Call of the Wild: The Angler 現時点で最悪の出来

J.Stone J.Stone

Call of the Wildシリーズ第2弾、待望の釣りシミュレーションゲームの登場だあああああ!…と思ったら、とんだ地雷タイトルだったので、注意喚起も兼ねてレビューしときます。(尚、この記事は発売直後の内容です)

待ちに待ったCall of the Wildシリーズの2作目!……だが、、

皆さんは『theHunter: Call of the Wild』というゲームをご存じだろうか?
TheHunterは、ストイックなまでにリアルなハンティングを追求した、ハンティングシミュレーションゲームなのだ。
広大な自然の中で、ハンターとなって動物を狩り、保護区を管理するという内容である。
自由なハンティングスタイルと、部位ダメージや動物の警戒度などをリアルに織り交ぜ、ひたすら森の中で待って獲物を仕留める楽しさがある、正にハンティングゲームの名作である。

そのCall of the Wildシリーズの第2作目が発表となった。それが今回紹介する「Call of the Wild: The Angler」である。
本作は釣りシミュレーションという内容で、広大な自然で自由気ままに釣りをするゲームである。

仕掛け針を作り、岸でひたすらレインコートに包まりながら待つ…。
又はルアーフィッシングでスポーティーなバス釣り体験。
更には渓流で現実ではスキルのいるフライフィッシングでヤマメを釣って焼いて食う。
ボートに乗ってワカサギを釣ったり、沖に出てカツオやカジキを一本釣り。
誰もがそんなtheHunterのようなリアリティのある釣り体験を想像しただろう。

…が、その期待は大きく裏切られたのだった。

マルチプレイができない

結論から言おう。

公式サイトで謳われている楽しそうな体験は、バグによってまともに遊ぶことが出来ない。
まあ、バグなんて洋ゲーにある当たり前だろ?と思うかもしれない。
確かにそうだ。
だが、このゲームは最大12人でワイワイ釣りを楽しめるという体験をうたっているにもかかわらず、なんとマルチプレイがエラーによって機能しない。
一応野良のランダムマッチは何故か機能しているのだが、フレンドと一緒に遊ぼうとすると、エラーが出て一緒に遊べないのだ。

このゲームはApex Connectという公式アカウントを作ってフレンド登録することで遊べる。はずなのだが、この機能がぶっこわれている。
先に行っておくと、theHunterではスムーズになんのストレスもなくマルチプレイができる。
が、何故か同じシリーズのこのゲームでは出来ないのだ。

スマホゲー以下の体験

まあ、マルチプレイがバグってるぐらいならそのうちアップデートで解決するだろう。
そう、肝心の釣り体験こそが何より大事なのだ。

うん。

釣りが全然リアルじゃない。

確かにキャスティングやドラグなど、リアルさを体験できるシステムは用意されている。
だが、このゲーム……糸を垂らしておいて暫くすると効果音と共に『今だ!』と表示され、マウスを押す。
あとは引く。

おわりである。

……?
…………???

リアルどこ行った??( ゚Д゚)

ま……まあ、カジュアルにしておくのも大事だよね。うん。
が、リアル体験をウリにするCall of the Wildシリーズとして期待したユーザーは拍子抜けしたに間違いない。

極めつけに、適当な釣り具で大抵の魚が釣れてしまう。
チュートリアルとして仕掛けやルアー、エサを変えることで釣れる魚が変わる、釣るポイントによって魚が変わると書いてある。
だが実際は、小物用の針で大型の魚が掛かったり、釣り場を変えなくても大抵のものが吊り上がる。
一番安い餌であるパンでマスやバスがガンガン釣れてしまう。

つまり、糸を垂らして合図とともにマウスさえ押せば、適当な魚が吊り上がるのだ。
これじゃあ”どうぶつの森”とか”ARK”とかの釣りと変わらねぇじゃねぇかあああああああ

リアルな釣り体験どこいった…???

その他バグ・不満要素

・乗り物がFPS視点固定で酔う(山道で悪路も多い為)
・車で川に転落すると脱出できずにゲーム再起動必須
・経験値を稼ぐと釣り具が増えるが、経験値はマップ探索の方が効率が良い
・チュートリアル・クエストに書いてある内容を行っても進行しない
・無料のエサというモノがあると書いてあるが存在しない。(1円のパンはあるが)
・操作性が素晴らしく悪い(特にルアー釣り)
・最高設定でも画質が汚い
・クエストは1つずつしか受けられないが、途中でバグって切り替えられなくなる(再起動しても治らず)
・重量制限が一番高い糸を使い、適当な餌と針でマウスクリックで魚がボロボロ釣れるソシャゲ体験。

結論

まだ買うな!!!

Call of the Wildシリーズにふさわしいリアルな体験はウォーキングぐらいでしか得られず、肝心の釣りは無料ゲー以下の出来栄え。
最高のアウトドアフィッシング体験は全くできないと言って良い。

ちなみに、あまりにも不具合が多いのでSteamに問い合わせたところ、プレイ時間を超えていても返金対応が行われた。
というぐらい現状悲惨になっているので、theHunterで期待していた方は購入を待った方が良いだろう。

別にスマホゲーぐらいの釣りが出来ればいいという方もいるだろうが、そういう方はスマホゲーの釣りゲームをしていた方が多分楽しいと思う。
どうしても釣りゲーがしたいなら、マルチプレイもできる無料ゲームがあるのでコチラをオススメする。
こっちのほうが操作性も良く、まだ遊べるだろう。

やはり、釣りという手先の感覚を頼りに粘り強く行うアウトドアは、ゲームでは再現できないということか。
ちなみに筆者は釣り経験者なので、余計にそう感じたのかもしれない。
製作者にはせめてワカサギ釣りぐらい体験してから、システムを改良してもらいたいモノである。

今回は以上です。
期待している方が同じ思いをしないように、今回このゲームのレビューを書いておきました。
とりあえず、ゲームがオーバーホールされるまでは待ちましょう…(´;ω;`)

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コメント/情報提供
  1. より:

    へぇ…

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