全く運動していない奴がスポーツを始めるとどうなるか?

J.Stone J.Stone

適度な運動は健康維持にかかせません。しかし運動は中々できなしい続かないということも。今回はそんなもしもをご紹介。題して…「もしも、全く運動してない奴がスポーツを始め、3か月間続けたら一体どうなるのか」。尚今回はサイクリングを3か月しています。

超インドアがスポーツを続けてみたら…

どうも、部屋の隅っこが定位置……筆者です。

運動不足は日常生活に様々な影響を及ぼします。
体力低下、集中力低下、病気発症率上昇、血行悪化、冷え性……等々、とにかく良いことなど全くないのは科学的にも分かっている事実。
しかし、とはいっても…運動って中々できない。
特にインドアタイプの人間からしたら、外に出るのはめんどくさいし、疲れるし、そもそも運動嫌いだし…。
しかし、そんな全く運動していない奴がスポーツを始めるとどうなるでしょうか。
今回は筆者が実際にやってみて検証してみました。

題して…
『もしも、インドア人間がスポーツを始めたら?』

実際にやってみた

とりあえず3か月運動をしてみた。
内容はサイクリング。
理由は…単純に薦められたからと、ランニングよりは面白そうだから。

結論から先に述べると…「体力めっちゃつく!」

今までの身体が何だったんだ…と思えるほどに体力がつき、集中力は増し、血色は良くなり、やる気もバリバリ。
しかも食うメシが美味いことこの上ない。

あんなに運動をしたくないと言い張っていたのに、
結局1週間に必ず50km以上走ることも。多いときは100km近く走っていたことも。

当然周りから言われた。
「お前、何があった…」と。

斯くして、インドアの帝王(自称)である筆者は、帝王(自称)を引退したのであった!(完)

運動する前の状態

運動という運動を5年間全くしなかった筆者。

何故かというと運動が死ぬほど嫌いだったから。
その嫌いレベルは、階段を登ることすら嫌いなほど。
もっといえば、箸を持って手を動かすことすら嫌いなほど。
……どんだけ嫌いなんだよ。

しかも日常はデスクワークばかりで、外にはほとんど出ない。
1年のうち殆どを座って過ごす。

休日の外出はDVDショップやスーパーに買い物に行くだけ。
尚、超インドア人間なので、趣味は全部室内。
映画、ゲーム、そして…昼寝(˘ω˘)
デスクワークがない時代に生まれたら間違いなく生きていけないタイプの人間であった。

ただ、そんな生活にも限界が来る。
5年間こんなふざけた生活をしていたせいで、最近はゲームや作業の集中力が落ちていた。
元々筋肉が付きづらい体質もあって、見た目は”もやし”、日光に当たらないので真っ白。
まるで映画に出てくるヴァンパイアか、MADMAXのウォーボーイズか。
果ては某超能力アニメのLv6の成りそこないか……というレベル。

全てはゲームを楽しむため!
そう思って渋々運動を始めたわけだが……。

苦行の1か月

但し、始めたての1か月は地獄であった。
そもそも5年間全く運動していなかった筆者。
若さも薄れ、駅まで歩いただけで疲れるレベルまで体力は衰えていた。
そんな奴が運動すれば地獄に決まってる!

しかし、やると決めたら徹底的にやるのがゲーマーだ。
ゲーマーとは最強を目指すためにプレイするのだ。
サイクリングでも高速レベリングして、最速で最強にならねばならないのだ!

「”やってみる”ではない。やるか、やらないかだ。」
(“No. Try not. Do. Or do not. There is no try.”)
by.マスターヨーダ

実際に走る

…というわけで、筆者が買ったのは入門に最適とされるクロスバイク。
マウンテンとロードの中間に当たる自転車だそうだ。
そして買って早々いきなり10kmのテスト走行。
いやぁ、思った以上にペダルが軽くて楽しくて。

翌日、30kmのツーリングに出かける。
サイクリングを薦めてくれた方に指導してもらいながら走るわけだが、楽しくて走り過ぎた。
はっきりいって、インドア野郎がいきなり30km走るのは無茶だ。
案の定、翌日から1週間、全身筋肉痛の激痛で起き上がれなくなり寝込んだ。
ゲーマーに加減はないのである。(バカ)

翌週、50km走る(^q^)
そして3日間ダウン。
しかし、この2週間で鈍っていた筋肉がよみがえり、たるんでいた脚がガッチガチになる。
この辺りから、駅までの往復や、近所をダッシュしても疲れを感じなくなる。

更に翌週、70km弱を走る( ゚Д゚)
翌日は筋肉痛になったが、この時すでに50km程度なら余裕と感じていた。
結果、ありえない速度で筋肉が成長し、見違えるように体力が戻った。

そして運命の第4週。
90km弱を走る。
100kmまでは届かなかったが、完全に別人である。
この頃になると、自転車に並走しながらランニングしても微塵も疲れなくなる。
脚が筋肉で固くなり、腹筋・背筋が付いたおかげで胴回りが大きくなっていた。

そして……。

そして、運動を始めて3か月後…。
筆者は別人のようになってしまう。

とりあえず、みなぎっている。体力有り余っててやべぇ!
更に、運動していないと落ち着かなくなってしまった。
という状態が続いている。

更に、長年悩まされてきた…「肩こり、眼精疲労」などはきれいさっぱりなくなった。
むしろ肩こりって何?ってレベル。
しかもよく食べ、よく眠れる。顔色も良い。

これが健康…体力があるということか!

結論:筋肉は正義!

あと、サイクリング超楽しい!

※尚、筆者はバカなので無茶をしても耐えられますが、はっきり言って危険なので絶対にやめてください。

ただし、デメリットも発生した。

ただ、何の知識もないまま始めたおかげでデメリットも発生した。
それがである。

サイクリングはお尻が擦れるので、股ズレや痔対策としてレーシングパンツを履くことが推奨されている。
レーシングパンツにはパッドが入っており、これによって擦れを軽減するのだ。
しかし、レーシングパンツなしで長距離ラン(ロングライド)をすると、お尻が擦れてうっ血してしまい、痔になってしまう
結果として、私は結構酷い痔(いぼ痔)になり、病院通いとなってしまった。

なので、サイクリングを始める際は、必ずレーシングパンツを買い、
痔になりやすい体質の方は、痔になりづらい柔らかく穴の開いた専用サドルを購入したほうが良い

※このサイクリングの痔対策については下記の記事をご参照ください。

COOWOO 自転車サドル ソフトサドル 超肉厚 低反発サドルクッション お尻痛くない 衝撃吸収 テールライト付き 防塵 防水カバー/レンチ/六角棒レンチ付き ロードバイク/マウンテンバイク/クロスバイク用
詳細情報

参考価格:¥1,980 (執筆時調べ)

科学的にも長時間の運動は良くない

また、科学的には長時間の有酸素運動は、むしろ害にしかならないという研究結果が出ている。
有酸素運動を長時間すると、気分はよくなるのでメンタルは改善される。
しかし、長時間運動によって筋肉が逆に消費されてしまい鍛えることはできない

また、ドーパミンなどの快楽物質が出過ぎることで気持ちよくなってしまい、食欲増進を引き起こす
結果的に、身体が求める以上の食事をとってしまい、逆に太ってしまう
更には病気になりやすい、ビタミンやカルシウムが失われる、慢性化してこれらがやめられなくなる……というデメリットがある。
運動しているのに痩せないという罠はココにあるようだ。

なので、有酸素運動は30~40分程度までに抑えないと逆効果となってしまうそうだ。

ちなみに、ランニングよりもウォーキングの方が効果が高いらしく、じわじわ鍛えることが重要なようだ。
筋肉を鍛えるなら食欲が湧かないぐらい激しい運動を短時間でやったほうが効果的とのこと。
水泳やラジオ体操などは短時間でじわじわ鍛えられるので、こちらのほうがベストと言える。(痔にもなりにくい。)

よって、サイクリングは30分ほどをガッツリ走る方が効果が高くなるし、お尻への負担が減るので痔対策となる。

運動を全くしていない人はとりあえず習慣化する為に、まずやってみればよいと思う。
ただ、ある程度身体が出来てきたら、科学的な根拠に則った運動法にシフトし、正しく身体を鍛えてほしい。

現在筆者は、痔の悪化によりロングライドができなくなった(ドクターストップがかかった)ので、短時間で運動する方向にシフトしている。
これらのメニューはサイクリング、ウォーキング、水泳などだ。

自転車は楽しいが、長時間の有酸素運動が害になるという認識を持ち、ロングライドはあくまで、ごく偶に楽しむ程度に留めよう。

使える筋肉・使えない筋肉 アスリートのための筋力トレーニングバイブル
詳細情報

参考価格:¥1,760 (執筆時調べ)
谷本 道哉 (著), 荒川 裕志 (著), 石井 直方 (監修)

食べ物など

運動すると食べ物にも気を付けた方がよい。
筋肉ができあがるまでは、やたらと鶏肉が食べたくなるので、食べよう。
ある程度筋肉が出来たらプロテインにシフトしていくのが良いだろう。
どんどん食事量が増えると太るだけになるので、その点でプロテインは優れている。

水分補給はこまめに。
但し、スポーツドリンクは糖質過多になりやすいので注意
スポーツドリンクは特性が違うので、運動中はポカリ、運動後はアクエリアスが良い。
麦茶は腐るので夏場はやめた方がよく、カフェイン入りは利尿作用で脱水するのでオススメしない

サイクリングは地面に足がつかないので、骨に刺激がいかず、骨粗鬆症になりやすい。
また、運動中に糖分を補給するとカルシウムが減るので、カルシウムは食事で補おう。
ビタミンD、ビタミンKも予防に良いとされる。

オススメは豆腐、鶏肉、小魚、小松菜、ホウレンソウ…あたり。
夏でも食べられるし、運動後の食事として習慣化すれば尚よし。
亜鉛は食事から取るのが大変なので、亜鉛タブレットなどが良いかもしれない。
腹が減るからと言ってジャンクフードのドカ食いでは体力がつかないので、栄養士の本やサイトなどを参考に科学的な根拠に則った正しい食事をしよう。
そうすることで、より早く身体を鍛えられ、健康を維持できる。

最新版 アスリートのためのスポーツ栄養学: 栄養の基本と食事計画 (GAKKEN SPORTS BOOKS)
詳細情報

参考価格:¥1,540 (執筆時調べ)
柳沢 香絵 (監修)

まとめ

  • 運動しないとダメ!
  • インドアが3か月みっちり鍛えたら別人になった
  • 適度な運動は体力を爆上げする
  • 筋肉は正義
  • サイクリングは痔対策を忘れずに
  • 長時間の有酸素運動は害
  • 短時間で効率よく運動
  • まず習慣化し、徐々に科学的な方法に則った運動法にシフトしよう
  • 食事や運動は科学的に行う事

体力が有り余っていると生活が楽になります。
夜もよく眠れるし、肩こりや眼精疲労も改善します。
デスクワークが多い現代なので、運動は大事。
ただ、まずは習慣化しないといけないので、面白そう、続きそうというスポーツから始めてみましょう。

そういった意味ではサイクリングは風が気持ちよく、移動にも使えるので最適。
ただし、身体が出来てきたら科学的根拠に則った正しい運動法で、運動を習慣化させましょう

関連記事はコチラ

LIG(リグ) クロスバイク 700C シマノ製7段変速 サムシフター 前輪クイックリリース 前後キャリパーブレーキ LIG MOVE
詳細情報

参考価格:¥22,980 (執筆時調べ)
フレーム材質 アルミ
適応身長 155cm以上

    この記事をシェアする

コメント/情報提供

コメントを残す

「生活」の関連記事

「アウトドア・サバイバル」の人気記事
映画・音楽・趣味のカテゴリ一覧