「Project Wingman」エスコン魂を受け継ぐヒコーキゲーム

J.Stone J.Stone

今回はエスコン風のインディタイトルであるフライトシューティングゲーム「Project Wingman」をご紹介。Steamで購入して遊んでみたらメチャメチャ面白かったのでオススメなポイントをご紹介。

エスコン魂再臨

Project Winter?

いいえ、違います。

Project Wingmanです。

今回オススメするゲームは「Project Wingman」というインディースタジオが開発したフライトシューティングゲームです。
オーストラリアのスタジオSector D2が開発し、どうやら個人製作らしいのですが、メジャータイトルに引けを取らないクオリティを誇るゲームとなっています。

もちろん元ネタは「エースコンバットシリーズ」ですが、エスコンファンの私としても本家を超えていると言っても過言ではないと思います。
Steamセールで購入したのですが、通常価格で2570円とこれまた破格。エースコンバット7が8360円と考えると、お値打ち度がわかります。
現在は途中までプレイしている状態ですが、オススメする理由を紹介していくので、購入を検討されている方はご参考ください。

本家よりドッグファイトが熱い!

Project Wingmanと比較されやすいのが最新作エースコンバット7ですが、はっきりいって前者の方が面白いです。
エスコン7が微妙だったというレビューは過去に掲載しているので、そちらをご覧いただければ幸いですが、過去作をやってきた人間としてはProject Wingmanのほうが圧倒的に面白いです。

エスコン7は新しさや斬新さを目指し過ぎてシューティングやミリタリー好きを引き込む要素を削ってしまった器用貧乏な作品と言えます。
その点、Project Wingmanは硬派に純粋で楽しいフライトシューティングを作り上げており、余計な装飾はありません。
例えるなら……
「醤油ラーメンを注文したら、見栄えと食感が斬新な具材をぶっこんでインスタ映えしてトレンディでバズりそうだけど美味しくない創作ラーメン」になっていたのがエスコン7に対し、
「醤油ラーメンを注文したら、ちゃんと醤油ラーメンが出てきて、おまけにメンマとチャーシューがちょっと多めに盛られていてお得だった」のがProject Wingmanです。

ドローン戦闘はなく、対エースパイロット戦や、大型トンデモ兵器など熱い空のバトルが繰り広げられ、PS2時代のエスコンを彷彿とさせる作りになっています。
特にエスコンZEROを彷彿とさせるエースパイロット戦は手に汗握る戦いで、ボルテージは最高潮に達します。

もちろん、トンネルもありますよ?

拡張性と遊びやすさがアップ

Project Wingmanの特徴として、ミッションの制限時間がないという点が挙げられます。
従来のゲームであれば、ミッションクリア時間があり、その中でどうするかを判断しなければいけませんでしたが、本作では自由に飛び回る事に重きを置いている為、マップに出現した敵機を自分のペースで狩る事ができます。
制限時間がない関係上、出現する敵の数もエスコンより多く、敵AIも賢いのでじっくりプレイすることが出来ます。
一方で、タイムアタックや制限時間ありのミッションのような

また、機体に装備できるウェポンマウントが1つだけでなく、機体ごとにベイ数が設定されている為、対地ミサイルと対空ミサイルの両方を搭載することもでき、ミッションに合わせて自在にカスタマイズが可能となっています。

僚機も優秀です。
指示は与えられませんが、対空対地共にプレイヤーを援護してくれますし、しっかり攻撃してくれます。
混戦になれば航空機を蹴散らしてくれますし、地上目標に接近すれば対地攻撃を始めます。
最も、撃破スコアを横取りされてしまうので、スコア狙いの場合は注意しましょう。

ビジュアルが最高

フライトシューティングの重要な要素としてビジュアルがある。
圧倒的な景色と航空機の造形が没入感に直結するわけだが、本作は個人製作ながら景色は圧巻であり、飛行機の作り込みもミリオタが拍手を送る出来になっている。


コックピットモードも当然採用。


3人称視点も採用。


ミサイルカメラも当然存在。着弾演出を撮影したい場合にも使えます。


レアな機体も存在。

ローグライクモードも存在

本編クリア後のやり込み要素として、ローグライク風のチャレンジ系モードも搭載。
こちらは本編と違って死んだらゲームオーバーな感じで、金を稼いで機体を集めて、ランダムで設定されたマップと敵エースを狩って進めていくゲームモードな模様。
一応クリア後推奨となっているので、本編をまず遊んでから挑戦してみましょう。

全ステージVR対応

なんと全ステージVR対応で、没入感たっぷりなプレイが楽しめる設計になっています。
VR限定モードしかなかったエスコン7とは違い、全編にわたってVRゴーグル着用で没入感ある操作が可能です。

Steamコントローラー対応

Steamコントローラー機能に対応しているので、XBOXやPS4のコントローラを接続して認識させれば、コンシューマ機同様の操作感で遊べます。
コントローラーを使用したプレイは、エスコンシリーズと変わりなくプレイできるので、慣れたプレイヤーはそのままの間隔で飛び回る事が可能。

Steamコントローラー機能を使う場合は、SteamでBig Picture機能をONにしてから、設定でそれぞれのコントローラーの認識にチェックを入れます。
例えば、PS4コントローラーを使用する場合は、PS設定にチェックをいれます。

MOD対応

PCゲームなのでMODによる拡張が効きます。
例えば、BGMをエスコン本編のモノに差し替えたり、新しい機体を追加したり、カラーリングを変えたりなどです。
もちろんバランス調整MODも存在するので、好きな機体を強化するMODを入れれば、F4ファントムで無双したりもできます。
また、Project Wingmanはインディゲームである以上、搭乗機体が少なく、ライセンスにより実名が使えないようなので、その辺りを追加するMODもあるようです。

コチラはエスコンZEROのPIXY(ガルム2)カラーを追加するMODで、F-15のカラーリングが変わります。
片羽の妖精になりたい人は入れてみては如何?

おまけ:オススメ設定

上記の画像で赤枠で囲った部分を、画像の通りに設定してみましょう。
すると、エスコンのHUDに近づきます。

また、字幕表示はデフォルトでは下側になっているので、上側にしてあげると、無線字幕が上側に表示されます。

まとめ

  • PS2時代のエスコン全盛期が好きな人には特におすすめ
  • トンネル潜りも健在
  • 制限時間がないので自由度が高い
  • ビジュアルが最高、機体の造形がインディとは思えないほど素晴らしい
  • 世界観は世紀末の地球で、傭兵が幅を利かせているというエスコンZERO大好きマンをそそる設定
  • チョッパーみたいな煩い奴や、ナガセみたいな強気な女パイロットも存在。みんなのアイドルAWACSたんも健在
  • トンデモ兵器は健在で、世界一の科学力を戦闘機でブチのめす快感
  • 全編VR対応
  • コントローラーの使用感も変わらない
  • MOD対応で拡張可能。バランス調整から機体追加まで様々

とりあえずね……面白過ぎて、Steamセールで購入して超絶ハマったので面白さを共有したいんですよ。
過去にメビウス1だったり円卓の鬼神だったりラーズグリーズだったりしたエスコンファンはとりあえず買いです。

エスコン好きやフライトシューティング好きは如何?

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