SW7

【スター・ウォーズ/フォースの覚醒】旧作ファンのオヤジホイホイ

J.Stone J.Stone

2015年に公開されたスターウォーズシリーズのエピソード7にあたる作品。
EP4~6という旧三部作の続編で、ルークらのその後が描かれる。
今回はSW EP7の感想を書いていこうと思う。

出典:スター・ウォーズ/フォースの覚醒

スター・ウォーズ/フォースの覚醒

スターウォーズシリーズのエピソード7にあたる作品。
EP4~6という旧三部作の続編で、ルークらのその後が描かれる。
登場順としては3の次にあたるわけだが、この辺を語りだすとややこしいので割愛する。

この作品は公開してすぐに劇場に見に行った。
SWを語りだしたら三日三晩永遠に喋りまくる勢いなので、
知人の間では私の前でSWの話題は禁句になっている…ぐらい好きなシリーズなので当たり前である。

スター・ウォーズ エピソード7のクオリティは高い

冒険活劇とSFをうまく融合し成功したスターウォーズ旧三部作であるが、
今回もまたレイという若者が大宇宙に旅立つという展開になっている。
デジタル技術に発達や、EP1~3でのSFX技術が十分に生かされており、
リアルで迫力ある映像に仕上がっている。

その一方で、6の続編であることも1つにあるが、旧三部作ファンから批判的であった新三部作の影響を受けて、旧作ファン寄りに客層を持ってきており、良い意味でも悪い意味でも焼きまわし感が否めない。
構成、キャラクター配置、物語にいたるまで4~6の流れを感じ、予想できてしまう物語でもある為、斬新さや物語的な大きな感動はない。
言ってしまえば、現代の技術で作り直したEP4である。

また若干ネタバレではあるが、主演のハリソン・フォードの扱いにおいて、展開が公開前に想像できてしまったのはしょうがないが、残念だったかもしれない。当時は無名に近かったハリソンも、今や大スターになってしまった為、当然ギャラもダントツで高いのは間違いなさそうだし、SWファンには予算などが俯瞰的に見えてしまい、若干入り込みにくい感じになっていたかもしれない。

言い方は悪いが、特に特徴を持たない”J.J.エイブラムス”を監督に起用したのはある意味吉である。
個性の強い監督を起用すれば世界観を破壊しかねないし、これは良い人選であると思っている。

スター・ウォーズ旧三部作の壁はデカい

内容的にはやはり旧三部作を超えることは不可能であるというのが結論だ。
旧三部作にはダースベイダーというビジュアルも設定も強烈な悪役が登場しており、どうしてもこのベイダーを超えるものがSWにはいないのが現状である。
今作の悪役、カイロ・レンで9まで繋げるのか…正直心配なところがあった。

また、主人公を女性にしたことで、感情移入しにくくなったのも否めない。
SFはモテない内気な青少年を燃え上がらせた作品であったが、今回は大衆的過ぎた。
「いいか?SFは男の映画だ!!」
主人公は等身大のルークがぴったりなのだ。

私はSWの旧三部、新三部を毎月見てしまうほどSWが大好きではあるが、
ここ最近のSW外伝ラッシュやらいろいろやらで、『もうクドイかな』というのが正直な感想。

EP7は面白い。相当に面白いのだ。
監督も悪くないし、スタッフや出演陣にも文句はない。
メカニックデザインだって全然悪くない。
SWを知らない今の子供たちが見たらハマるとは思う。

ただ、旧三部作があまりにも面白く、ロマンに溢れすぎているのだ。
ダースベイダーのイメージが強大すぎるのだ。
旧シリーズを見た人には物足りないのだ。

冒険活劇が見たければ純粋に4~6をオススメする。
古臭い旧シリーズを見たくなければ7をオススメする。
面白いけどもどかしさが残る…そんな作品でした。

ツタヤ

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