ヘヴィメタルは頭がよくなるってホント!?

J.Stone J.Stone

メタラーに朗報です。頭がよくなる音楽、頭がいい人が聴く音楽はモーツァルトが良いと言われてきたようですが、最近の研究ではなんと「ヘヴィメタル」が頭に良いとされるようです。

メタルは天才の音楽

最高の運動はヘドバンとモッシュだと思っている筆者です。
さて、今回はメタル好きには非常に興味深い内容なのでシェアしたいと思います。
音楽の嗜好には性格が関わっているという心理学・科学的見解が随分前にネットニュースになり、結構話題になりました。
※当時のネットニュースが見当たらなかったので、Wikipediaにまとめられたものをご参照ください。

今回はズバり頭がよくなる音楽があるとのことです。
恐らく多くの方は「モーツァルト」と答えますが、実は最近の研究では違うそうで、
なんと「ヘヴィメタル」こそが最も頭がよくなる音楽という研究結果が出たそうです。
この内容はワークリック大学の研究と、中野信子著『メタル脳 天才は残酷な音楽を好む』という本、YoutuberのメンタリストDaiGoさんの動画内で科学的根拠をもとに解説されていましたので、詳しく知りたい方はそちらをご参考ください。

メタル脳 天才は残酷な音楽を好む
詳細情報

参考価格:¥1,528(執筆時調べ)
著:中野 信子

結論:頭良いやつはメタルを好む

上記の参考文献を簡単に要約すると……

  1. メタル好きって変わってるよな
  2. 変わってるやつって他人と違うって感じやすいよな
  3. 他人と違うと分かったら話し合わないよな
  4. 話し合わないなら避けられるよな。
  5. そもそも追求するから、人が邪魔になって孤独を好むようになるよな
  6. 孤独感があるとネガティブな感情を持ちやすいよな
  7. 感情やストレスを発散する為にメタル聞くようになるよな
  8. ストレスが発散されるからポジティブになって気分爽快!

という流れだそうです。
最も、あくまで頭が良かった人がメタルを聞いている確率が高かった…という可能性もあるので、一概には言えないそうですが、メタルは知性の表れだという事です。
ただヘヴィメタルはテンポが速く複雑な曲が多いことから、頭の回転率とテンポの好みは密接に関わっているのではないかと思います。
事実、現実で頭の良い方は頭の回転が速く、会話テンポがやたらと速かったり、字を書く速度が思考速度に左右されて汚くなったり、複数を並行処理することが多い傾向にあります。

よって、ヘヴィメタルは頭が良い人が聴く、聴いていると前向きになれるし、速いテンポを聞き取れるようになり回転率が上がる。
それによって新しいことを身に着けることが早くなったり、こだわりを持って物事に取り組むようになり、結果的に物事に詳しくなるという結果を生み出すのではと思うのです。
なのでヘヴィメタルは頭の良い音楽となるのではないでしょうか。

しかし、ヘヴィメタルは食わず嫌いの方に煙たがれたり、奇抜で頭のおかしい音楽とバカにされたりすることもあります。
事実、ヘヴィメタル好き(メタラー)は変な目で見られたり、モテないと言われたりするわけです。
ですが、科学的に頭の良い音楽という研究報告があったということは、少なくとも変な音楽ではないという事になります。
しかも、知性を持つということは人間的魅力を持つことと同意義なのです。
それはつまりこういうことになります。

『もしも…メタル好きをバカにさても、今後堂々と誇っていい!』

科学という人間の知性の結晶が、ヘヴィメタルは頭がいい音楽と言っているのです。
メタラーは高貴だ。正確に言うと伯爵だ!…ということになります。

モテないといわれても、その知能によって頭の良い素晴らしい方にモテるのです!
いいですか!メタルは素晴らしい人を寄せ付けるのです!!
実際、メタラーはおだやかで優しく、研究熱心で、芸術性に優れ、知性にも優れるのです!!

やったなメタラー!報われたぞ!!

ちなみに、研究ではメタルと言われていますが、ハードコアやハードロックなどの激しい音楽も同様の効果があるそうです。
なので、ヘヴィメタルみたいな”激しくアングラ路線な音楽”が頭のいい人が好む音楽という事でしょう。

明日からは、堂々とライブで買ったメタルのTシャツを着て毎日を過ごし、写真を撮る際はメロイックサインで堂々と誇らしげに写りましょう!

※ちなみに筆者は、Judas PriestとDream Theaterが大好きです。

「僕はジューダス・プリーストという文字を心の中にしっかりと入れ墨をした。人知れずその入れ墨を想い浮べては、そっとその名前を口づさんでみる。ジ・ュ・ー・ダ・ス・プ・リ・ー・ス・ト!素敵だ。」(引用:伊藤政則著、Judas Priestライナーノーツより)

メタラー探しにお悩みの方に…

このステータスは、メタラー仲間を探す指標にもなります。
もしあなたがメタル好きの学生で、メタル仲間が欲しいならば…。
クラスのTOPや学年の上位に入る人たちの前で、メタルのTシャツを着て話しかけるのです。
そうすればあなたの周りにはメタラーが集まることでしょう。
学園祭でメタルをやりたいなら、同様の方法でメンバーを集められるのです。

社会人ならば、休憩時間に本ばっかり読んでいたり、頭の回転が速かったり、頭がいいと感じる人はメタラーの可能性があります。
おだかやで物静かだったりしたら尚更可能性はあります。

当てはまったそこのアナタ!
ええんやで、今だけは優越感に浸ってええんやで。( ̄ω ̄)

尚、クラシック音楽が頭のいい音楽ナンバーワンじゃなかった…と、悲しんでいるアナタ!
いいですか?よく聞いてください。

「クラシックはヘヴィメタルです」

つまりモーツァルトはヘヴィメタルです。
正確に言うと、ハードロック/ヘヴィメタルです。

あとヘビメタじゃありません。ヘヴィメタルです!!(鉄板)

メタル好きの前でヘビメタと言うと、窓ガラスが割れる勢いでシャウトするので止めましょう。
もしくはレザージャケットを着た髭を生やしたムキムキのおっちゃんに鞭でブッ叩かれるので止めましょう。
「ヘヴィメタル」です!ヘ・ヴ・ィ・メ・タ・ル!!
もしくは「メタル」とお呼びになってください。

「知的渦の中に実を委ねることの喜び、感動、そして、迷路の如く拡散する美……。幻想とファンタジー、現実。2重構造の歌詞に至るまで、あらゆる要素が美学のレベルで構築されている。」(引用:伊藤政則著、Dream Theaterライナーノーツより)

で、プログレどこ行った?

さて、音楽の研究者は色々な音楽ジャンルを元に検証し、今回の結論に至ったと思いますが…。
プログレ厨の人は間違いなくこう思ったはず。
「プログレなくね?」と。

安心してください。
……ヘヴィメタルは、プログレの一部なので「プログレは頭の良くなる音楽」です。
正確に言うと、全世界の音楽は全てプログレであり、人生はプログレなのです。
プログレとは音楽であり、音楽とはプログレなのです。
この話は長くなるので、かつて筆者が語ったプログレの記事をご覧ください。

ここからは真面目な見解ですが、恐らくプログレはロックの1ジャンルとして扱われているので、プログレ単体での研究はされていないと思います。
また、プログレ好きの中身は、知能というよりも、論理的・神経質且つ異様な拘りがある偏屈な人というのが実態なので、単に頭が良いとはちょっとかけ離れているのではと思っています。
メタル好きは王道・優等生タイプの知性であり、話し方もおだやかで物静かである傾向。
プログレ好きは常識外れの型破りな知性であり、早口で神経質で陰陽の二面性を常に持っている傾向……という感じが、筆者が出会ってきた音楽好きから感じた総評です。
つまり、頭の良さをぶっ潰してしまうほどに変人っぷりが凄まじいので、天才というより奇才になりがちな傾向にあるのではという印象です。

というわけで、プログレがねぇじゃんか!という方は、恐らくこういうことだと思うで、世界のすべてがプログレであると堂々と誇りながら生きましょう。

……が、今回はメタルの話なのでプログレの話題は引っ込めます。

簡単にメタルの良さを語る

さて、冗談ばっかり書いていてもしょうがないので、ここからは真面目にメタルの良さを簡単に説明します。

ヘヴィメタルは、「顔が白塗りで叫びまくってるウルさい音楽」という印象が強いですが、実はそうではありません。
メタルとは、メロディがクラシックのように綺麗で、知的でアーティスティック且つまろやかな音楽です。
あとイケメンが多いです(マジ)

ヘヴィメタルは細分化が進んでおり、王道なのはバロック音楽のような重厚なロックです。
曲の題材はラブソングのようなものは少なく、ファンタジーや歴史など比較的小説や映画のような世界観に近いものを持っています。
皆さんがよくイメージする白塗りの叫ぶメタルは、デスメタルやブラックメタルという死や恐怖について歌ったメタルの事。
中にはクラシック音楽のような美しさだけを追求したシンフォニックメタル、メロディ重視にしたメロディック系メタル。
チェロだけで演奏するメタル、テクノのようなシンセ楽器を多用したメタル、歌詞がコメディになっているメタル。
更にはパンクミュージックのような激しくスカッとすることを追求したスラッシュメタルなど……とにかく沢山のサブジャンルが御座います。

作曲は他の作曲家を起用することは少なく、自分で書いていることが多いです。
シングルCDをあまり発売することがなく、アルバム1枚にコンセプトやテーマ性を設けて作曲するパターンが多くみられます。
その為、アルバムのジャケットや、ブックレット(CDについてくる読み物みたいなやつ)にまで拘って作られており、ジャケットを眺めているだけでも楽しめます。
ジャケットは現代画家・アーティストにお願いして作ってもらうことも珍しくありません。
なのでジャケ買いという、ジャケットだけをみて買うという楽しみもあります。

こういった経路で作られるアルバムは、非常に聴きごたえがあり、値段以上のボリュームを味わうことができます。
曲もバラエティに富んでおり、大抵は激しめのアップテンポな曲から入りますが、バラードもあるし、演奏だけのインストゥルメンタルや、実験的な曲が入ることもあります。
中には拘り過ぎるあまり、1回聞いただけでは分からないものもありますが、何度も聞いているとするめのような深い味わいを楽しめます。(通称スルメアルバム)

メタルの聞き方

最高の楽しみ方は、ジャケットやブックレットを眺めながら、アルバム1枚を聞くことです。
日本国内盤であれば、ライナーノーツなども読むと、理解が深まるでしょう。
その間、ヘドバンやエアギターなどは自由に行いましょう。飲み物をぶちまけない様に注意してください。

できるだけ大音量で聞きましょう。
難聴や音漏れ、近所迷惑には注意してくださいね。メタラー流の礼儀です。
ただ一つだけ注意点ですが、車の中で聞くのはやめましょう。ノリすぎて事故ります。

まとめ

尚、この記事にはジョークとネタが大多数を占めるので、ユーモアが分からずコメントに暴言を書こうとしてる素晴らしい知性の方は、
ヘヴィメタルかプログレを聞いて、どうぞ心穏やかに最初期から現代までのメタルを片っ端から調べ、眠っている間もメロイックサインが出来るレベルまでの重く鋼鉄の如き強大な知性を付けてから出直してきてください。
そうしたらきっと、ヘビメタとヘヴィメタルの違いも分かるようになっていることでしょう。

※ちなみに、下にオススメのメタル盤貼っておきます。
入門に最適なアルバムを選んだので、お試しください。

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