ゲーミングPCと家庭用ゲーム機の違い~パソコンvsコンシューマ機を比較解説
ゲームのプラットフォームは大きく2つ「パソコン」と「家庭用ゲーム機」です。しかし、ゲーミングPCとコンシューマ機だとゲーム環境がどう違うか分からないと思います。今回はパソコンと家庭用ゲーム機のどちらが優れているのかという比較と、それぞれのメリット・デメリットを解説していきます。
パソコンvsコンシューマ機
家庭用ゲームのプラットフォームと言えばいくつか種類があります。
パソコン、Play Station、XBOX、Nintendo…等です。
しかし、大きく分けると2つしかありません。
「パソコン」か、「コンシューマ機(家庭用ゲーム機)」です。
今回は、このパソコンとゲーム機の違いと、どちらが優れているのかを比較し、それぞれどんなメリットがあるのかを解説していきます。
結局どちらが優秀なのか
まず、「どちらが優秀なのか」…という答えですが、「場合による」としか言えません。
何故なら、どちらも求めるものが異なるからです。
よって、プラットフォーム選びは「ゲームに何を求めるか」「ゲームで何をしたいか」によります。
なのでここからは、それぞれのメリット・デメリットを取りあげていきます。
パソコン(ゲーミングPC)のメリット・デメリット
まずはパソコンから。
そもそもパソコンゲームという形態は今に始まったことではありません。
PCゲームの歴史は長く、80年代のPC98シリーズ(代表作:イース、ウルティマ)、90年代初期のMS-DOS(代表作:DOOM、Wasteland)などでプレイできるソフトがあり、家庭用ゲーム機同様に昔から存在しています。
日本で主流になってきたのは2000年代後半ぐらいかなという印象ですが、これは国産ゲーの衰退と、「洋ゲー」が日本に勢力を伸ばしてきた影響の1つとも言えるでしょう。
事実、パソコンゲームの主流ソフトは「洋ゲー」という海外ソフトがメインとなります。(最近では日本製ゲームもパソコン版を発表しています。)
さて、そんなパソコンゲームのメリット・デメリットを取り上げてみましょう。
メリット
- 60FPS以上、高画質対応、解像度自由自在
- 後継機への乗り換え不要
- 1台で新旧全てのソフトに対応・互換性バッチリ
- セーブデータに制約がない
- MODなどの拡張機能が使い放題
- 英語のゲームも有志翻訳パッチで日本語プレイ可能
- スクリーンショット・録画などが簡単
- 録画したゲーム動画をそのまま編集できる
- ゲームもできるし、仕事や作業もできる
- マウス&キーボードなのでFPS/TPSゲームの反射がダイレクト
- ゲームをしながら調べ物が簡単
- ゲームの多重起動ができる
- 壊れたらパーツ交換で復旧作業が容易
- 環境・デバイスに依存し辛いので拡張性が高い
- 洋ゲーの最新作、インディーズゲームがプレイ可能
- ダウンロードソフト主流なので物が増えない
- セールになるとゲームソフトが激安
…等々
デメリット
- 初期費用が高い
- グラボ1つでゲーム機が買える贅沢っぷり
- すぐ始められない、買ってから始めるまでに工程が必要
- コンシューマ機専用ソフトが未対応(特に国産ゲーム)
- 公式ローカライズ対応が未対応な場合がある
- エラーなどを自己解決しないといけない
- 知識がないと故障に対応できない
- ゲーム以外の事で悩む(セキュリティ対策、OSアップデート、騒音等)
- チーターが多い(オンラインゲーム)
- マウス&キーボードが主流なのでFPS/TPSの強者が多く、反射神経についていけない
- コントローラ勢にやや不利
- コンシューマ機に比べて日本人プレイヤーが少ない
- 外国人が多いので、ゲーム内チャットは英語主流
- 1台で複数人プレイすることができない、又はし辛い
…等々
解説
やはりコンシューマ機と最大の違いは、初期費用、画質、互換性、拡張性の4点ではないでしょうか。
初期費用
まず初期費用は最低8万はかかってしまうでしょう。
2,3万で手軽に始められるコンシューマ機とはまるで違います。
しかもまともな画質を維持しようものなら、10万超えは当たり前。
超高画質ならば20万超えも当たり前です。
しかもマウスやキーボードなどのデバイスに拘り始めたら上限を知りません。
PCゲームはある意味こだわり派向けと言えなくもないでしょう。
ただしその価格に見合っただけの対価は十分にあります。
高画質が実現
そこで一番恩恵が大きいのは画質です。
PC版の画質は、CS版ゲームと比べて倍以上の高画質が実現できます。
CS版はPC画質でいう中画質程度に抑えられており、これによってあの低価格帯を維持しているわけです。
しかし、PC版はグラフィックボードの性能に画質が比例します。
ここにお金を幾らかけるかによって、ゲームでの画質が決まるわけです。
また、PCゲームにはFPSのリミットがありません。
コンシューマ機では30FPSが基本、PS4 Proは60FPS対応のゲームもありますが、多くは30FPSです。
それに対してPC版は60FPS以上が当たり前。
使っているディスプレイが60FPS限界を突破できるならば、120FPSでプレイすることも可能。
しかも解像度は自由自在で、小さいウィンドウサイズから4Kサイズまで様々。
画質設定はゲーム内のオプションから自由に変更でき、自分の理想とする画質を追求できます。
ちなみに、CS機からPC版に移行した知り合いのプレイヤーは口をそろえてこう言っていました。
「PC版は別ゲー」、「画質違い過ぎるンゴ」、「PCに慣れるとCS機に戻れない」と。
操作性や拡張性といった面も含まれるとは思いますが、PCゲームの画質を一度味わったら二度とCS機には戻れなくなるでしょう。
それぐらい画質は高いといえます。
互換性が高い
互換性も高くなっています。
コンシューマ機では、媒体が旧式の過去作をプレイする際には、実機を買いなおさなくてはいけません。
更に言えば、後継機が発売されたらゲーム機を買い替えないと新しいゲームがプレイできません。
しかしPC版は違います。
80年代のレトロゲーから、最新ゲームまですべてプレイ可能です。
しかもセーブデータはHDDに保存されているので、データを引っ越しすればどのPCでもプレイ可能。
海外のゲームが日本語に対応していないならば、有志パッチで日本語化も可能。
日本語版の発売など待たずとも、プレイできる手っ取り早さも魅力です。
拡張性が高い
拡張性も優れています。
パソコンには専用デバイスがありません。
なので、好きなマウス、好きなキーボード、好きなコントローラでプレイできます。
気に入らないコントローラを我慢して使う必要はありません。
また、MODという拡張コンテンツを使えば、公式が対応してくれないバグ修正から、日本語化、ゲーム内のオブジェクトを差し替えたり、テクスチャを高画質化したり、ライティングを変更したり、キャラクターを別のゲームのキャラに置き換えたりできます。
しかも知識があればMODを作って配信することもできるので、自ら進んでゲームの発展の為に役立つことが可能。
更に、パーツ交換で性能を幾らでも変えられるので、最新ゲームにPC性能が追い付かなくなったらカスタマイズして対応すれば後継機乗り換えも不要。
ディスプレイを4枚にして、同時に4つのゲームをプレイしたりといった無茶苦茶なことも可能です。
大画面、グラボ2枚差し、ハンドルコントローラ、操縦桿、ガンコン、5.1サラウンド、LEDライト演出等…環境に合わせて自由自在にセッティングできるのが最高のメリットではないでしょうか。
編集・配信が容易
Youtubeなどで動画配信をする方にもメリットが大きいでしょう。
PCゲームはスクリーンショット撮影、動画撮影が容易にできます。
しかも撮ったものをそのまま編集できるので、作業はスピーディー。
スクショの色合いが気に入らなければ編集ソフトで弄ってからシェアできます。
ゲーム数が多い
ゲーム本数もとにかく多いのが特徴。
特に、インディーズゲームが沢山プレイできます。
インディーズゲームはPCオンリーなタイトルも多いので、格安で面白いソフトが大量に眠っています。
更にソフトの対応も早いのが特徴。
ゲームソフトはPCで作っているので、パソコン版への公開が早いのは当たり前。
しかも、コンシューマ機はメーカーにマスターアップを送って、承認されないと発売できないので、発売までの待ち時間がかからない意味でも発売が早くなります。
最近ではプラットフォーム全対応の場合は、同時販売することも多いですが、アーリーアクセス版(開発中のテストプレイ)がプレイできるのはPCのみ。
洋ゲーオンラインでありがちなテストサーバーなどもPCのみの事も多いので、最新のものにいち早く触れることができます。
そして日本では未発売の洋ゲータイトルが豊富で、有志の日本語化パッチで日本語プレイ可能。
万が一日本語パッチがなくても、テキストを自動翻訳してくれるソフトを起動してプレイすれば、リアルタイムでゲーム内テキストが翻訳されます。
当然ですが、パソコンゲーム市場の主流は海外なので、洋ゲーがメインとなります。
FPSプレイヤーは高みを目指せるが…
FPS/TPSなどのシューターゲームプレイヤーには最大の違いです。
PC版はマウス&キーボードが主流なので、操作をダイレクトに反映できます。
プレイヤーの反射神経が直に現れるので、プレイスキルがとにかく問われます。
しかもPC版のマウス設定にエイムアシストはありませんので、やり込み度がアップします。
事実、PC版のFPSプレイヤーは玄人が多く、若い人は反射神経が半端ないので、プレイスキルの差や反射神経の差が如実に表れます。
※CS版とPC版のFPSはもはや別ゲーです。PC版は早すぎる!
逆に、ゆるく遊びたい人にはPC版のFPSは向かないでしょう。
発売時は0からのスタートですが、発売からしばらくすると玄人しかいません。
コントローラも使えますが、まず間違いなく撃ち負けます。
コントローラ使用時にはエイムアシストがONになるゲームもありますが、マウス勢のスピードにジョイスティックは付いていけません。
そもそもPCゲームをする人は…「こだわってゲームをしたい=パソコンゲームをしている人」が多いので、基本的にみんなガチです(笑)
ゆるく遊ぶという発想がない人の中で、ゆるく遊ぶのは不可能に近いので、ゆるめのゲームに変えるしかなくなります。
またマッチングもCS機とは大きく異なります。
やはり海外主流なPCゲーム。CS機ほど日本人と遭遇することは減ります。
日本人プレイヤーの比率は、コンシューマ機に比べて少なくなるので、チャットも英語主流。
海外プレイヤーは容赦がないので、Fワード交じりのVCで罵声が飛んでくる事もしばしば。
最近では中国人が多く、中国語が飛び交うことも多く見かけます。
そういった意味で、PCゲームのFPSは、ゆるーく遊びたい人には向いていないと思います。
逆にFPSで高みを目指すなら、パソコン版の戦場にようこそ。
ゲームが安い
ゲームソフトの安さも魅力です。
AAA級タイトルの発売日はコンシューマ機と変わりませんが、その後価格が下落。
最終的には半額以下で買えるようになります。
これは、パッケージ版の小売り価格に左右されなかったり、自社独自のプラットフォームで販売している為にセールがしやすいという特徴からくるものです。
また、Steamセールなどの季節イベントで大幅に安くなり、2,3年前のタイトルが70%オフなんてことは珍しくありません。
PC版は旧作ソフトだろうが関係なく動くので、昔のタイトルを遊びやすくなっています。
そういった点でも安くなった昔のソフトを買いやすく、Steamセールと合わせれば最新作でも安く購入できるのです。
※例:ボーダーランズ2はセール価格で495円になっていました。
しかも、インディーズゲームなどは元々安く販売されていたりしますし、アーリーアクセス版であればテスト価格となっているのでこれも安く買えます。
特にインディタイトルがコンシューマ機に移植された場合、日本語化も含めて値段が倍以上に跳ね上がることも珍しくありません。
※例:TerrariaはSteam版は980円ですが、CS版は3980円でした。
DL販売が主流なPCゲームは、部屋にモノが増えないので管理が楽というメリットもあります。
100本買っても1000本かっても問題なしということ。
購入したタイトルはプラットフォームと紐づけされるので、いつでもDL可能でHDDを圧迫しません。
何ならゲームすら作れる
パソコンは持ってるが、面白いゲームがない。ならばその場合、PCでゲームを自作することもできます。
今のゲームが気に入らないなら、作ればいいのです。そう、PCがあれば!
Unity、UE4、RPGツクール、Wolfエディタ、吉里吉里、ティラノスクリプト…等、制作環境は充実しています。
技術と知識があるなら、自分で生み出せます。そして販売もできます。
パソコンはゲームをするだけの機械ではないので、何をしたっていいのです。
問題も当然あるが…
但し、これらの利便性がある一方で、面倒臭さも付いて回ります。
パソコンはあくまでゲームが出来る装置に過ぎないので、家庭用ゲーム機に比べてセットアップが面倒だったり、セキュリティ対策やOSアップデートに対応したりと、ゲーム以外の面倒が増えます。
しかも、故障やエラーは自分で対処しなければならないので、機械に弱い方は修理業者を呼んで余計な費用が掛かってしまいます。
更に、問題はゲーム面でも。
まずオンラインゲームはチーターが多いです。
これはチートソフトが扱いやすいPCという環境の特性上、どうしても発生してしまいます。
ゲームによっては対策をしていますが、イタチごっこだったり、対策が緩いゲームは荒れ放題になります。
また、洋ゲーが多くなるので外国人比率が高くなります。
日本人だけのコミュニティで遊びたいという方には難しい環境だと思います。
また、洋ゲーのローカライズが公式対応されないことも多いです。
国内メーカーはCS機を市場としているので、ローカライズ販売をPCで行わないソフトもあります。
その為、PS4では日本語版があるのに、PC版にはないという事も珍しくありません。
これらは有志翻訳MODなどで対応しなければならないので、この手の作業が苦手な方は苦労すると思います。
国産ゲームをメインにプレイする方は不利です。
国産ゲームは最近になってようやくPC対応するようになりましたが、まだまだ日本のPC市場は遅れています。
その為、国産ゲーがPC版対応しないことは珍しくありません。
よって国産ゲー好きの方はCS機に依存することになり、PCゲームをしようと思ってもやりたいゲームがないという状況になります。
また、仮にPC版があったとしても、PCにそこまで力を入れていない会社が多いので、PC版特有のバグがあったりします。(文字化けや解像度設定非対応など)
当然ですが、PCではほとんどの場合複数人プレイに対応していません。
コントローラを持ち寄って対戦するといったことは不可能と思ってください。
対戦ゲームや協力ゲームはオンラインを通じてプレイするので、どうしてもPCゲームで一緒に遊びたいならパソコンごと友達の家に持っていく必要があります。
パソコンはCS機の出来ないことが実現でき、圧倒的利便性と拡張性、クオリティの高さを実現できます。
一方で初期投資が高く、CS機ほど手軽ではないことを頭に入れておきましょう。
但し初期投資が高くつく分、買ってからはソフトが安かったり、互換性が高かったり、色々な作業が出来たりとお得感を感じることが増えるので、値段に見合った見返りは間違いなくあります。
コンシューマ機(家庭用ゲーム機)のメリット・デメリット
次にコンシューマ機(家庭用ゲーム機)。
80年代のファミリーコンピュータを始め、現代ではPS4やXBOX、Nintendo Switchなどがあります。
ゲームをする前提に作られたマシンなので、何の知識がなくともゲームが始められます。
また、ハードメーカーが日本産なのもあり、国産ゲームが充実しているのも特徴です。
さて、そんなコンシューマゲームのメリット・デメリットを取り上げてみましょう。
メリット
- 初期費用が安い
- 圧倒的に手軽
- セットアップが不要、すぐに始められる
- 無駄な知識がいらない
- 環境が固定されているので他人との誤差が少ない
- 国内ソフトが豊富
- ゲーム以外の事を考えなくてよい
- メーカーの故障対応が充実
- チーターが少ない
- プレステ、任天堂などは国内メーカーなので安心
- PCより場所を取らない、機体が小さい
- ブルーレイ対応(PS4等)
- 一緒に遊びやすい
…等々
デメリット
- パソコンに比べて画質やフレームレートが劣る、限界がある
- 旧作ソフトへの互換性が低い
- 後継機乗り換えがある
- MODが使えない、又は使いづらい
- セーブデータに限界がある
- 環境やデバイスが固定化されるので拡張性が低い
- 誰でも使える故に、ゲーム内民度が下がる
- 撮影・録画したものを編集するにはPCが必要
- 多重起動できない
- ソフトが高い(特に旧作)
- 洋ゲーへの対応が遅い、又は発売されない
…等々
解説
PCとの最大の違いは、手軽さと本体の安さ、国産ゲームの多さでしょう。
初期費用は安く手軽
まず圧倒的に初期費用が安く済みます。
携帯機であれば1万円弱、据え置き機であれば2,3万で購入できる手軽さがウリ。
PS3などは一時期6万弱しましたが、それでもゲーミングPCよりは高くありません。
そしてとにかく手軽です。
電源を入れてゲームソフトを入れれば、すぐにゲームが開始できます。
コントローラーは専用が用意されているので、コントローラー選びに迷うこともありません。
環境が統一されて安心
そして、こういったデバイスが専用として統一されているおかげで、他人との環境差が少なくなります。
例えばPCであれば、他人の家で触らせてもらっても、キーボードやマウスの形状が違う為に慣れないこともあります。
ゲームの大会に出れば、大会会場のPCのキーボードに慣れないといけません。
しかし、コンシューマ機は専用なので、どれを使っても差がありません。
友達の家で一緒にプレイした時も、迷いなくプレイできます。
これによって一緒に遊びやすいというのもあります。
日本製で国産ソフトも充実
ハードメーカーが国内にあるのも大きい利点。
ソニーや任天堂などの国内メーカーが製造しているので、日本にいればサポートは充実。
修理対応や保証などのサポート体制も万全です。
しかも日本製なので作りがしっかりしており壊れにくく、不良品には保証が効きます。
そういった側面もあり、国内メーカーから日本製ゲームソフトが発売される際にはCS機が選ばれます。
よって日本製の国産ゲームタイトルが非常に充実しています。
マリオシリーズやポケモンなどは、PCではプレイできませんのでCS機が優勢です。
遊びやすい
チーターも少ないです。
対策がきちんとされているし、PCほどチートツールが使いやすい環境にないのでチーターが大量発生しません。
オンラインゲームでもマッチングが国内限定になっていたりするタイトルもあるので、チャットで日本語が通じます。
CS機では外人ゲーマー特有のガチさが薄いので、日本人同士であればマナーを守ってプレイしやすくなります。
パソコンよりサイズが小さいコンシューマ機は、場所も取りません。
携帯機であれば鞄に入るほどです。
遠出をする際にも据え置き機でもスーツケースで持ち運びできるサイズですよね。
パソコンならば、PC本体とディスプレイ、周辺機器を持ち運ばないといけないので相当大変です。
ブルーレイが観れる
PS4であればブルーレイにも対応しています。
PCにもブルーレイドライブはありますが、オンライン視聴が増えてきた関係上、わざわざ搭載してしているPCは多くありません。
なので、PS4があれば手軽にブルーレイを観られるプレイヤーに早変わり。
ご家庭の大画面テレビで、映画やドラマを思う存分楽しめます。
手軽さゆえに…
但し、手軽さとは拡張性を犠牲して成り立つのもまた事実。
後継機への乗り換えはいずれやってくるのがCS機の痛いところ。
旧作ソフトはその際に遊べなくなってしまうこともありますし、セーブが移植できないこともあります。
セーブデータも制限があり、簡単にHDDを増設したりできるわけでありません。
万が一故障してもパーツ交換が効かないので、メーカー送りになってしまいます。
コントローラなどの周辺機器が専用なのは、逆に言えば拡張性がないことを意味します。
形状が気に入らなくても非対応であったなら別のものを使うのは難しくなります。
特に旧式の実機の場合、端子まで専用なので拡張性は無に等しいです。
更にマウス&キーボードでのプレイはマルチプレイで嫌われます。非対応のゲームもあります。
ゲーム配信はできるが、録画は機種によっては一苦労。
しかもそれを編集したり、配信にひと手間加えるにはPCを仲介しないとできません。
ゲーム民度も低下します。
手軽なので子供から大人まで幅広く遊べるのが特徴。
幅が広いという事はマナーの悪いプレイヤーや、リテラシー不足のユーザーが入りやすくなります。
よってオンライン対戦ゲームで、マナーの悪いプレイヤーが蔓延ったりすることもあります。
PCゲームは初期投資が高いので、小中学生以下では中々手が出し辛かったりします。
また高い買い物をしている分、下手なことをしてゲームを楽しくしたくないと思うプレイヤーが増えるので、マナーはCS機に比べてマシになる傾向があります。
(PC版はその代わり、度を越した連中がチーターになります。ヤメテクレ…)
最近はスマホゲーのおかげで、民度の低いプレイヤーがスマホに流れているので、CS機もだいぶ落ち着いたと聞きます。
ガチ勢の海外プレイヤーが少ないので、ガチさ加減がないのは利点だと思います。
画質が劣る
画質もPC版より劣ります。
CS機はPC版でいう中画質以下の性能しか出ず、フレームレートは30FPSが主流。
PC版の最高画質/60FPSにはどうあがいても迫力や没入感の点で勝てません。
解像度はテレビやモニターに依存します。
当然多重起動はできません。
ソフトが高い
ゲームソフトが高くなります。
販売店の小売価格に依存するので、一定以上まで値段が落ちることがありません。
人気のないタイトルはワゴンセールになりますが、PCゲームのようなド派手なセールはありません。
インディーゲームにも対応していないことがほとんどで、発売してもPC版よりかなり後になります。
DL販売の場合でも公式ストアを仲介するので、アーリーアクセス版も使えません。開発中のゲームにいち早く触れることは難しくなります。
また、洋ゲータイトルの対応が遅かったりもします。
中には発売したけどアップデートされずにバグが放置されているソフトもあります。
ローカライズ会社が日本語版だけ発売しているとこうなりがち。
PC版は有志翻訳パッチが合ったり、知識があれば自ら修正できるのでバグや誤訳で悩むことはほとんどありません。(オンライン除く)
ほかにも拡張性が犠牲に…
MODは対応していません。
テクスチャ高画質化、ライティングリアル化、キャラ変更、ゲームバランス変更、非公式バグ修正、新マップ追加など…ユーザーによる拡張が楽しみを増やしますが、これらはCS機では味わえません。
ゲームを拡張するならPC版一択になります。
稀に一部対応したソフトもありますが、大きく制限されており、使いやすいとは言えません。
当然ですが、CS機ではMODを作ることもできません。
バグを発見しても公式が直してくれない限り、自力で治すことはできません。
PCよりも出来ることは限られ、後継機乗り換えなどの問題が発生する一方で、手軽にゲームを楽しめるのがCS機です。
しかも初期費用を安く抑えられますし、持ち運びも楽。
国産ゲームも充実しているので、ゲーム初心者~ヘヴィユーザーまで幅広く対応しているのが特徴と言えます。
ゲーミングPCの世界にようこそ!
今回はパソコンとコンシューマ機という2つのゲーム環境を比較し、メリット・デメリットを解説しました。
どちらが優れているかについては一概には言えませんが…
- パソコン→画質、拡張性、利便性・実用性、洋ゲーの多さ
- コンシューマ機→価格、手軽さ、遊びやすさ、国産ゲーの多さ
これらに優れているといえるでしょう。
そして、ゲーミングPCは「こだわり派」と言え、とにかく追求したい・もっとゲームを楽しみたいという方に非常に向いています。
特にPCゲームが得意とするMOD環境は、ゲームを拡張でき、プレイし辛い&飽きたゲームに新しい風を吹き込めるので、ゲーム1本を無駄にしません。
バグ修正、パッチ対応の早さもPCゲームの魅力であり、インディーズゲームやアーリーアクセス版が盛んなのもPCゲーム。しかも安いです。
これからPCゲームを始めてみようかな、プレステを凌駕する画質を味わってみたいな……という方はPCゲームを体験してみてください。
尚、当サイトではゲーミングPCの選び方や、オススメのパーツなどを紹介しているので、そちらも合わせて読んでみてください。
購入の際に何か役に立てばうれしいです。
パソコン選びはコチラから!
もしならを運営している関係者が各種お悩みを解決します。 ゲームの開発やパソコン導入や会社のIT導入など。困ったときの強力な助っ人がほしい方へ。
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