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核戦争の始まりそうな今だからこそ押さえておきたい!世紀末サバイバルガイド

J.Stone J.Stone

世界情勢が不安定な中、我が国の近隣で今か今かと起きそうなのが…核戦争である。
そんな核戦争がもし起こってしまったら…
そんなもしもの時に備えて、改めて予習しておきましょう。

(画像出典:Before It’s News)

核戦争勃発危機!?今だからこそ押さえておきたいガイド

世界情勢が不安定な中、我が国の近隣で今か今かと起きそうなのが…核戦争である。
そんな核戦争がもし起こってしまったら…
そんな”もしも”の時に備えて、改めて予習しておきましょう。
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まず我々に出来ること

国際問題となると国がどうとか、政府がどうとかいう話になってきますが、
もし有事になってしまえば、そんなものは個人の力で何とかする以外手段はないと思いますし、
我々自身大国の住人ですから、それは重々承知しているはずだと思います。

では、その個人で出来うる事を確認してみましょう

まず前提として、我が国が攻撃された場合という最悪のシナリオを想定して話を進めます。
中にはこういう内容の書籍や記事を「不安を煽り立てるだけ」という方もいらっしゃると思いますが、
臭いものに蓋をしていては守れる命も守れなくなってしまいますので、予備知識程度でも入れておくのが私は良いのではと思っております。

ちなみに、私は当然戦争など経験しておりませんのであくまで仮説でしか話せませんが、
戦争体験者や空襲経験者の方の貴重な話を過去に聴いたことが幾度か御座いますので、それを踏まえて進めていこうかと思います。

通常兵器による被害の場合

身を守る術

まず、核兵器ではない通常兵器による攻撃があった場合。
取るべき行動はまず伏せることです。逃げることではありません。
近くに遮蔽物があるなら、隠れて伏せるのが良いでしょう。

まず、ミサイルや砲弾などは爆発以外に爆風を引き起こします。
これらはガラス片や鉄片などを発生させ、当たりを破壊します。
身を乗り出すのは絶対に控えましょう。

地方に暮らす場合の避難手順

次に避難です。
農村地帯などの地方、田舎の場合は田んぼや畑など、開けた土地があると思いますし、
そういった場所が避難区域に指定されているでしょう。
なので、基本的には自治体の取り決めに沿って行動するのが無難だと思います。

田舎だからといって慌てた行動をとれば当然混乱が起きますし、
なにより二次被害につながります。
自分の命を優先するあまり、他人の生命を脅かす行動はくれぐれも慎みましょう。

都市部に暮らす場合の避難手順

次に都市部の場合ですが、コチラが少々厄介だと思います。
まず、都市部に攻撃があった場合、既に破片による被害が出てしまっているかと思います。
更には瓦礫の落下や建物の倒壊などが始まっているはずです。
その為、攻撃地点に近い、ないしは既に被害を受けた建物にいる場合は急いでその建物から避難した方がよろしいかと思います。
ただしこちらも慌てず急がずです。特にエレベーターや階段は災害で二次被害を発生させやすい場所なので要注意。
仮に大急ぎで逃げたとしても、相手は地震ではなく兵器ですので、着弾地点を予測できません。
こちらも冷静に避難することをオススメします。

応急救護

また、けが人の対処ですが、出血が多い場合、動かすことは困難になってしまいます。
かといって被害を受けた建物にいる場合、誰かが付きそうのも難しい状況になっているはずです。
助けるか見捨てるかは自己判断になってしまいますが、状況を把握しながら決めていくしかないと思います。
助けると決めた場合、できることはまず止血。
ゴムやロープ、なんでもいいので出血個所付近を強く圧迫し、心臓より高い位置に上げることです。
この辺は応急救護などの知識になってくるので割愛しますが、そちらの対応に従いましょう。
レスキュー隊が近くにいる場合は、彼らに助けを求めるのが最もな策ではないでしょうか。

焼夷弾の場合

焼夷弾は可燃性燃料が発火する兵器です。ナパーム弾などとも呼ばれます。
こちらは、炎上しだしたらもう止まりません。
仮に水をかけたとしても、燃料が引火しているわけですからほとんど消えないと言われています。

田舎の場合、木造建築が多いので、直撃した場合は直ちに退避しましょう。
都市部の場合は道路などに燃料がまき散らされ、炎上している可能性もありますので、
すぐに飛び出す方がかえって危険ではないかと思います。
また、車やガス管などへの誘爆も考えられますので、そういった場所からは直ちに退避しましょう

核攻撃の場合

日本は世界で唯一核攻撃を受けた国ですが、
当時、広島と長崎に投下された核兵器よりもはるかに強力になっておりますので、
くれぐれも「はだしのゲン」に書いてあったぐらいの被害…と油断してかからないようにしましょう。

で、飛んできた場合の対処法ですが…正直ありません。
覚悟を決めてください。

と、云いたいところですが、頭上で炸裂する場合を除き、基本的には対策が可能です。
また、仮に射程圏内に住んでいる方でも、最後まで抵抗出来ることは一応あるようです。
今更になって自衛隊関係者などのツイートなどで対処法が出回り始めたみたいですね。

警報から着弾まで

まず、窓を閉め、カーテンを閉めることで熱線を防げるかもと言われています。
しかし、窓際にとどまれば爆風でガラス片が飛んできますので、窓の近くからは絶対に離れましょう。

屋外にいた場合は地下のある建物や、コンクリート製などの丈夫な建物に避難するのが良いと言われています。
また、屋内の場合は浴槽などが安全と言われています。
トイレなんかでもいいかもしれないですね。
トイレや浴槽は柱の数が多く、倒壊しにくいと地震災害時の逃げ場所に最適ともありますので―。

この際、携帯、マスク、タオル、ハンカチ、ゴーグルなどありそうなものを持ち込んでしまうのが手でしょう。
破片を考えて、靴を履いてしまった方がいいかもしれません。

核兵器炸裂後

さて、仮に生き延びた場合、直ちに非常食などを持って地下などに避難するようにしましょう。

地下鉄、デパートの地下、この際なんでもいいでしょう。

この時点ですでに被爆しており、今後取る水や食料による二次被爆は避けられませんが、
かといって直撃後にその地域から脱出できるとは限りません。

地下に降りたら、しばらく地上には戻れないと思った方が良いです。
また、戻らない方が良いです。
核攻撃後は放射能を含む雨が降ると言われているので、地上では確実に被爆してしまうでしょう。
また、雨が降った後は飲料水や雨漏りなどの水滴などに十分注意しましょう。

また、核攻撃後は携帯電話などの電子機器が使えなくなる可能性が高いです。
その理由の一つとしては、核兵器は電磁パルスを発生させると言われており、
EMPによる電子機器の破壊が起こるからです。
万が一使えるなら持っていきましょう。

ガイガーカウンター、マスク、ゴーグル(水泳のでも何でも)、ビニール袋など、あるものを持っていきましょう。
特にマスクとビニール袋は重要ではないかと思います。
健康被害を受けた際(被爆による嘔吐など)に利用したり、用を足したり、ゴミを入れたりと有効です。

核攻撃から離れた場所に住んでいる場合、
くれぐれも危険地域には近づかないようにしましょう。
被害を増やし、医療現場が余計大変になってしまいます。
また、仮に被害地域から家族が避難してきても、まずは衣服などの所有物を処分させ、医療関係者に診せることをお勧めします。
この辺は原発事故対策のマニュアルなども参照できるかと思います。

どう生き延びるか

仮に、首都圏が攻撃されたとします。
そうなれば日本の政治、行政、金融などは全てストップしてしまいます。
全てがパニックになります。

この状況でできることは落ち着くことです。
便乗してパニックになっていては事態は一向に収束しません。
とにかく場を沈めましょう。

次にですが、日本が核攻撃されていた場合、
ガイガーカウンターを持っている方などに協力してもらい、生活用水の汚染度を図ると良いかと思います。
特に、被害地域の近くであればなおさらです。

また、戦争による本土攻撃はミサイルなどだけではありません。
戦争が始まれば国内にいるその国のスパイやシンパ、工作員などによる破壊工作などが予想されます。
日常でのテロも視野に入れて対策を取らなければ、他国で今起こっているテロ事件同様の被害が出てしまいます。
自分の身は自分で守れるよう、そういった場合の対処法や避難方法などを再確認しておきましょう。

戦争前にできることはただ一つ

戦争が始まる前に出来ることはただ1つ。
それは現実逃避をやめることではないでしょうか。

日本は安全神話によって楽観主義なところがあります。
国境線上で紛争が勃発している外国の友人が私にはいますが、彼はかつてこう述べました。

「目を背けても相手は待たない。自分たちは覚悟を決めて生きるだけ」

正直この一言は相当な重さを持っていましたが、同時に日常であるかのように淡々と語っていました。
事実彼は、過去に紛争で派兵し、戦友を亡くしています。
世の中に絶対はないんですよね…。

かといって、常に有事に備えて肩ひじを張って生きる必要はないかと思いますが、
日本もいつかなるかもしれないという思いで生きるしかないのでしょう。
「最悪の状況になった場合、我々はこうする…」
という策を常に頭の片隅に置いて生活していくほかないのではないでしょうか。

地震、災害…これらの”最悪”を我々は今、頭の片隅に置いて生活しています。
これを読んだ今日から、そこに「戦争」という最悪を加えてみてはどうでしょうか?
きっとこの先、そういった事態が起こりそうなとき、また起きたとき、
冷静な判断が出来、その行動が命を、他人の命をも救うかもしれません。

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