Detroit: Become Humanプレイヤーにオススメする映画7選
今回はデトロイトビカムヒューマンをプレイした方にオススメする、アンドロイド映画をご紹介。
テーマ性が類似していたり、元ネタとなったと思われる映画を含め、AI社会とは何か…といった事への理解を深められる内容が取り揃っています。
デトロイト好きに勧めるオススメ映画7選
デトロイト・ビカムヒューマンは2018年に発売、クアンティック・ドリームが開発したアドベンチャーゲーム。
緻密な描写とまるで映画のようなリアリティのある物語とグラフィック、
そしてAI社会が現実に迫る中で、もはやただのファンタジーとして捉える事のできなくなったアンドロイドとの付き合い方を考えさせられる内容となっている。
そこで今回は、デトロイトビカムヒューマンをプレイした方に、オススメなSF映画を7本ご紹介。
A.I.
不治の病で倒れた息子の代わりに連れてこられた少年アンドロイドだったが、実の息子が回復して暫く後に捨てられてしまう。
そこで人間の身勝手さにより捨てられたロボットたちに出会い、居場所と愛情をを見つける為にさ迷う。
恐らくDetroit: Become Humanを作るにあたってベースとなった映画である。
特に、デトロイトで描かれるアリスに通ずるところがあり、身勝手な人間によって都合の良い時だけ消耗されていくアンドロイドの悲しい人生を描いている。
将来的に人間以上の知能を得ることになるAIとの付き合い方を考えさせられる内容となっている。
主演はハーレイ・J・オスメント、ジュード・ロウ、監督はスティーヴン・スピルバーグ。
ブレードランナー2049
人間とは何か、アンドロイドとは何か?という問いを投げかけている。
全体的なテーマや、権利を勝ち取ろうとするマーカスの内面のベースとなっている。
アンドロイドが人間と対立している世界を描いており、ひたすら狩られるか服従する運命になる。
デトロイトビカムヒューマンも非常にブレードランナーを意識した創りであり、またアンドロイドを製造した開発者と同じような見た目のキャラクターが登場する。
ベースとなった映画の1つであり、自分が何者なのかというアイデンティティの確立もテーマとなっている。
主演はライアン・ゴズリング。監督はドゥニ・ヴィルヌーブ。
アイ,ロボット
ハンクとコナーの関係性に類似したストーリー展開がなされる。
ロボットを嫌う主人公と信頼構築をどう築いていくか、ロボットの反乱などといった類似のテーマが挙げられる。
敬愛していた知人の博士が死亡したことをきっかけに、ロボット嫌いの主人公が真相に迫っていく。
主演はウィル・スミス。原作は著名なSF作家であるアイザック・アシモフ。
ちなみにアシモフは「ロボット三原則」というロボットが人を殺めてはいけないといったSFルールの根幹を築いた方なので、アンドロイドが活躍する作品を見るならバックボーンとして押さえておきたい作家でもある。
イノセンス
サイボーグやアンドロイドが当たり前の時代に、人間とは何か、魂とは何かといった哲学的テーマを描くアニメーション映画。
デトロイトがアンドロイドが自我を確立していくのに対し、イノセンスは人がどんどん機械に近づいて行ってしまう、己を失ってしまう可能性を描いている。
突如として愛玩用ロボットが人間を殺害、公安9課のバトーとトグサはその真相解明に迫る。
一方で主人公バトーは、過去に特別な感情を描いていた人が機械と融合して去ってしまった事を引きずっており、抜け出せずにいた。
自らも人形と成り果てるのか、人とは何か、果たしてゴースト(魂)とは一体何なのか…。
監督は宮崎駿と二大アニメ監督として慕われる押井守。
エクス・マキナ
表ではロボットと人間の恋愛を描くが、裏ではロボットの陰謀を描くという二重構造になっている。
都合の良い女性を求める人間は、愛玩用ロボットを作り上げるが、ロボット側は逆にその恋心を逆手にとって、人間社会からの脱出を試みる。
有利に立っていた人間が、実は裏を斯かれていたという人間のエゴを突きつけられる内容となっており、今後訪れるAI社会の一つの問題定義ともなっている。
知能を持った場合、モノとしてロボットを扱い続ける事の限界を思い知らされる。
主演はアリシア・ヴィキャンデル、監督はアレックス・ガーランド。
ターミネーター2
ロボットと人間は親密になれるのか、ロボットは人類の脅威なのかというテーマで描かれるSFパニックアクション。
もはや有名なので多くを語る必要なないだろうが、ロボットが最高のパートナーとなっていくのはデトロイトに通じるところがある。
将来的にAIは人間の脅威となってしまうのか…というテーマでは必ずと言っていいほど取り上げられるスカイネット説は有名。
主演はアーノルド・シュワルツェネッガー、監督はジェームズ・キャメロン。
アンドリューNDR114
ロボットが家族や人間に受け入れられていき、人として生きることを選ぶことをテーマとして描く。
アンドロイドが人を思いやったり、独創性でモノを作ったりと、芸術家に仕えていたマーカスのバックボーンに類似する。
ロボットそのものであった見た目から、やがて何度もアップグレードを受けて人間としての姿形を手に入れ、最後には人間性そのものを手に入れるテーマはデトロイトのテーマ性と非常に近い。
主演はロビン・ウィリアムズ。監督は『ハリーポッターと賢者の石』などに携わったクリス・コロンバス
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全部観た自分は好きになるべくしてデトロイトを好きになったんだ、とつくづく思った
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自分がデトロイトが好きなのはこの記事にある映画が見たことのあるものが多くて、どれも好きなものだったからかもしれないって感じる