圧巻の超絶技巧ライブ!King Crimson 2018来日ツアーに行ってきました!
キングクリムゾンの来日公演に参戦したレビューとセットリストをご紹介。
キングクリムゾンの来日公演に行ってきた!
今回は少しお役立ち情報から外れて、日常的な内容でお送りします。
よって、少々個人的かつマニアックな内容になっております。
2018年11月27日のキングクリムゾン東京公演に参戦しました。
何度も記事でネタにしていますが、筆者はプログレ・ハードロック好きです。
前回の来日公演では、チケットが速攻で完売してしまい、なんとか滑り込みで追加公演を取れたという状況でしたが、今回はかなり余裕がありましたので、プログレに洗脳おハマり頂いた知人を誘っての参戦。
そもそもプログレッシブロックは1970代が黄金期のムーブメントなので、やはりライブは年配の方が多め…というのがほとんどでしたが、今回は公演数の余裕もあり比較的層がバラけている印象が伺えました。
特に筆者は後追いのプログレファンなので、そういったライブで会場で年配の方の話を聞くのが非常に楽しみでもあります。
生まれた時には既にピンクフロイドもレッドツェッペリンもない、ましてや最後のロックスターとも言われるガンズ&ローゼスすらオリジナルメンバーが既にいないような時期の若造ですから、当時の貴重な体験を聞けるのは毎度楽しみでもあります。
今回は中期の曲が多め
出典:https://www.clevescene.com/
今回、2度目のクリムゾンライブということで、前回公演で聞けなかった曲が聞けるかな…という目的もあり期待しておりました。
前回と編成や舞台セッティングの内容は変わっていませんでしたが、宮殿再現ライブのような過去の名曲重視で行った内容とはやはり変化していました。
結論から言えば、中期以降の曲が多いのかなという印象もあり、入門としては前回ライブの方がわかりやすいのかもしれません。
また、前回公演で聴けなかった曲も聴けたので大満足。
筆者はクリムゾンの中で「Larks’ Tongues in Aspic(太陽と旋律)」が一番好きで、特にタイトル曲となるLarks’ Tongues in Aspic Pt.IからTalking Drum→Larks’ Tongues in Aspic Pt.IIとなる流れが最高に好み。
前回ではLarks’ Tongues in Aspic Pt.Iは聞くことが出来ましたが、Pt.IIが聞けませんでした。
しかし、今回の27日公演では、不意打ちでPtIIが来たので最高に興奮しました。
相変わらずの超絶技巧っぷりと、正確過ぎるリムズ感には圧巻。
しかもドラム3台からなる迫力は凄まじい!(というか、ドラムの正確さがハンパない!)
未だ高齢ながら現役を続け、そして演奏力はCDなど比べ物にならないほどの演奏を見せつけるクリムゾンには、やはりロックバンド=ライブであるという姿勢を見せつけられました。
公式サイト上でもリーダーのR.フリップ師匠が「演奏が酷ければブーイングして構わない。それが糧になる」という事をおっしゃっており、この姿勢は見習わねばならないと痛感。
そしてアルバム”Red”はクリムゾンの中でもかなりハードロック寄りなコンセプトもあり、毎度ながらライブ映えしていました。
思わずヘドバンしたくなります。スターレスで〆というのも最高でした。
公演ごとにセットリストは変わるようなので、他の日に参戦するとまた新鮮な感じになるかもしれません。
公演時間は休憩をはさんで3時間に及び、大ボリュームのライブ。
元々プログレは1曲が長めですから、曲数をこなすとなると長めになりがちですが、今回は更にボリューミー。
またメンバーが70代というご高齢ですし、メインのファン層も60代以上でしょうから、長めの休憩が取られるという他のロックバンドでは中々ないプログラムも。
それでも3時間やってくれるわけですから、ただでさえ高額な洋楽系ライブのチケットを奮発している青臭い私共には、聴けるだけで大満足。
ライブとはこうするんだ…という正にお手本のようなステージでした。
最近では、来日公演で参戦した直後にYesのC.スクワイアが亡くなってしまったり、キース・エマーソンが来日公演前に亡くなってしまってしまったり、グレッグが亡くなりELPの復活ライブすら二度と見られなくなる…など、後追いファンには辛い世代交代が進んでいますが、2度もクリムゾンを見られるのは本当に最高でした!できれば3度目が見れることを願って、また毎日聴いていこうと思います。
また、近年ではネットやゲーム音楽などの影響もあって若い方でもプログレ好きは以外にも多いのですが、いかんせんチケット代やチケット競争に躊躇して参戦を躊躇う人も多くいます。
そんな方も、是非とも1度は生でその凄まじい超絶技巧を見に行って欲しいと思います。
セットリスト
ちなみに27日のセットリストは以下の様。
(アルバム名も添えておくので、聞きなおして見てください)
前半戦
No.1 Hell Hounds of Krim ≫The Elements of King Crimson (Box Set) |
No.2 Neurotica ≫Beat |
No.3 Suitable Grounds for the Blues ≫Radical Action to Unseat the Hold of Monkey Mind (Box Set) |
No.4 Discipline ≫Discipline |
No.5 Indiscipline ≫Discipline |
No.6 Cirkus ≫Lizard |
No.7 Lizard ≫Lizard |
No.8 Islands ≫Islands |
No.9 Radical Action (To Unseat the Hold of Monkey Mind) ≫Radical Action to Unseat the Hold of Monkey Mind (Box Set) |
No.10 Radical Action III ≫Radical Action to Unseat the Hold of Monkey Mind (Box Set) |
No.11 Meltdown ≫Meltdown (Live in Mexico) |
No.12 Radical Action II ≫Radical Action to Unseat the Hold of Monkey Mind (Box Set) |
No.13 Level Five ≫Level Five (EP) |
後半戦
No.14 Devil Dogs of Tessellation Row ≫Radical Action to Unseat the Hold of Monkey Mind (Box Set) |
No.15 Fallen Angel ≫Red |
No.16 Red ≫Red |
No.17 Moonchild (Including The Dream and The Illusion) ≫In the Court of the Crimson King |
No.18 ジャムセッション ≫??? |
No.19 Easy Money ≫Larks’ Tongues in Aspic |
No.20 Larks’ Tongues in Aspic, Pt.II ≫Larks’ Tongues in Aspic |
アンコール
No.21 Starless ≫Red |
以上がセットリストになります。
分からなかった曲、また気になった曲は聞きなおして見てください!
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画像出典:King Crimson/Amazon/Wikipedia/https://www.telerama.fr/
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