「蜂の子」を食べてみた結果… 気になる味や食感は?

J.Stone J.Stone

もしも、蜂の子を食べたら…。ということで、今回は日本に残る数少ない昆虫食である「蜂の子」を知らない人に食べさせたらどうなるか…という検証をしてみました。気になる味は?食感は?どういった感想を抱いたのか見てみましょう。

え?蜂って…食えるの?

夏と言えば「蜂」が怖いですよね。
山間部ではスズメバチが猛威を振るうところがあるとかなんとか…。
さて、そんな筆者ですが、実は日本でも珍しい「昆虫食」のある場所の出身。
日本では「イナゴの佃煮」や「ざざむしの佃煮」といったモノが有名かと思います。
(実際に食べたことあるかはさておき…)

そこで筆者の地元の名産品にして、最高級珍味をご紹介!
それが…「蜂の子」です!

蜂の子とは、その名の通り蜂をタレに付けて煮込んだ食べ物で、究極にサバイバルなフード。
使われる蜂は「クロスズメバチ」という小型のスズメバチで、地面の中に巣を作ることから…別称:ジバチとも呼ばれます。
幼虫、サナギ、成虫を巣ごと採取し、タレにぶち込んで甘露煮などに料理して食します。
その栄養価はすさまじく、サプリの原料になるほど超健康的な栄養素を丸ごと吸収できる素晴らしい食べ物です。
さて、そんなゲテモノ料理の代表格であり、現代日本から廃れた昆虫食を、モシナラ編集部の連中に食べさせました!
※尚、編集部の人間は顔が青ざめていたのは言うまでもありません。

検証:蜂の子を食べさせてみた

今回用意したのはコチラ。
かなり有名なブランドで、スーパーの瓶詰コーナーに並んでいたりします。(産地だと)
信州なので長野県産ですね。
この辺りは森が多く、スズメバチが多いので名産地にピッタリと言えるでしょう。

花九曜印 蜂の子花九曜煮 瓶 85g
詳細情報

参考価格:¥1,604(執筆時現在)


実は筆者、蜂の子が地元の名産品なので食べ慣れています。というか好物。
なので食べてみた…というより、食べさせてみたのほうが正しいかもしれません。

さて、お土産と称しておもむろに袋から蜂の子を取り出す筆者。
そしてだんだんと顔が青ざめる編集部のメンバー。
ニコニコの筆者(^ω^)…ドSか?

『…………。』

瓶から見える見た目のグロさに唖然としています。
初めて見る人はこういう反応するのか…と思いました。

『虫じゃん。食べるの嫌なんだけど…』

確かに慣れない食い物を食えと言われたらそれは拒絶して当然。
しかも今回は蜂。現代で虫なんか普通食べませんからね。

そして一番付け合わせが良いごはんを用意させいざ試食会!
しかし、やはり食べたくないメンバー。

『そ…そっちから食ってみせてよ!』

まずは毒見してくれと言わんばかりの一言。
しかし、筆者は蜂の子が大好物。
更に、地元を離れてからほとんど食べる機会がなかった久々の好物の前に余計にやる気が…。
ごはんにガバッと取ってムシャムシャ食い始める始末。

『え!?そんないくの!?』

虫をうまそうに食っていることが信じられないかのような反応。
結果、当然…うまい。
好物なので、検証を忘れて追加でごはんに乗せムシャムシャ食い続ける筆者。
その光景を見て、編集部のメンバーもしぶしぶ箸に取り……。

食った!

クララが…食った!!

さて、結果はどうなったかというと…。

『味は普通にうまい』

拒絶していたわりに、意外な反応。
そうなんです、普通においしいんです。
但し、やはり最初の見た目と、食感が虫を意識してしまって、食えたものではないという感想をいただきました。
見た目が特に気になるとのことで、これが粉末になっていたら食べれるかもしれないとのこと。

その後も思い思いに感想を言ってもらいましたが…

  • 思ってたのより小さい
  • 知らずに食ったら、何も考えずに食べてしまいそう
  • まんま佃煮の味
  • ぱっとみ何かわからない
  • 食感が自転車で移動中に口に入り込んだ虫そのまま
  • 歯の隙間に入ったらすごく嫌な感じ
  • 味は割と佃煮だけど、生き物の体液的な味がする。よく言えば濃厚な味、悪く言えば膿っぽい。
  • よく見たらダメ!
  • さらによく見たら足とか触覚とか見えて無理!
  • もっと見たら甲羅の形とか見えてさらに無理!
  • 無理!
  • 無理ぃいいいいい!!!

ということで、結果は無理ということになりました。
苦手な理由はやはり見た目。昆虫を食べるという事がそもそもあり得ないという意見。
また、食感が甲殻をかみ砕く感じがして嫌だという意見。
確かに目をつぶって食べたら煮干しかもしれませんが、口に入れる前を見てしまっているので余計に想像してしまうかもしれませんね。

ですがこれは仕方ないかもしれません。
もし、Gを食え…と外国の方に言われたら躊躇ってしまうかもしれないので、それと同じではないでしょうか。

また、体液的な味、膿みたいな濃厚な味…というのが苦手なようです。
これは蜂の幼虫の味と思います。
サプリの原料なので、身体には良いのですが、プチプチ潰れる感覚が気持ち悪いのかもしれません。

いやぁ、しかし……慣れって怖いですね。(笑)
煮干し感覚という意見は、地元の人間か、昔から食べなれている人の意見にしかならないという事がよくわかりました。

一方で、

  • 昆虫が苦手ではない
  • 虫怖くない
  • ゲテモノ系そもそもイケる

という方は、おそらく抵抗が低いので食べれると思います。
イナゴの佃煮が食べられる人は100%いけるので、チャレンジしてみてください。

みんな、よく頑張って食べたね!えらい!

蜂の子ができるまで

では、ついでに蜂の子が出来るまでを簡単に説明しましょう。
材料となる「クロスズメバチ」は地面に巣を作ります。
クロスズメバチは小型のハチで、ミツバチ程度のサイズしかありませんが、スズメバチなので刺されれば当然痛いです。
地面に埋まった蜂の巣を探すためには、ベテランの方々の目視か、肉などのエサでおびき寄せておいて群れを追跡する…といった非常に地味な作業から始まります。

そこで、まず「はちとり」という催涙煙幕を使います。
このはちとり煙幕は、煙を受けた蜂が数分間気絶する効果があり、これを巣に突っ込んでから掘り出すのです。
蜂の子が名産となっている地域では、駄菓子屋やおもちゃ屋で普通に「はちとり煙幕」が売っていますので、地域性がわかりやすいです。
※はちとりあります!一本80円!…などという手書きの看板があったら、その地域の人間は蜂を食うサバイバルな人種だと思ってください(笑)

次に、巣を一気に掘り出し、そのまま袋などにいれて持って帰ります。
持ち帰った巣から、ピンセットで幼虫や成虫などを地味な作業で取り出します
ひたすら取り出します。

あとは、フライパンで炒めて食べるなり、甘露煮にするなり、佃煮にするなり自由です。
大抵の場合はめんどくさいので、加工済みで瓶詰や缶詰になっているものを買って食べたり、蜂の子のある料理屋で食べます。

自家製で蜂の子を取って作っている人は、酒のつまみにしているとかなんとか。
産地ではスーパーに普通に並んでおり、更には料理屋や飲み屋でつまみとしてメニューに書いてあることもあるご当地食でもあります。

気になる味は?食感は?


出展:MGS3

味は「小魚の佃煮」みたいな感じで普通においしいです。
食感はサナギや成虫は甲殻をかみ砕くようなバリっとした感じがありますが、幼虫はプチプチです。
確かに独特な食感なのかもしれませんが、「煮干し」や「サクラエビ」を食べている感覚と大差ないと私はおもっています。
幼虫が好きな人、成虫が好きな人…など色々好みは分かれますが、筆者はサナギが一番好きです。

ちなみに、ご飯に乗せて食べるのが一番おいしいと思っています。
また、味も食感も似ているので煮干し感覚で付け合わせすると良いかもしれません。

大人になってから食べると、見慣れない見た目も相まって拒絶反応を起こすかもしれませんが、味はうまいです。
栄養価も高いので成長期の子供にはいいかもしれません。
というか、子供のころから慣れていた方がおいしく感じるかもしれません。
※尚、筆者は幼児から蜂の子を食べている…よく訓練されたサバイバーなので感想が異なるかもしれません。

まとめ

見た目が強烈過ぎて、味関係ねぇ!!

今回は編集部メンバーに協力してもらいました。
ネタ提供の為に身体を張ってくれたのには非常に感謝しております。
尚、残った蜂の子は筆者があとで美味しくいただきました。

しかし、見た目とは裏腹に栄養価は非常に高く、味もおいしいので、
虫が大の苦手ではない方、チャレンジャーの方は是非とも挑戦してみてください。
もしかしたら大好物になるかもしれません。

※尚、私生活でゲテモノ食品を強要するのは絶対にやめましょう。

花九曜印 蜂の子花九曜煮 F3 65g
詳細情報

参考価格:¥1,699(執筆時現在)

    この記事をシェアする

コメント/情報提供

コメントを残す

「料理・食品」の関連記事

「アウトドア・サバイバル」の人気記事
映画・音楽・趣味のカテゴリ一覧