HDDは耐久性で選べ!~壊れにくさで選ぶオススメ商品3選
HDDと言えば容量、速度…色々選ぶポイントはありますが、やはり耐久性が何より大切。今回は数あるHDDの中から耐久性の特に高いと言われる商品をご紹介。
おすすめHDD
皆さん現在お使いのPCに入っているストレージは何ですか?HDDでしょうか。SSDでしょうか。
現在大きく普及しているストレージはHDDとSSDですが、容量、メーカー、HDDであれば回転数などにより種類がとても豊富になっています。
今回はHDDに焦点を当てて、HDDはどう選ぶべきかと、どれがオススメなのかを解説していきます。
HDDメーカーはどこを選ぶべきか
現在HDDのメーカーは大手でHGST、Seagate、東芝、WesternDigital(以下WDと略)、4社が存在します。
日立やその他各社からもHDDは販売されていますが、4台大手というとこの4社になるでしょう。
この4社からHDDを選ぶ場合まず何を気にするかが最も大切になってきます。速度でしょうか。それとも値段でしょうか。
速度も値段もHDDを選ぶ場合重要な要素となってきますが、耐久性には及びません。
読み書き速度が速く、値段も安いHDDでもすぐに壊れるようなものでは使えません。大切なデータを保管する以上、ある程度の耐久性と信頼性が必要となってきます。
しかし、絶対に壊れないHDDというものは存在しないのでそこだけは留意しておいてください。
大切なのは「耐久性」
HDDの選定において最も大切なものは「壊れにくさ」であることが分かって頂けたかと思います。
ではHGST、Seagate、東芝、WDの4社を総合的に比較して最も壊れにくいメーカーはどこなのでしょうか。
以下はBACKBLEZEが調査した2018年のHDDの故障率です。MFGがメーカー名、ModelがHDDの型番、DriveSizeがHDDの容量、DriveCountがHDDが運用されている台数、DriveDaysが運用日数、Failuresが不具合報告数、Annualized Failure Rateが1年間の故障率を表しています。
(出典:backblaze.com/)
最も注目すべき点はAnnualized Failure Rate(以下AFRと略)です。これは1年間の故障確率を示しているのでこれが高ければ壊れやすいと考えることが出来ます。
そのためAFRが低いメーカーを選びたいのですが少し注意が必要です。
例えば一番上のHGSTの「HFS5C4040ALE」では運用台数が50台、運用日数が23,069日で不具合報告が1件でAFRが1.58%となっています。
他の例では東芝の「MD04ABA500V」は運用台数が45台、運用日数が16,335日と短くAFRが0%となっています。
なので、このデータだけを見て正確に壊れやすい、壊れにくいを判断することは少し難しくポイントとしては運用台数と運用日数が長く、故障率が低いものを選ぶと良いでしょう。
このように考えた場合、最も信頼性の高いHDDは「HGST」のHDDとなります。
逆にSeagateやWDは全体的に信頼性は低いです。
また東芝は4TBや5TBの低用量モデルではAFRが低く信頼性は高いと判断できますが14TBモデルなどの大容量モデルでは信頼性が低いと考えたほうがよさそうです。
東芝のHDDを使う場合は大容量のモデルは避けましょう。
絶対HGSTを使うべきなの?
結論から言うと「いいえ」です。確かにSeagateやWDは先ほど挙げたデータから信頼性が低いと判断できます。
そのためPCのOSや大切なデータを保存しておく「システムドライブ」(PCのCドライブ)はHGST社のHDDを使うことをお勧めします。
それ以外の、消えても別に問題はないといったいわば「使い潰す」ような使い方をする際はわざわざ信頼性が高いものを選ばず速度とコスパを重視して選んで問題はありません。
そういった方はSeagateやWDを選ぶと良いでしょう。
大切なデータはHGST、使い潰すなら安いSeagateやWD!これを覚えておくと良いでしょう。
おすすめHDD・ベスト3
HDS722020ALA330
参考価格:¥11,800(執筆時現在)
インターフェース : SerialATA
容量 : 2TB
回転数 : 7200rpm
キャッシュ : 32MB
7200rpmのSATA 3Gb/s対応で速度も問題なしの2TBモデルです。2TBくらいで十分という方にはコチラがオススメです。
HTS721010A9E630
参考価格:¥6,950(執筆時現在)
インターフェース:Serial ATA
転送方式:Serial ATA
ディスクサイズ(インチ):2.5
回転数(rpm):7200
キャッシュ(MB):32
シークタイム(m/s):12
7200rpmのSATA 6Gb/sの爆速モデルです。1TBと若干少ない気もしますがOSなどをインストールするだけであれば問題ありません。また、2.5インチなのでノートPCでも使うことが出来ます。
HDD 0S04005
参考価格:¥27,999(執筆時現在)
インターフェース:6Gb/s SATA
容量:4TB
回転数・キャッシュ:7,200rpm 128MB
MTBF:100万時間
7200rpmのSATA 6Gb/sの爆速モデルです。容量も4TBと使いやすい大きさです。
ポイントはNAS用HDDであること。NASとはとても簡単に言うとサーバーのようなものです。
サーバーに使うストレージはとても信頼性が高いものでなくてはなりません。
そのため、この商品の信頼性は間違いありません。
ですが、値段が容量の割にかなり高くなってしまっています…。
とにかく信頼性を重視したい場合はこのHDDを選ぶと良いでしょう。
まとめ
- HDDの壊れやすさはAFRで比較するべし!
- OS、大切なデータ用はHGSTか低容量の東芝を選ぶべし!
- 使い潰すならコスパに優れたSeagateかWDを選ぶべし!
まとめるとこのようになります。
大切なデータを保存するのでなるべく壊れてほしくはありませんがモノはいつかは壊れてしまいます。
ですが、その中でもなるべく壊れないよいものを賢く購入したいですね。
HDD選びで悩んでいる方は是非参考にしてみてください。
それではHGST社製HDDでよいPCライフを!
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