ディスプレイに虫やゴミが入った場合の対処法
もしも液晶の内部に虫やゴミなどの異物が入ってしまったら!?…そんなときの対処法をご紹介。
異物が混入しても落ち着いて!
今回は、パソコンのディスプレイの液晶内部に虫やゴミなどの異物が混入した場合の対処法をご紹介。
特に夏場で山間部の場合は、細かい虫が発生しやすく、思わぬ隙間から液晶内にとどまってしまう事もあります。
ゴミであれば、何度も揺らしていれば下に落ちていくこともありますが、
中には出てこなかったり、虫が動き回ったまま死んで、死骸が留まってしまったりという事もあります。
①絶対に潰すな!
虫が動いている、入っている、異物が入っていると思ったら画面を押し付けてはいけません。
懐中電灯や、スマホのライトなどを当てて確認しましょう。
潰してしまうと、後の対処も面倒になるので絶対に押さないようにしましょう。
最も、液晶を手で押さないというのは、割れる危険性もありますから液晶ディスプレイを使う上で当たり前のことです。
②ドライヤーを当てて下に誘導
ゴミの場合はこの対処法ではどうしようもありませんが、虫の場合は可能性があります。
多くの液晶ディスプレイは、異物が混入しないように何重にもフレームがかぶせてあるので、エアダスターなどを吹き込んでもまず通りません。
よって、ドライヤーを前面から当てて下の方に誘導しましょう。
虫は50度以上が致死温度になるので、ドライヤーを当てすぎると沸騰して死にます。
当然、直撃させると熱さで死んで、最悪くっついてしまいます。
下まで誘導して見えなくなったら当て続けてそのまま死んでもらいます。
③揺らす
とりあえずぐらぐら揺らしてみましょう。
上手くいけば下まで落ちてくれます。
虫が中で死んでしまったら、暫く放置してみましょう。
もしかしたら落下していくかもしれません。
さて、それでもダメなら…
④分解する
さて、最後の対処法はやはり「分解」です。
ここからは自己責任になりますが、慎重にやれば取り出すことが出来ます。
但し、分解は保証対象外になるので、保証期間の方は気を付けてください。
内部構造は製品により異なります。
用意するものは、ドライバー、マイナスドライバー、綿棒、懐中電灯(スマホ)、必要ならエアダスターぐらいです。
まず、部屋を掃除し、手を洗います。
次に、静電気の起こりそうな化学繊維の服を全部脱ぎ捨てます。
機械を分解する際は必ずおこなってください。
そして、ディスプレイの異物が入った場所に、水性マーカーなどで丸印をつけます。
後から拭いて取れるもので印をつけましょう。
塗りつぶすと、わかりづらくなるので、囲むようにすると良いです。
次に、接続されたディスプレイのコードと端子を取り外し、可能ならばディスプレイの脚も取り外します。
外側にネジがあるならば外してしまいましょう。
次に、ディスプレイの外側のフレームを外します。
そして、ディスプレイフレームの隙間にマイナスドライバーを差し込み、斜めに押し込みます。
強めに押し込まないと内部のツメが外れません。
外れない場合は、向きを変えてやってみましょう。
隙間が空いたら、マイナスドライバーを押し込んで、空いていない方にねじりながら進めていくと、次第に広がっていきます。
四方全部のツメが外れたらフレームが外れるはずです。
但し、注意点として、内部に配線がある可能性があるので、ゆっくり開けていきましょう。
次に、アルミ製のフレームを外します。
こちらも同じ要領で行いますが、アルミフレームの下は液晶になっているので、より慎重に行いましょう。
液晶が割れたり、傷が付いたらおしまいです。
また、なるべく皮脂やほこりが入らないように、触れる部分を考えながら作業します。
このアルミフレームはすべて外す必要はありません。
隙間が空いたら、綿棒を素早く入れ、異物を取り出します。
液晶の内部は大抵の場合、静電気により密着しているので、ゴミなども張り付いてしまっていることが多いです。
よって、綿棒でサッとふき取るだけで、異物は綿棒に張り付いて取れると思います。
もし、くっつかない場合はエアダスターなどで吹き飛ばします。
綿棒が届かない場合は、竹串などで延長しましょう。
大切なのは、液晶をなるべく汚さず、且つ指で触れない事です。
懐中電灯を当てて異物が取れたか確認します。
問題ない場合は、フレームをはめて作業終了です。
異物の混入を避けるには
梅雨入り前~夏場は虫が大量発生しやすい時期です。
特に、湿気が多い場所では細かい虫が発生しやすくなります。
その為、なるべく部屋を乾燥させた状態にしておくことが重要です。
同時に、常にPC周りは清潔にしておくことが重要です。
そして虫は紫外線に群がります。
デスクライトに群がるのを避けるために、LEDライトを使用するのも手。
また、異物が混入しやすいディスプレイや、隙間が多いのが特徴。
スピーカー付きディスプレイや、背面に排熱穴がある場合はそこから侵入されやすくなります。
よって、穴を塞いだり、メッシュ素材を張り付けたりすると、混入は防ぎやすくなるでしょう。
製品選びの際には、ディスプレイの隙間にも注目してみると良いですね。
これらの方法は、液晶ディスプレイ搭載のすべての製品に当てはまります。
対処法も同じで、液晶テレビ、ゲーム機などでもこれら方法は応用できるでしょう。
もし、虫やゴミが液晶に入ってしまった場合は、慌てずに対処していくことが重要です。
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このページを参考にしてモニタに入っていた虫を見えない所に追い込んで熱殺することに成功しました。
ドライヤーを当てるという発想はなかったです。ありがとうございました。