを奴隷のように使い捨てる企業は、その本質を見失っていると思っている。
当然企業だけではなく、国会議員にもこれは言える。

確かに口で言うのは簡単だ。経営はそれほど甘くもないし、余裕ばかりでないのは十分理解している。
だが、それでもそこにいるのは間違いなく人間なのである。
それを理解できない社会には次の言葉を投げかけたい。

リーダーの本質を問う名言

人間、死ぬときはどこにいても死ぬ。自分の命を惜しんでこそこそ隠れているような指導者に一体誰がついてくるというのだ。

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出典:http://www.thejournal.ie/fidel-castro-at-90-2922523-Aug2016/

部下に苦痛を与えるなら自らも苦痛を受けるべきだ。
国民に苦痛を与えるなら自らも苦痛を受けるべきだ。
経営者、国会議員、どちらも規模が違うだけで形態は企業である。
どちらにも当てはまる言葉ではないだろうか。
また、いま国民の大半が心で思っていることではないだろうか。

仕事がうまく回らないのは、上司が非効率で無能だからである。
政治がうまく回らないのは、各党首が無思想で無能だからである。
これが変わらなければ、日本という国が存続する未来はないのではないだろうか。
起こるかはわからないが、日本が革命やクーデターなどで崩壊する前に変わらねばならないのだろう。

そして我々も、隠れているのをやめ、一人でも多く自らの意思で社会と戦っていくしかないのであろう。

不屈の闘志を抱き続けることの大切さ

人民の97%が革命を信じなくても、私は戦い続ける。革命を信じるのが私一人になっても戦い続ける。なぜなら革命家とは、たとえ一人になっても、理想のために戦い続ける人間だからだ。

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出典:http://edition.cnn.com/2012/12/04/world/americas/fidel-castro—fast-facts/

社会とは不条理が山ほどある。上記で書いた社会問題もそうだし、それ以外にも様々ある。
そんな状況でも理想を抱き続けることが大切だという言葉ではないだろうか。

敗北という言葉がある。それは他人に力で負かされてしまうことだという認識が一般的だろう。
解釈は色々あると思う。だが、私はそうは思わない。恐らくカストロもそう思っていないはずだ。

敗北とは己に負けることという意味であると思っている。
他人に非難され、貶められ、社会的地位を落とされても、どんな屈辱を受けても…己が折れなければ敗北ではないと。
その為に必要なのはまず理想だ。そうしたら次は理想と現実を比較し、目標を定めることが出来る。

だが、勘違いしてほしくないのは、理想だけが先行しすぎてもよくないということだ。
現実離れした理想を並べまくっておべんちゃらを言う国会議員たちを、皆さんは見ているはずだ。
そして数年前は、その革命家気取りの”非常にお勉強のできる理想主義者達”に散々な目に合わされたはずだ。
当時、投票権のなかった若者世代の一部は、その大人たちの行動に怒りと不信感を覚えたに違いない。

理想は戦うための道具に過ぎないし、何かの不条理に立ち向かうための道具に過ぎない。
これを踏まえたうえで、世の中の矛盾やおかしな点に、所謂おかしな常識に屈することなく、自らの未来の為に人生を戦い抜いてほしい。
そういう意味だと感じている。
どちらかというと若い世代の方にほど、この言葉は響くのではないだろうか。

カストロの言葉はロックンロールみたいに熱い。
それがまた好きなのである。

道徳の大切さ

私はモラルというチョッキをいつも着ている。とても頑丈なヤツをね。そして、それが私を守ってくれた。

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出典:http://www.thejournal.ie/fidel-castro-at-90-2922523-Aug2016/

日本は世界一モラルが良い国といわれるほど、世界中から称賛されている。
外国人には親切に接し、社会的弱者である人々にも分け隔てなく接する。
公共物を大切に扱い、時間厳守で、順番は守り、落し物は警察にしっかり届ける。

このような積み重ねがあるからこそ世界各国は日本人の旅行者だったりを暖かく迎えてくれるわけだ。
また、日本が災害で苦しんでいるときも、手を差し伸べてくれるわけだ。
日本国民は、モラルというチョッキを最初から身に着けている非常に珍しく、世界に誇れる部分があるのだ。
そのような部分を、日本における社会構造や内政にどんどん生かしていってほしいと私は願っているし、我々もそうすべきであろうと思っている。
美しい国である日本の精神が、いつまでも残るように。

キューバの英雄カストロから学んだことを生かしてみよう!

いかがだっただろうか?
有名なチェ=ゲバラが非常に熱い漢だというのはよく知られているが、
指導者となったカストロもはやり負けず劣らず熱い漢だ。
まるでロックスターのようだとは言えないだろうか。

そして、彼やゲバラについて話していると、ついこちらも熱くなってしまう。
きっと彼らがそれだけのエネルギーを秘めていたという証拠であろう。
カストロの政策に賛否両論あるのは当然理解しているし、社会主義体制や共産主義体制は時代に適合している政策とは言えないが、
人徳の部分として、私個人としては非常に好きな人物である。

革命を成功させ、国を率いて90年という生涯を全うした人生に、ご冥福をお祈りしたい。
きっと今頃は、天国でチェ=ゲバラと酒でも飲みかわし、天界の革命について話し合っていることだろう。

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出典:http://news.urban360.com.mx/253284/hoy-en-la-historia-en-urban-360-el-che-que-prefirio-morir-de-pie/

※この記事での内容による思想誘導や反社会的行動の推奨などの意図は御座いません。

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