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ゲーム制作の初心者必見!作りやすいジャンル、作りにくいジャンル

J.Stone J.Stone

ゲームを作りたいなー、と一度でも思った方は多いのではないでしょうか。
しかし、いったいどんなジャンルが向いているのだろう。何をつくればいいのだろう。
そんな悩みを少しでも解消できればと思い、今回は書いていきます。

(画像出典:http://www.indieretronews.com/2015/06/rpg-maker-entire-series-reviewed.html)

ゲーム作りたい!けどジャンル多すぎ!

ゲームを作りたいなー、と一度でも思った方は多いのではないでしょうか。

それもそのはず、今やゲームは世界中の人が参加できる巨大なコンテンツへとなりました。
「テレビゲームは1時間だけ!」
等と言っていた20年前とは大違い、
今や電車内で、会社で、学校で、自宅で…家庭用ゲーム機からパソコン、
スマートホンと幅広い展開を見せ、誰しもがプレイしている時代です。
ゲームやりすぎで子どもに説教していたかつでのお父さんお母さん世代も、気づかぬうちにスマホゲームで遊んでいる時代です。

そんなゲームを作りたい。
しかし、いったいどんなジャンルが向いているのだろう。
何をつくればいいのだろう。

そんな悩みを少しでも解消できればと思い、今回は書いていきます。

ゲーム制作、何が作りやすいんだろう?

ゲームにも様々なジャンルがありますよね?

RPG、アクション、シミュレーション、パズル、シューティング、ノベル…

当然開発するとなると、自分の好きなジャンルを作りたいわけですが、
中々そうもいかないのが現状ではないでしょうか。
企業が商品開発としてやっているゲームを参考にしたところで、制作規模や開発費の面で大きく差が開いていますし、
なによりこっちは個人ないしは少人数。

では、そんな複数存在するジャンルを作りやすいもの、作りにくいもので分けてしまいましょう。

簡単!楽!作りやすいゲームジャンル

ノベルゲーム

同人作品で多く見られる形態です。
基本的に立ち絵、背景、文字枠、テキスト、あとは効果音と音楽ぐらいしか必要ありません。
これらのうち、テキスト以外は全て無料素材で揃います。
この時点で、制作時間は大幅に短縮されるわけです。

そこから立ち絵だけ自分のオリジナルにすれば、イラスト重視のノベルゲームになりますし、
逆にシナリオ特化で行けばシナリオ重視の読み応えのある作品に仕上がります。
シナリオ一本勝負という作品の中には、立ち絵一切排除でサウンドノベルとして作っているものもありますね。
絵師になりたい、シナリオライターになりたいと思う方はチャレンジしてみてはいかかでしょうか?

制作ソフトも無料有料ありますがどれも基本的には簡単で、直感的です。
初心者にはうってつけのゲームジャンルではないでしょうか。

謎解きゲーム

画面をクリックしたり、キャラを操作して調べて行ったりという内容で、
ミステリーからポップ、コメディまで作れるジャンルです。
最近ではインディーズゲームの『マシナリウム』がその独特な世界観と絵で大ヒットしました。

こちらもノベルゲームとほとんど変わらない素材で製作出来ますが、
謎解きという要素によって、若干だけ工程が増えてしまいます。

3D謎解きゲームの場合は、立体になるので
自由に動きまわす場合、当たり判定などで若干バグに遭遇するのではないでしょうか。
名作謎解きゲーム『MYST』のように一枚絵を3Dに見せるのか、ミストのリマスター版の様に自由に動けるのかで製作時間はだいぶ変わってくると思います。
初心者の場合はなるべく作業工程を減らさないと、継続した制作が出来ないと思うので、なるべく簡単な手法を選ぶように心がけましょう。
スマホゲームでも展開させやすいジャンルなので、ユーザー獲得数も多いのではないでしょうか。

音ゲー

シンプルに設計すればするほど、素材数を抑えられるが、中毒性は維持できるといったジャンルではないでしょうか。
リズムを刻ませたりする性質上、判定はしっかりと設計しなければなりませんが、
一度システムさえ作ってしまえばあとは音楽を変えて、譜面を作り変えるだけでいくらでも数が増やせる利点があると思います。

音ゲーで一番肝心なのは勿論そういった音楽の面ですが、UIデザインも非常に大切で、
これが直感的に操作しずらいとユーザーが離れていってしまう可能性もあります。

また、『アイドルマスター』のような3Dモデルにバックで踊らせたりする設計は、
やはり作業工程が増えてしまいますので、ここはやはり2Dゲームで実験してから…という感じがよろしいかと思います。
こちらもスマホゲームでも展開させやすいジャンルなので、ユーザー獲得数も多いのではないでしょうか。

RPG

作業工程的には非常に多いゲームジャンルですが、
制作エンジンのおかげでハードルの低いジャンルです。

素材制作は無料素材で大抵補えますが、一番困るのがレベルデザインではないでしょうか。
RPGはゲームの性質上、バトルが必ずと言っていいほど入りますので、
数値バランスをひたすら調整する地獄にハマる可能性もあります。

しかし、先ほどもいいましたが、制作エンジンによって相当ハードルは低いです。
システムのソースコード素材もあるぐらいで、プログラミングが出来ない方でも作れてしまいます。
ですがやはり、最初から壮大なファンタジーを作ろうとした人たちの挫折が後を絶たないジャンルです。
もし作る際はプレイ時間1時間程度の小作をいくつかつくりながら、大きめの物にチャレンジしていきましょう。

あと、個人的な意見ですが、将来的にRPGを作りたいならば全部自分一人で作ってみると良いと思います。
自信を付けた後、素材制作者にむちゃくちゃな要求する同人クリエイターも後が経たないようなので、まずは他人の苦労を知りましょう。
また、自分で一通りやることで、仮にスタッフが逃げ出しても主催者自体が補えるので、開発が止まることがなくなるからです。
さて…もう一度いっておきましょう。最初から壮大ものなんて作ろうと思わないように。(笑

難しい!大変!作りにくいゲームジャンル

アクションゲーム・シューティングゲーム

プレイしていて一番楽しい!と思えるゲームではないでしょうか。
特に3Dグラフィックの向上で、アクション要素のあるゲームは乱立しています。
しかし作るとなるとそうもいかず、当たり判定の面で作業工程が大幅に増えてしまいます。
また、アクションという性質上、2Dならアニメーション、3Dならばモーションと、演出・動作関係の作業が増えます。
3Dが大変なのはいわずもがな、2Dでも苦労が多いゲームではないでしょうか。

ただし、制作エンジンも多く、ハードル自体は低いです。
動きのあまりない、レトロデザインのアクションゲームなどにしてしまえば作業時間を大幅に短縮できるので、
まずはそういった辺りから攻めてみるのはいかがでしょうか。

FPS

アクションシューティングなので内容自体は上記と変わりありませんが、
3Dグラフィックがほとんどになるので、挙動の面で苦労するかと思います。
そして何と言っても一番は当たり判定。
当たり判定が酷いオンラインゲームや、商業ゲームも多いぐらいですので、
アマチュアが手を出すには相当ハードルが高いと思います。

海外のゲームはMODや拡張ツールなどでユーザーが気軽に追加コンテンツを作ったり、
作り変えたりといったことが容易なので、まずはそういったもので練習するのもありでしょう。
またそういったMODゲームからプロにスカウトされたというゲームも多いです。
ハーフライフエンジンを流用した、「カウンターストライク」や「Portal」なんかがそうですね。

戦略・経営シミュレーション

ハードル自体は正直高くありません。
RPGの製作ソフトなどで使いまわしができますし、素材もRPGと同じぐらい。
テキスト型の戦略ゲームはノベルゲームの流用で制作可能です。
SRPGのソースコードも出回っています。

しかし、一番問題なのはやはりレベルデザイン。
戦略という特性上、作者側に数学的設計力がないと、お粗末なゲームに仕上がってしまいます。
また、思考ルーチン設計も大変で、素材を使えば楽なのですが、
より高度なことをやろうとすればするほど、プログラミング能力とAI設計の部分で苦労が多くなると思います。

引き算と逆算のできないクリエイターにははっきり言って向いていません。

しかし、逆に言えば、普段から戦略ゲームやボードゲームを得意としていたりする方などは
卓上の計算だけで簡単にレベルデザインができてしまいます。
得意不得意が分かれるゲームではないでしょうか。

尚、経営シミュレーションも一応こちらに含めます。

パズルゲーム

こちらもハードル自体は高い方ではないと思いますが、
やはりパズルなので数学眼のない人には向かないのではないでしょうか。
パズルのルールによっては簡単なものもありますし、
スマホでの展開が容易なので、自信のある方はチャレンジしてみるといいのではないでしょうか。
無料素材もあるので素材数自体はさほど必要にならないのではと思います。

オープンワールド系ゲーム全般

作業規模的にいって、はっきり言って無理だと思います。
法人化したあとに挑戦しましょう。

オンラインゲーム全般

こちらもサーバー代などあって無理だと思いますし、
常に費用が掛かる分、なにより集客力が大切になってきます。
こちらも難しいのではないでしょうか。

各ジャンルの特徴を把握して、ゲーム制作しよう!

いかがでしたでしょうか。
ゲームの市場は今後ますます拡大していくと思います。
しかし、国産ゲームの勢いは衰えているのが現状ではないでしょうか。

ゲームはプレイするのも作るのも楽しい媒体です。
これを機にみなさんも作ってみてください。

そして、作りたいジャンルの特徴をよく把握して、
面白いゲーム設計、ゲームデザインをしていきましょう。

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