壊れた時に見たい HDDからデータをサルベージする方法

2024/04/10

J.Stone

パソコンやドライブが壊れた際にデータをサルベージする方法を3つご紹介。普段からバックアップは怠らないように！

HDDからデータを取り出す方法

パソコンが故障した時、緊急でデータをサルベージしたい時があると思いますが、今回はそんな時に使える方法をいくつかご紹介します。
ハードディスクが故障した可能性がある場合にもご参考ください。
尚、ハードディスクという体で話を進めていますが、SSDも同様の方法になります。

①データ移行ソフトを使う

データを別ドライブに移行するソフトでデータを取り出す方法があります。
以前紹介した記事でデータクローンを作成するソフトをご紹介しましたが、こちらもデータ移行ソフトの一種です。

簡単にデータクローンを作成する方法

https://moshi-nara.com/21786/

ドライブのデータ移行にデータクローンを使うのが楽です。簡単にクローンを作成するにはソフトを使うのが手っ取り早いでしょう。

パソコンでハードディスクが読み込み可能であることが必須条件となりますので、この方法が成功する場合、パソコンの故障は比較的軽微であると予想されます。
尚、HDDがクラッシュしているなど物理破損をしている場合はソフトで読み込まれません。

費用としてはソフトの購入代金orサブスク代金なので、大体2000~8000円ぐらいでしょう。
ソフトを買い切ると高くつきますが、今後もデータバックアップを行う場合は初期投資と見ても良いかと思います。

②クローンタワーを使う

ソフトで読み出せない、パソコンで認識しないHDDからデータをサルベージするにはクローンタワーを使うのも手です。
クローンタワーはAからBのドライブにデータを丸ごとコピーできる周辺機器です。
この際、選ぶ製品にはエラースキップ機能がある物を選んでおきましょう。
また移行先として新品のドライブを用意する必要があります。

費用としてはクローンタワーが3000~5000円、新品のHDDが1万円前後となります。
クローンタワーは外付けHDDタワーとしても使える製品が多いので、使い終わったら外付けバックアップ用にしてしまうのもアリでしょう。

データ転送を始めると数十時間から数日かかります。
この作業でデータをサルベージできない場合にはHDDが物理破損しています。
ヘッドの破損、プラッタの破損などでデータを読み出せない場合は物理破損となり、通常の方法ではサルベージ不可能です。

③データ復旧会社に依頼する

上記の方法でデータを復旧できない場合、物理破損が疑われます。
物理破損は素人が復旧するのは分解作業を要する為、まず不可能です。
この場合は業者に依頼するしかありません。

業者と言ってもピンキリであり、選び方を間違えると莫大な修理費を請求されます。
成果報酬型と一律報酬型と料金形態も様々。
サルベージ業者の選び方は別途の記事で詳しく解説しますので今回は割愛します。

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費用は10万～15万ほどかかります。別途で初期点検費用を請求されるところもあります。
基本的には高額です。
破損が酷い場合は業者でも復旧不可能な場合があります。
但し、重要なデータを復旧させたい場合は支払うしかなくなってしまいます。
普段からミラーリングブやクラウドストレージを利用するなど定期的なバックアップを心がけましょう。

筆者は2社依頼しましたがどちらも損傷重大で復旧不可能でした。

まとめ

データサルベージの方法は主に3つ。
①データ移行ソフトを使って取り出す
②クローンタワーを使ってデータ転送する
③データ復旧会社に依頼する

本来は最終手段ですが、物理破損をしてHDD/SSDが読み込まない場合、ドライブ内のデータが重要な場合にはデータ復旧会社に頼るしかなくなります。
データ復旧会社の復旧費用は基本的に高額であり、選び方を間違え営業職の強い会社を選んでしまうと莫大な費用を請求されることもあります。
なので普段からバックアップを怠らないようにしましょう。

以上です。