ドラクエビルダーズを買うべき人・向かない人(レビュー)

J.Stone J.Stone

ドラクエビルダーズ2のPC(Steam)版が発売されました。このゲームはドラクエの世界をベースにしたサンドボックスゲームで、初心者でも遊びやすい設計となっています。今回は向いている人・向かない人を解説しますので購入の際にお役立てください。

ドラクエビルダーズ2のPC版(Steam版)が発売となり、この冬の間に遊ばれた方も多いかと思います。
そこで今回は、サンドボックス・サバイバル系ゲームを好んでプレイしている筆者が、「やったほうがいい人・やめた方が良い人」を解説していきます。

やった方が良い人・やめた方が良い人

まず、ゲーム自体は非常に面白く、ドラクエの世界を壊さないように見事にサンドボックス要素を詰め込んでいます。
お馴染みのスライムや、独特な効果音は健在で、BGMも旧作のアレンジをふんだんに使っており、特に1~4をガッツリ遊んでいた層には堪らない演出ではないでしょうか。
しかし、難易度はサンドボックスゲームにしてはかなり低く抑えられているので、向き不向きは分かれるように思います。

そこで、まずは向いている人・向かない人をまとめてみました。

やったほうがいい人

  • サンドボックスゲームに触れたことがない
  • ドラクエが好き
  • 可愛いキャラクターが良い
  • 何をすればいいのか分からなくなってしまう
  • ストーリーがあった方が良い
  • チュートリアルが丁寧な方が好き
  • 忙しすぎないゲームが良い
  • のんびりRPG好き

間違いなく向いている人は、ドラクエが好きな人とのんびりゲームが好きな人です。
ゲーム進行は割とゆったりで、マイペースに進めることができるのでゆるくドラクエの世界に浸りたい人には向いています。

サンドボックスゲームをやったことがない人にも向いています。
ほとんどのサンドボックスゲームがチュートリアルのない死に覚えゲーな部分があるのですが、このゲームは1から10まで手取り足取りを丁寧に説明してくれます。しかもメインストーリーをプレイしていくとサンドボックスの要素が全てわかっていく要素になっているので、全編チュートリアルと言える構成になっています。

ストーリーがあるのも大きいかと思います。
サンドボックスゲームの大半は物語がほとんどなく、行間を読んで世界観を想像しながら自由に遊ぶだけで、悪く言えば不親切で置いてけぼりです。しかしドラクエビルダーズは、ストーリーがしっかりと用意されており、ドラクエの世界観を感じながらもサンドボックスを楽しむことができるので、置いてけぼり感はありません。なので、何をしていいのか分からない、指示があった方が良いという方には非常に向いています。

あとは鳥山明氏お馴染みのポップで可愛いキャラクターが勢ぞろいなので、親しみやすさもあります。洋ゲーだとグラフィックが微妙だったり、主人公がゴリラみたいだったりしますが、ドラクエビルダーズではそれがないので感情移入しやすく、万人向けで全年齢楽しめるデザインになっています。

マルチプレイも対応しているので、ゆるーくフレンドと遊んでみてはいかがでしょうか。

やめたほうがいい人

  • インディーズの難しいサンドボックスをこなしてしまった方
  • Minecraftをバリバリ遊んでいる
  • 全て自発的・能動的にプレイしたい
  • 効率を徹底重視する
  • ストーリーに全く興味がない
  • チュートリアルなど不要
  • 最初から何でも作りたい
  • せっかち

向いてない人は間違いなくサンドボックス慣れした玄人サバイバーです。
Minecraft、Terraria、Stardew Valley、ARK、Raft、The Forest、Factorioなどのゲームをプレイし尽くしてしまった方には物足りないと思います。
ドラクエビルダーズと言えど、サンドボックスの要素は当たり前の要素で構成されており、慣れてしまった人には道具などの機能が即座に推測できてしまいます。
その結果、いちいち説明してくれる親切さがかえって迷惑と感じてしまい、早く先に進みたいというイライラが発生してしまうでしょう。
またストーリーを進行しないと、作れるアイテムが増えないので、最初から大規模建築や超効率な設備を作ることはできません。なので、最初から全ての要素を触りたい、効率プレイしたいという方には合わないと思います。
そして、あくまでもドラクエを楽しみながらサンドボックス要素を遊ぶゲームなので、ストーリーや世界観に全く興味がない人には楽しめないと思います。
結局感情移入が出来ないと、ストーリーを全部スキップすることになり、結果ただの長いチュートリアルと感じてしまうので向いていません。

本作はあくまでもドラクエの世界を重視したサンドボックスであること、敷居と難易度が低い初心者向けの設計である事を理解して購入しましょう。

まとめ

ドラクエビルダーズは、比較的玄人向けであったサンドボックスゲームの敷居を落として、遊びやすくしたゲームです。
なのでこれからサンドボックスに触れてみたいという方には間違いなくオススメであり、丁寧な説明があるので戸惑いもなくプレイすることができるでしょう。
但し、今まで多くのサンドボックスを遊んだ方には物足りないと感じてしまいます。

ドラクエビルダーズ2は、ドラクエ2をベースにしたストーリーが展開されるので、嘗てハーゴン・シドーを倒しに行ったプレイヤーには懐かしい展開が待っているでしょう。
もちろんマルチプレイも可能で、ワイワイ楽しむことができますので、仲の良いフレンドと一緒にドラクエの世界を遊んでみてはいかがでしょうか。

ドラゴンクエストビルダーズ2 破壊神シドーとからっぽの島
詳細情報

参考価格:¥8,580(執筆時調べ)

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