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【ウルフ・オブ・ウォールストリート】ウォール街に狂乱集団爆誕!ハチャメチャな実話を映画化

J.Stone J.Stone

過激すぎる問題作が降臨 70歳だがまだまだキレッキレのマーティン・スコセッシ監督が贈る、ノンフィクション社会派 […]

過激すぎる問題作が降臨

70歳だがまだまだキレッキレのマーティン・スコセッシ監督が贈る、ノンフィクション社会派コメディ。
それが『ウルフ・オブ・ウォールストリート』だ!

同監督の代表作『グッドフェローズ』以上のギラギラ感を魅せ付け、
まるで監督が敬愛するストーンズ同様に70代という年齢を感じさせない
下半身ビンビンでガンガン、フ〇ッキンでクレイジーなロックンロールな映画に仕上がっている。

登場人物にまともな奴なんざほとんど出てこない。
出てくるのは欲に餓えた野獣ばかり。
奴らの脳は下半身であり、常に性欲で動いている様な奴らばかり。
そんな餓えた狼共が金融街に躍り出るわけだからさあ大変、
しっちゃかめっちゃかヤリたい放題。
酒、ドラッグ、女、豪快なパーティ等々…ひたすら若さで突っ走る。

しかもそれが全て実在する人物であり、実際に起こった出来事というからさあ大変。
やっていることははっきり言って詐欺だし、モラルや道徳性なんて全くないクライムムービー的な無法っぷり。
…かと思えば、挑戦に必要な勢いや若さ、商売の根本を教えてくれる内容でもある。
「このペンを売れ」が特に印象的だった。

冒頭数分で最高傑作確定!

しょっぱなから過激なシーンが連発し、この映画がどれぐらいイカれてるかが理解できるようになっている。
最初の数分でやばいと思ったら鑑賞をやめた方がいい。
だが、もっと過激な世界を見たいならば、最後まで見ることを勧めるだろう。

作中で使われたFUCKの数が569回というのも、この映画のイカれ具合を表していることだろう。

主人公の一人称視点のトークで展開していくスタイルはグッドフェローズと変わらずであるし、
劇中から観客に語り掛けてくるなどというスコセッシお得意のメタ的演出も健在だ。

そこに乗っかるディカプリオの化け物染みた演技と、スコセッシのキレキレの演出でグイグイ映画に引き込まれた。
相棒役のジョナ・ヒルも負けず劣らずないかれっぷりを見せてくれる。

そして何と言ってもクレイジーな発想を持つ上司を演じているマシュー・マコノヒーの鼻歌。
ホントまともな奴なんかほとんど出て来やしねぇ!(笑
ヒロイン役、マーゴット・ロビーの小悪魔っぷりも凄まじい。

ファンとしてはスコセッシ作品は近年失速気味だったと思う。
だがこのウルフ・オブ・ウォールストリートはスコセッシの復活とも言っていい映画になっている。
監督が若返ったのかとも思えるぐらいのエネルギーをこの映画は秘めているのだ。
こんなにスカッとするイカレた作品は久々だ!スコセッシよ、ありがとう!!

是非デートの時に一緒に見るといい。
彼女がドン引きしたら?ドン引きがなんだ!下半身で楽しませてやれ!

これは正真正銘のロックンロールだ!!

ツタヤ

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