【ディビジョン】ストーリーまとめ|これさえ見ればすべてわかる!(ネタバレあり)

J.Stone J.Stone

今回はTom Clancy’s The Division(ディビジョン)のストーリーを、ディビジョン2の発売に伴い、再度ストーリーを確認しておきたいという方もいらっしゃると思いまして全てまとめてみました。

ディビジョンのストーリーまとめ

ストーリーは筆者がプレイ内容と合わせて要約しております。
また、ストーリーの進行は全てゲーム内のミッション順に合わせてあります。
ゲーム中で再生される各ムービーなどのデータも含まれますが、ストーリーとしてわかりやすくまとめる為にかなりの量を省略しています。
よって、ストーリーをより深く理解したい方は、実際にプレイしてみることをお勧めします。

ディビジョンの物語設定は、「もしも、ニューヨークで細菌テロが起こった場合、最悪の場合90%以上の人命が失われる」…という2001年6月に行われた軍事シミュレーション”Operation Dark Winter”に対応する為に発令された、Directive 51(第51号大統領令)と、即応部隊の設立という現実世界で起こった事象が元となっている。
この直後の2001年9月に、同時多発テロとして炭疽菌テロがアメリカで行われ、5名が死亡している。
これらテロ事件で現実味を帯びた細菌テロ攻撃は、核兵器と並ぶ脅威となり、アメリカ全土を震撼させた。
ディビジョンのストーリーはそんなアメリカが抱える恐怖と、過去のテロ事件、軍事シミュレーションを元に、世界的に有名な軍事小説家であるトム・クランシー氏を招き入れ執筆されました。

(出典:Operation Dark Winter

※ディビジョンの物語はフィクションであるが、設定や物語は全て事実に基づいて作られています。

序章


アメリカ合衆国最大の都市――ニューヨーク。
11月の第4木曜日、通称―ブラックフライデーと呼ばれるクリスマス前の一大セールイベントで賑わう中、突如として謎の病が蔓延する。
当初はインフルエンザであろうと思われていたその病…。
しかし、次々と死者が発生し、そのウィルスは新型であると判明する。
その名は…ドルインフル

たちまちアメリカ全土に溢れかえり、ニューヨークでも感染者が溢れかえる事態により収拾がつかなくなる。
治療法も見つからぬまま、ただ死者が増える一方であった。
その感染力を危機と見た市は、これ以上の感染拡大を防ぐべく、マンハッタン中部に感染者を収集、隔離することを決定する。
そこは…ダークゾーンと呼ばれる地獄となった。
しかし、その隔離作戦も止む無く、混乱と感染はさらに拡大を続ける。
そして最悪の事態に発展する。

ライフラインはすべて機能停止し、都市機能も崩壊。これにより一部の市民が暴徒化する。
また、この感染を食い止めるべく、消防士やレスキュー隊などの正義感に駆られた一部が、炎によるウィルス駆除と殲滅を目的として立ち上がり、暴走。これがクリーナーズとなる。
更に、ライカーズ島に収監された囚人らが、混乱を利用して脱獄。この世界を支配すべく街で暴れまわる。これが猟奇的殺戮集団、ライカーズとなる。
そして最後には、大富豪やウォール街の証券会社の護衛として活動していた元軍人が多く所属するPMC―民間軍事会社のLMB(ラスト・マン・バタリオン)が、武力支配による秩序回復を目指して蜂起する。

事態を重く見た大統領は、秩序を回復し再びアメリカを復興すべく、「Directive 51(第51号大統領令)」を発令。
これは、「致命的な緊急事態」が起きた場合、大統領・軍・警察に治安維持の為にあらゆる権限が委託されるというものである。
これにより、ニューヨークの治安を回復するべく独自行動及び交戦許可を与えられた特殊部隊が活動を開始する。
彼らの名はストラテジック・ホームランド・ディビジョン(SHD)…。
所謂「ディビジョン」だった。


着任したディビジョンエージェントは、フェイ・ラウと共に地域の治安を維持させた後、マンハッタンに向かう第二派エージェントして編成される。
実は、既に第一波エージェントが治安維持のためにマンハッタンに送り込まれていたのだが、その第一波と連絡がつかなくなってしまっていた。
急を要する為、フェイ・ラウと共にヘリポートに向かうエージェントだったが、突如ヘリが爆発。

気が付くとエージェントはフェイ・ラウに抱えられながら、別の救助ヘリに乗せられていた。
そのヘリはJTFと呼ばれる警察や消防などの公的機関の連合部隊が運用するものであった。
ヘリに登場するも、フェイ・ラウは右目と足を負傷していた。
話によると、第二派エージェントの指揮官は先ほど搭乗するはずだったヘリの爆発により死亡。
これにより、フェイ・ラウがディビジョンの指揮官となり、他のエージェントも彼女の指揮下に入るのだった。

マンハッタンに到着したエージェントを待っていたのは緊急連絡。
JTFの本部が置いてある郵便局が暴徒に襲撃されているというものだった。
要請を受け、ディビジョンは休息も止む無く…郵便局に急ぎ向かうのだった。

ジェシカ・カンデルの救出


郵便局を暴徒から守ったエージェント一行は、そのまま郵便局を本部として活動することとなった。
しかし、本部としての機能が足りていない現状と、JTF隊長のロイ・ベニテスが防衛維持のため本部に戻れないという事態。
更に、野戦病院が占拠され感染治療を続けられない現状と、技術不足により各種電子機器を機能させられず、インフラを再稼働させられない現状を打開すべく、ディビジョンエージェントに指令が与えられた。

まず向かったのがマディソン・スクエア・ガーデンに設けられた野戦病院を暴徒から取り戻すというもの。
更に、暴徒に捕らわれ医療業務を強要されているドクター、ジェシカ・カンデルを救助するという作戦内容。
JTFが強固にロックされた扉をブリーチングし、エージェントが内部に突入。
ラウンジに捕らわれたジェシカ・カンデルを発見した。
直後、暴徒が押し寄せる。
エージェントは暴徒を鎮圧しながら、カンデルを脱出させた。

暴徒の親玉を排除する為、屋上のヘリポートを目指し暴徒の親玉ハッチを倒す。
マディソン野戦病院から暴徒が完全にいなくなったことで、機能を回復。
ジェシカ・カンデルはウィルス学に精通した知人を持っており、今回の事件の首謀者を知っているであろうという重要参考人として本部に移る。
感染拡大を防ぐべく、カンデルはディビジョンに協力することとなった。
また同時に、民間人を治療する為の受け入れ態勢が整いつつあった。

ベニテス隊長の救出


JTFは未だ隊長不在のまま士気がガタ落ちしていた。
ラウから与えられた次の任務はJTF指揮官を最優先で連れ戻す事だった。
ベニテス隊長を探し求め、エージェントはリンカーントンネルへと急行する。

リンカーントンネルはパンデミックがあって以降、当時のまま放棄された車で溢れかえっていた。
そのトンネル内には毎日多数の暴徒が襲撃を行っていた。
トンネルはニューヨークと他を繋ぐ重要な場所であったが、パンデミック事件以降封鎖されたままとなっていた。
押し寄せる暴徒にJTFもこれ以上防衛網を維持できなくなりつつある。
暴徒の狙撃兵が高台から見守る中を、エージェントはJTFと隊長を救うために突入する。

多数の暴徒を倒し、トンネルを突破した先には複数のJTF隊員と一緒にベニテス隊長の姿があった。
エージェントは自分がディビジョンであることを告げると、ベニテス隊長はすぐさま援護に入るよう部下に指示を与える。
直後、爆発が起こる。トンネル内部に暴徒が扉を破って侵入してきたのだった。
どうやら親玉フィンチ一行が大規模な襲撃を仕掛けてきたようだ。
エージェントはなだれ込んでくる暴徒を鎮圧し、フィンチの陣取る位置まで突撃を敢行させた。
フィンチは機関銃をひたすら撃ちまくり、近づかせないように陣を張っていた。
しかし、エージェントの巧みな戦略の前に、フィンチは倒され、トンネルの防衛は維持。ベニテス隊長とJTFは無事脱出を試みたのだった。
本部に帰還したベニテス隊長は、JTFの士気を取り戻し、破壊されていた防衛設備の再建に乗り出したのだった。

ポール・ローズの救出


医療棟、防衛棟の復旧に取り掛かり始めたころ、本部にはまだまだ足りないものがあった。
それは電気やインフラ、通信設備といった今後の救助活動に必要な技術類であった。
エージェントはベニテス隊長同様にクリーナーズに捕らわれたJTFのポール・ローズという技術士官を救出に向かうべく、死体安置所を目指す。

クリーナーズは、元消防隊員やレスキュー隊員から構成される組織。
感染者と疑われる市民を焼き尽くすことで感染拡大を防ぐという目的で結成された組織であったが、あまりに歪んだ過激な正義感によりもはや人類の脅威と成り果てていた。
火炎放射で武装するクリーナーズは、暴徒よりも更に凶悪である。
全てを焼き尽くそうと躍起になるクリーナーズを相手にエージェントはその身1つで突入を試みるのだった。

幾度となく押し寄せるクリーナーズを倒し、捕らわれていたポール・ローズを救助するが、そこに死体安置所を仕切っていた指揮官ベンチレーが現れ、ディビジョン抹殺の為に総攻撃を仕掛けてくる。
死闘の末ベンチレーを倒したエージェントは、電力を復旧させると、ポール・ローズと共に本部へ戻る。
しかし、本部で待っていたのはローズの懐疑心であった。
ローズは愛国心溢れる生粋のアメリカ人であったが、それ故に、民主主義に反するような特殊部隊であるディビジョンを良く思っていなかった。
また、ローズはLMBとして街のインフラ回復を目指していたが、LMBの過激なやり方についていけずに離反した過去を持っていた。
ディビジョンエージェントの能力の高さは認めるも、その存在理由について疑問視しているローズとはまだまだ緊張が解けそうになかった。

クリーナーズ殲滅


命じられた次の任務は、ハドソン難民キャンプでの血液サンプル回収であった。
カンデルはワクチン開発や今後の感染拡大を防ぐべく、早急に血液サンプルを要していた。
同時に、難民キャンプを占拠したクリーナーズの打倒も並行して行われることとなる。
クリーナーズの一団を突破し、かつての鉄道上に作られた難民キャンプに辿り着きサンプルを回収。
その後、指揮官マルチネスと多数のクリーナーズ集団を倒す。
吊り下げられていた大量の燃料を積んだトレーラー用タンクを落とし爆発、クリーナーズが必要とする燃料を処分した。


本部に戻ったエージェントは、更にウイルスサンプルの回収を命令される。
今回のパンデミックの引き金となったのは、どうやら紙幣と関係しているようだとの推測があり、エージェントはNY最大の商業施設であるブロードウェイ商業施設に向かう。
しかし、内部はクリーナーズに占拠されており、火の海と化していた。
エージェントはサンプルが失われる前に発見と回収を行わねばならなかった。
クリーナーズを退けながら、紙幣のあるレジをくまなくチェックしていくと、ウイルス反応が――。
やはり予想通り、今回のパンデミックはドル札に塗られたウイルスによって感染が拡大していったことがわかった。
首謀者は、クリスマス前のブラックフライデーで多くが商業施設を利用する事を利用していたのだった。
サンプルを持ち帰る為に、エージェントは脱出を試みるが火の手は拡大していく。
炎をまき散らすクリーナーズを倒しながら、脱出を試みるが、そこに防火服を着こんだ指揮官コジンスキーが現れる。
死闘の末、指揮官を倒し、今にも焼け落ちそうな商業施設から脱出した。
血液サンプルとウイルスサンプルの両方が手に入ったことで、カンデルはワクチンの開発に着手する。


クリーナーズの脅威が拡大しているニューヨーク・マンハッタン。
ラウはクリーナーズの排除を最優先と捉え、嘗て建設現場として使われ、今では火炎弾生産現場と化している場所を破壊するように命じられる。
同時に、クリーナーズの最高指揮官であるジョー・フェロを潰すことで、組織打倒を試みる事となった。
クリーナーズの拠点として使われているだけあって、警備や人員は厳重であった。

今まで以上のクリーナーズが押し寄せる中、ナパームタンクを破壊し、ジョー・フェロのいる場所までたどり着く。
強固な防護服を着こんだジョー・フェロは全てを火の海に変えるかのように火炎放射をばら撒く。
業火に包まれる中、ジョー・フェロを倒すことに成功したが、死の間際に建物全体に張り巡らせた爆弾を起爆。
直後、建物が崩壊を初め、辺りは瓦礫と炎で埋め尽くされる。
間一髪脱出したエージェントは、背後に広がる廃墟を後にした。

ライカーズ殲滅作戦


本部の技術班が、街の防犯カメラに収められたショッキングな映像を入手していた。
凶悪な集団がエージェントや市民を包囲し、虐殺を繰り返していたのだ。
この組織的な犯罪集団は“ライカーズ”と呼ばれ、嘗て刑務所となっているライカーズ島に隔離された凶悪犯罪者たちであった。
※ライカーズ島:アメリカ合衆国ニューヨーク市のイースト川にある島。ブロンクス区に属する。厳しい環境にあるライカーズ刑務所があり、交流や短期禁固刑受刑者らを収容している等、世界最大規模の矯正施設である。

混乱に乗じて、何らかの方法で脱獄を試みた犯罪者たちが、マンハッタンに上陸。
その脱獄の指揮を執っていた凶悪犯ララエ・バレットを指揮官として、自らの帝国を築き上げるべく殺戮を繰り返す集団へとなっていた。
暴徒とは比較にならないその組織的な虐殺行為を危機とみて、フェイ・ラウはエージェントにライカーズの一掃を命じる。

タイムズスクエアの継電器に向かったエージェントは、電力の復旧に取り掛かる。
地下鉄内に残っていたライカーズを一掃し、変電所のスイッチを入れる。
しかし、電力は復旧しなかった。
エージェントは地上のCCTVカメラ映像を確認すると、ヒューズボックスが破壊されていることが分かる。
エージェントは市街地周囲に散らばったヒューズボックスを回収し、再度接続しようとするが、異変を察知したライカーズが押し寄せる。
押し寄せる敵の中ヒューズを復旧したエージェントだったが、スナイパーであるスリングショットの妨害に合い足止めを食らう。

首謀者を追え


スリングショットを始末し、変電所を復旧させたエージェントだったが、本部からバイオテロの首謀者と思われるゴードン・アマーストのアパートを捜査するよう命じられる。
しかし、辿り着いたとき、アパートは既に火の手に包まれており、住人は虐殺されていた。
どうやらクリーナーズの残党が暴れまわってるらしい。

炎に包まれるアパートに突入し、クリーナーズを退けながらアマーストの痕跡を探す。
生き延びた住民を逃がしながら、アマーストの部屋に辿り着いたエージェントだったが、アマーストの姿はそこにはなかった。
だが、部屋から残されたメモを発見する。これらにはウイルスの内容や生成方法などが書かれており、重要な証拠であることが分かる。
しかし、クリーナーズは次から次へと押し寄せ、証拠が危険に曝されつつあった。
本部は直ちにヘリを派遣し、証拠品の回収を命じる。

屋上でヘリ回収を成功させたエージェントは、クリーナーズ残党を指揮するローガンを倒し、もはや焼け跡となったアパートを後にした。

裏切り


本部から気になる情報が送られてくる。
どうやら行方不明であった第一波エージェントらしき救難信号が反応しているという――。
何か嫌な予感を感じながらも、エージェントは反応が確認された警察学校に向かう。
地下駐車場に辿り着くと、何やら発信源らしき端末を拾い上げる。
直後、白い装備で統一された兵士が雪崩れ込み、襲い掛かってくる。

謎の兵士の正体はLMBであった。
高度に訓練されたと思われるその戦術に苦戦するも、エージェントは襲撃者を倒すことに成功する。
エージェントは罠に嵌められていた。
しかし、なぜ第一波の反応があったのか、そして我々の動きを察知できるのか…全てを知る為、罠と分かりつつも内部に突入する。

内部は完全にLMBに占拠されていた。
迫り来る敵集団を倒し、かつて新前警官の訓練が行われていた体育館に向かう。
そこには、第一波エージェントと思われる死体と、ECHO記録が残されていた。
その記録から信じられない事が判明する。

第一波エージェントを殺害したのは、同じディビジョンエージェントであった。
離反したエージェントはLMBに参加し、今やエージェントと敵対するローグエージェントと化していたのだった。
手の内が割れている理由を知ったエージェントとラウ。
証拠を回収したエージェントは直ちに脱出を試みる。

しかし、その先に待っていたのは、かつて仲間であり、離反して敵となった元第一波エージェントのローグ、スケアクロウであった。
エージェント同士の戦いは手の内を分かりきっているだけあって苦戦する。
しかし、遂にエージェントがスケアクロウを倒すことに成功する。
仲間の裏切りなど予想もしていなかったフェイ・ラウはただただショックを受けるしかなかった。
ローグを倒したことで、敵はますます警戒するだろう。残されたディビジョンは今後の作戦を考えねばならない――。

電力復旧


電力の復旧のためにウォーレンゲート発電所に向かったエージェントだったが、その地形に苦戦する。
建物内には爆発性のあるバルブやタンク、パイプなどが併設されており、ライカーズの襲撃も相まって非情に困難を極めていた。
ボイラーの暴走や、バルブ開閉などの作業を進め、施設全体を安定させることに成功するが、ライカーズの攻撃は更に強まっていく。
なんとかメインバルブを作動させ、制御室まで到達する。しかし、親玉ケラーが現れ、エージェントに襲い掛かる。
ケラーを倒し、制御室のコントロールを回復させたエージェントは電力の復旧に成功する。

マンハッタンはかつてのインフラを徐々に取り戻しつつあったが、まだまだ脅威は残されていた。
市民の虐殺を続けるライカーズを早急に止めなければ、街の治安は回復しない。
エージェントはライカーズのリーダー、ララエ・バレットとライカーズ壊滅の為に、奴らの根城に強襲する。

ララエ・バレットとの戦い


ライカーズの根城、レキシントン・イベントセンターには捕らわれて拷問されているJTF隊員が残されていた。
エージェントはJTFの人質を救出しながら、組織壊滅のために、施設内部に突入する。
内部には拷問で死亡した複数の人間の遺体が弄ばれるかのように吊るされ、血文字による挑発があちこちに描かれていた。
これ以上ライカーズの好き勝手にさせるわけにはいかない。
エージェントは施設内部に蔓延るライカーズ一味を根絶やしにしていく。

屋上に上がるとラモス軍曹が人質となっており、ライカーズの待ち伏せ攻撃が開始される。
エージェントは待ち伏せしている全ての敵を駆逐し、ラモス軍曹を開放する。
直後、エレベーターからララエの副官が流れ込み、激戦となる。
奇襲から生き延びたエージェントは更に奥へと進んでいくのだった。

数々の待ち伏せと奇襲を潜り抜け、ホールに出ると、王様気取りのララエ・バレットがど真ん中に陣取っていた。
ライカーズの悪事を終わらせるため、エージェントは全ての押し寄せるライカーズを排除していく。

凶悪犯罪者にしてライカーズのリーダーとなり、世界を混沌の支配に置こうとした世紀末の覇者はイベントセンターで夢叶うことなくエージェントによって抹殺された。
強力なリーダーを失ったことでライカーズは散り散りになり、組織は弱体化する。
しかし、脱走した全ての囚人を始末したわけではない。エージェントは今日も秩序回復のために暴徒相手に戦うのだった。

通信施設破壊


突如、通信設備に異常が発生する。
どうやら通信中継施設が攻撃を受けたとの連絡が入る。
エージェントは直ちに急行する。
そこにはリーダーを潰されたばかりのライカーズがいた。
インフラを破壊し、再び混沌に陥れようとするライカーズ残党相手に、エージェントが死闘を繰り広げる。

アンテナと通信設備を復旧させ、残党一派を始末したエージェント。
これ以後、ライカーズがマンハッタンで大きな悪事を働くことはなくなった。
しかし、残された囚人が多くいる中、エージェントに安息はなかった。
そして、ライカーズが後に別の場所で支配権を勝ち取ろうとしているなど、この時は知る由もなかった――。

LMB殲滅戦

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残されたマンハッタンの脅威はLMBとローグエージェントとなった。
まず、LMB大体の通信拠点として使われるクイーンズトンネルキャンプに向かったエージェントは、JTFと協力して拠点を奪取する為に立ち向かった。
結果として、LMBの通信拠点はJTFが掌握することに成功し、街の治安維持に一歩近づいた。

次に、LMBの前哨基地となっていたグランドセントラル駅に向かったエージェントは、JTFと協力して基地の確保と、LMB以外を無差別に攻撃する自動タレットの停止を目指す。
大多数のLMBを退け、全てのタレットを停止させたエージェントは無事に基地を奪取することに成功。
この2つの作戦により、基地を2つも失ったLMBは大幅に弱体化していった。

この間、ウイルステロの首謀者であるゴードン・アマーストがLMBと繋がりがあることが判明。
また、ウイルス学者の権威として知られ、ジェシカ・カンデルの知人であるロシア人のヴィタリー・チェルネンコがLMBに捕らわれていることがわかった。
首謀者の逮捕と、チェルネンコ救出のために、捕らわれ先であるロシア領事館に突入する。

ロシア領事館に突入するが、いきなりLMBとローグエージェントの激しい抵抗に合う。
チェルネンコのデータを回収しつつも、LMBを退け、チェルネンコが捕らわれていると思われる地下に向かう。
しかし、突如爆発音が響き、チェルネンコは寸手のところでローグエージェントに拉致されてしまう。
そこにローグエージェントの指揮官であるアーロン・キーナーの無線が入る。

「第二派の実力を見せてもらおう」

地上の上がると、既にチェルネンコはヘリで連れ去られ、その場にはLMBと一波エージェントが待ち構えていた。
第一波の激しい攻撃を潜り抜け、指揮官ホーネットを倒すことに成功。
ホーネットからの情報により、チェルネンコの有していたウイルスデータなどが手に入った。
ジェシカはもはやチェルネンコは必要ないという冷たい言葉を投げ、データの回収を喜ぶのだった。
その一方で、その背後にいるLMBとローグの存在に、ラウとエージェントは未だ油断出来ない状況にあった。

LMBとの決戦


国連総会会議場に立てこもったLMBとLMB指揮官であるチャールズ・ブリス中佐をディビジョンエージェントが追い詰める。
LMBとの最後の戦いの火ぶたが切って落とされた。
しかし、強固である正面からの突入が不可能と判断し、地下からの侵入を試みる。
LMBも負けじとしてありったけの戦力を投入してくる。

内部の広場に到達したエージェントだったが、タレットの攻撃により足止めを食らってしまう。
死角を潜り抜け、タレットを停止させたエージェントは、建物内部に立てこもるLMBを一掃すべく突入する。

施設内部の突入すると、内部にはECHO記録が残されていた。
そこには、アーロン・キーナー率いるローグエージェントが、LMBを出し抜いて利用していたことが判明する。
キーナーは、チェルネンコのウイルス知識を悪用し、再び自らがウイルスの恐怖による支配構造の確立を目論んでいた。
そうとも知らずに、LMBはローグとの共闘を続けていた。

内部にはローグエージェントの指揮官やLMBの各指揮官が総出で押し寄せ、休む暇もなく戦いを強いられる。
LMBの主要幹部がエージェントに殺害され、追い詰められたLMBは敗走を始める。
一方のローグエージェントはLMBを見捨てて脱出してしまった。
追い詰められたLMB指揮官であるブリス中佐は攻撃ヘリに乗り込み、エージェントの抹殺を開始する。

エージェントはヘリの機銃掃射をかいくぐり、タレットなどを駆使してヘリの撃墜に成功する。
指揮官を失ったLMBは大幅に弱体化し、マンハッタンを支配下に置く計画は失敗に終わった。
しかし、ローグエージェントは未だ敗走し、野望を抱いたままどこかに潜んでいる。
エージェントの戦いはまだまだ終わることを知らない。

首謀者の死


LMB掃討作戦から暫く後、奇妙な信号を受信する。
信号には場所が示されており、その信号を発信しているアパートに向かう。
アパート内部にはハザードテントが設置されており、慎重に進んでいく。
そこにはゴードン・アマーストの死体があった。

ECHO記録によると、アマーストは自ら作成したウイルスにより感染死していたことが分かる。
そして、記録にはアーロン・キーナーの記録も残されていた。
アーロン・キーナーは第一波として派遣されるも、直後に政府機能が停止しマンハッタンに放置された。
ダークゾーンでの感染拡大を食い止められず隔離する事となった事、JTFがマンハッタンを管理しようとするも、戦力不足と能力不足により事態を収束できない事、そして自らが国家に見捨てられた事……。
これによりアーロン・キーナーは同じ不満を抱えた第一波エージェントを集め、反対するエージェントをすべて抹殺。自らの手で支配することを決める。
そして、第二派エージェントが現れ、彼らも仲間に引き入れようと思ったものの、かつての政府の方針に忠実な第二派をよく思わなかった事で、敵対することを選ぶ。
更にはアマーストの開発していた更に強力な致死ウイルスを、自らの計画で利用することを決め、チェルネンコを拉致して利用することを決める。
そして、いずれ対峙することになるだろう…と忠告し、その記録メッセージは終わる。

外伝ストーリー(DLC,侵略などのまとめ)

ダークゾーン

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かつて隔離地域となっていたダークゾーンは、今や暴徒やローグエージェントが蔓延る場所と化していた。
ダークゾーン内の治安を維持する為、エージェントは隔離区域に向かう。
しかしそこは、強いウイルス汚染に未だ犯されており、マスクがなければ生存できない地獄絵図と化していた。
いつか、除染がされ、元の街の一角に戻ることを信じて…エージェントは戦うしかないのだ。

侵略


JTFのファルコン部隊からの緊急連絡が入る。
LMBの残党が地下で戦力を拡大しつつあるとの情報が入る。
そして彼らは装甲車を手に入れ、それを用いてJTFやエージェントの一掃を試みているというのだ。
迫撃砲を搭載した装甲車は脅威になりかねない。
エージェントはLMB残党の一掃と、装甲車破壊の為に、ロストしたJTFファルコン隊が最後に残したポイントに向かう。

LMBの装甲車を破壊して暫く後、ライカーズの残党がLMBの残した対空ミサイルを用いて、JTFのヘリを撃墜したとの連絡が入る。
更に、ライカーズ残党部隊のリーダーとなったスライダーから挑発的なメッセージが送られてくる。
エージェントは対空ミサイルの脅威排除と、パイロット救出のために、コロンブスサークルに向かう。

ヘリ墜落事件から暫く後――。
ある日、生き残ったクリーナーズが消防車を改造した”放火車「ドラゴン」”で、すべてを焼き尽くす作戦に乗り出していることが発覚。
奴らが街を火の海にし、大混乱を引き起こす前にする前に手を打たねばならない。
エージェントはクリーナーズ残党の抹殺と、車両破壊の為に、ドラゴンの巣…ドラゴンネストへと向かう。

残党勢力による事件が解決して間もなく、JTFの運営する地方テレビスタジオ及び放送センターがライカーズによりジャックされる事件が起こる。
ライカーズはJTF隊員を人質に取り、挑戦的なまでにエージェントに挑もうとする。
電気床、そしてガトリング砲など…まるで殺人を楽しむかのようなライカーズを食い止めるため、エージェントは嘗てない人質奪還作戦に挑む。

アンダーグラウンド


保護隔離センターに爆発物が仕掛けられたとの情報が入り、エージェントが急行する。
しかし、辿り着くや否や、施設は爆破され、中にいた80名以上の市民が犠牲となる。
中からはかつて殲滅したライカーズが現れた。
ライカーズを始末したエージェントは、再び勢力を増しつつあるライカーズを殲滅することを決める。
調査によってライカーズはニューヨークの地下鉄内で新たな戦力を整えつつあるとのことだった。
地下を移動し、街のあちこちを攻撃されれば、再び市民に犠牲が出る。
エージェントはまだ見ぬニューヨークの地下鉄内部に突入する。

ニューヨークの地下鉄内部には生き延びたライカーズやLMBの残党が、再び戦力を整えつつあった。
ライカーズとLMBの脅威を取り除くため、ニューヨーク地下のネズミ共を一掃する。

サバイバル

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嵐が強まる冬のニューヨーク。
街や拠点は全て封鎖され、皆屋外に避難していた。
そんな中、ダークゾーン内にウイルスサンプルがあることが分かり、エージェントはサンプルの回収に向かう。
防護服を着こみ、吹雪の中をヘリで進んでいたが、強風により飛ばされた看板がヘリを直撃、マンハッタン郊外に墜落してしまう。
通信も遮断され、装備も無くし、更には自身も墜落のケガにより破傷風を負ってしまう。
残されたタイムリミットまでわずか。
エージェントはサンプル回収と、帰還の為にダークゾーンを目指す。

装備を現地調達し、破傷風を薬で抑えながらダークゾーンに辿り着いたエージェントは、サンプルを回収。
その頃、嵐が収まり始めダークゾーン内のヘリポートから救援が呼べると判断。
しかし、発煙筒を上げた直後、ダークゾーン内に潜んでいたローグエージェントが襲い掛かり、死闘を繰り広げる。
ローグを倒したエージェントは、瀕死の体でヘリに乗り込み、嵐のニューヨークから無事帰還したのだった。

ラストスタンド


ダークゾーン内のローグエージェントの活動が活発化している中、エージェントもとうとう本格的にローグ狩りに乗り出す。
ローグを始末し、ダークゾーン内に治安をもたらすことが出来るのか。
またはローグによりダークゾーンは支配されてしまうのか。
エージェントとローグの最後の大決戦が始まる。

アーロン・キーナー再び


アーロン・キーナーから突如招待状が届く。
ニューヨークのウエストサイドピアで待っている……。
エージェントはキーナーとの決戦の為に、ウエストサイドピアに向かうが、そこにはなんと嘗て敵対し合っていた暴徒、クリーナーズ、ライカーズ、LMBという勢力が一つにまとまっていた。
彼らはもはや1つの集団となり、エージェントに最後の戦いを挑もうとしていた。
その裏で暗躍しているキーナー率いるローグエージェント達。そして、ひそかに生き延びていた嘗ての親玉たちが集結し、マンハッタン最後の死闘が繰り広げられる。
勝つのはエージェントか、それともキーナーか……。

そして物語は…2に続く……。

(画像出典:https://wall.alphacoders.com/The Division Wiki/Tom Clancy’s The Division™/Ubisoft)

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  1. 匿名 より:

    ディビジョンは悪役も魅力的。面白いのがアーロンも3組織も全員「自分たちはそうせざる得ないからそうしているだけだ」と暴力を振るう言い訳を何度も何度も繰り返すところ。彼らもまたアマーストの凶行の被害者であって内面に不安や葛藤を抱えてそうやって必死で自分に言い聞かせて居るんだろうなと思うとなんとも物悲しい。

  2. 匿名 より:

    キーナーからの招待状ってありますか?

  3. 匿名 より:

    リンカーントンネルでの暴徒はニューヨークから脱出するために門を爆破しようとトンネルを襲撃しているだけで別に住み着いてるわけではないですよ
    ベニテス隊長やJTFもトンネル防衛のために離れられないだけで捕われてるわけじゃないです

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