RAIDをHDDケースで手軽に構築!~ケースで出来る便利なハードディスク高速化とは~
HDDを高速化したいけどRAID0は難しいと思っている方も多いと思いますが、HDDケースを使う事で簡単にRAID0を組むことが出来ます。今回はオススメのHDDケースをご紹介しながら手軽にRAIDを構築する方法を解説していきます。
誰でも手軽にRAIDを構築する方法
以前当サイトにて「RAID0」についてご紹介しました。
RAID0には複数のHDDを並列化することでコスパに優れたハイスピードなストレージを構築出来るというメリットがありました。
一方で、構築に手間がかかる・ある程度の知識が必要といった敷居の高さがデメリットでした。
今回はRAID0を誰でも手軽に構築できてしまう便利アイテム「RAIDケース」のご紹介です。
RAIDケースとは?
RAIDケースとは本体に2台以上のHDDを差し込むだけでRAID0/RAID1/RAID10が構築できるアイテムです。
通常RAIDはPC本体にHDDをSATAケーブルで接続しBIOSでの設定を経て構築されます。
ですがこのRAIDケースを使えば
- HDD/SSDをRAIDケース本体に差し込む
- RAIDケースに電源ケーブルを接続する
- RAIDケースのボタンからどの種類のRAIDを構築するか選択する
- USBにてPC本体と接続する
ですが以前紹介した構築方法と比較してRAIDケースが必要になるため、必要コストは高くなってしまいます。
また接続にUSB3.0を用いるためUSB3.0の理論値である5Gbps(500MB/s)以上の速度は出せません。
まぁ1GBのファイルを2秒で転送できるって事ですから十分ですね……。
おススメRAIDケース 5選
1. ロジテック LHR-2BRHU3
RAIDケース入門機としてお勧めしたいのがコレ!
3.5インチのHDD2台で使える2BAYタイプです。
一番の特徴は値段!通常RAIDケースは10000円以上はするのですが5000円台で買えるのは魅力的ですね。
対応RAIDはRAID0とRAID1ですがそれ以外に、JBODという容量の違う2台のHDDを1つで使えるモードと、Singleという差し込んだHDDをそのまま使えるモードも選べます。
PC側に専用ソフトをインストールしておけば、HDDの異常をメールでお知らせする事も出来ます。
背面に冷却ファンもあるためHDDの熱対策も可能なところが嬉しいですね。
かなり小型なので置き場所に困らないところもオススメ出来るポイントです。
また、12TBまでのHDDに対応しているので最大で24TBのRAID0を構築出来ます。
2. 玄人志向 GW3.5AX2-SU3/REV2.0
こちらも入門機にオススメ!2BAYタイプのRAIDケースです。
値段で言えばLHR-2BRHU3よりも安いです。
対応RAIDはRAID0とRAID1、それ以外にJBODとSingleモードに対応しています。
対応容量はHDD1台4TBまでで、最大8TBのRAID0を構築出来ます。
アルミフレーム採用で冷却性能が高く強力なファンも搭載しているためHDDをしっかり守ることが出来ますが、ファンの音がかなり気になるとか……。
玄人志向は取扱説明書が英語の場合が多く、初期不良以外は何かあっても自力で解決のスタンスですので初心者の方は注意が必要です。
とはいえ、値段も安く冷却性能も高いのでおススメできる一台です。
HDD2枚対応
USB3.0使用時:最大5Gbps(理論値)
191.85×75.2×128.5(mm)
約1,050g(HDDを除く)
3. ラトックシステム RS-EC32-U3RX
ちょっと値段は上がりますが2BAYタイプのRAIDケースではロングセラーです。
対応RAIDはRAID0、RAID1、それ以外にJBODとSingleモードに対応しています。
対応容量はHDD1台8TBまでで、最大16TBのRAID0を構築出来ます。
専用ソフトでHDDの監視、メール報告、省エネ設定、HDDの暗号化等が出来ます。
RS-EC32-U3RXは6年以上も販売されているロングセラーで、Amazonでの評価も4.0と高評価です。
大切なデータを扱うわけですから販売実績があると安心出来ますよね。
3.5インチHDD 2台用RAIDケース(ブラック)
USB3.0対応で最大300MB/s以上の高速転送
RAID 0/1/JOB/シングルモード の4モードを搭載
アルミでしっかり放熱、FANコントロールで静音
RAID作成や監視など機能豊富なソフトウェアをダウンロード提供
4. TerraMaster D2-310
こちらも2BAYタイプのRAIDケースです。
D2-310の一番のおススメポイントは転送速度です。D2-310はUSB3.1に対応しておりその速度はUSB3.0の約2倍!
対応容量はHDD1台12TBまでで、最大16TBのRAID0を構築出来ます。
フルアルミボディ+大型ファン搭載で高い冷却性能を誇るのも特徴です。
対応RAIDはRAID0とRAID1のみです。
より高速なRAID0を求める方におススメできる一台です。
USB3.1(10Gbps)プロトコルに対応、両面の差し込みに対応
データの読み書き速度は410MB/Sに達する
RAID0(ストライピング)/RAID1(ミラリング)/シングルモードなどのRAIDモードをサポートする
2.5インチ及び3.5インチSATAインタフェースのハードディスクに対応し、機械全体の保存容量は24TB(2X12TB)に達する
5. センチュリー CRIB535EU3V2
最後におススメするのは5BAYタイプのRAIDケースです。
対応量量はHDD1台8TBまでで、最大40GBのRAID0を構築出来ます。
対応RAIDはRAID0、RAID1、RAID5/3、RAID10で、高速かつ安全性の高いRAID10に対応しているのが特徴です。
USB3.0以外にeSATAという理論値6Gbpsのデータ転送方式にも対応しているため高速なデータ転送も可能です。
ファンも背面に2つ搭載されており5台のHDDをバッチリ冷却してくれます。
お値段は高いですが、データを安全に保存しつつ高速で扱いたい方におススメできる一台です。
RAIDケースで手軽に高速化をしてみよう!
RAIDケースでおススメ5台を紹介しましたが気になるものはありましたか?
RAID構築に少しでも興味と魅力を持っているならまずはRAIDケースから使ってみるのをおススメします。
普通にRAIDを構築するよりも手軽にRAIDを構築できるのがRAIDケースの一番の特徴ですからね!
データを高速に扱うのも、安全に守るのもRAIDケースにお任せ!!!!!
では、RAIDケースで快適なPCライフを!
3.5インチSATA HDDを5台搭載可能なRAID機能付きドライブケース
(出典:Logitec)
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