もしも痔になってしまったら？

2019/10/09

J.Stone

今回は「もしも痔になってしまったらどうするのか？」というお話。筆者はサイクリングをやり過ぎて肛門科通いになりました。その経験から、どういう対策や治療法が良いのかを紹介していきます。

痔になったらどうするの？

さて今回は「お尻」の話です。
現代人は座り仕事が増えているため、お尻のトラブルは多いようです。
中でも、痔になり易い体質の方は要注意。

筆者は元々痔になり易い体質だったのですが、運動不足解消の為にサイクリングを始めた結果、痔が悪化してしまい病院通いになってしまいました。
というわけで今回はそんな痔になってしまった場合について、筆者の経験を踏まえてお話します。

尚、この内容は健康や医療に関わる内容なので、病院や医師のサイトをリンクとして掲載していきます。

痔になった原因はこちら

全く運動していない奴がスポーツを始めるとどうなるか？

https://moshi-nara.com/15579/

適度な運動は健康維持にかかせません。しかし運動は中々できなしい続かないということも。今回はそんなもしもをご紹介。題して…「もしも、全く運動してない奴がスポーツを始め、3か月間続けたら一体どうなるのか」。尚今回はサイクリングを3か月しています。

痔の原因は？

まず、痔の原因から解説します。
痔になるのはお尻のうっ血、切れ、擦れなど。
なり易い体質は、座りっぱなしが多く、お尻の血流が悪い方が主です。
もしかしたら遺伝も関係あるかもしれません。

生活や運動も関係しています。
デスクワークや車によく乗る方はなり易いと言われています。
また、便秘やトイレにいる時間が長い方もなりやすくなります。
スポーツではサイクリングやバイクもなり易いです。
その場合はサドルを交換し、レーシングパンツなどのパッド入りの下着を着用しましょう。

痔の種類

痔の種類はいくつかあります。
「内痔核(切れ痔やいぼ痔)」「うっ血性外痔核(いぼ痔)」「痔ろう」があります。

内痔とは、お尻の中にできる痔で、切れ痔や内側のいぼ痔が該当します。
これは痛みがないことがほとんどであり、自覚症状がありません。
なので、検査をしてみたら大きなポリープになっているという事もあります。

外痔とは、お尻の外にできる痔で、いぼ痔、出痔と言われるものです。
これは外側にうっ血した腫れができるので非常に痛いです。
座り、しゃがみなどで激痛を伴うこともあるので、日常生活に支障ができやすくなります。

痔ろうとは、内痔が化膿して細菌が溜まり、お尻の中に通路をつくってしまいます。
初期症状であれば薬で化膿を止められますが、大抵内痔は自覚症状がないので、悪化してから発見されることが多くなります。
その為、切開手術になることが多いと言われています。

痔核（いぼ痔）ご説明 | 慈愛病院-文京区

http://www.jiaibyoin.or.jp/trouble/warted.php

痔核（いぼ痔）、当院では、痔でお悩みの方へ専門医が適切な診察、治療を行っております。痔に関係する疾患でお悩みや心配事のある方はご相談下さい。東京都・文京区

治療法と対策

治療

さて、痔になってしまったらどうするか？
結論から言うと「病院に直行」するのが最も確実です。
選ぶのは肛門科。胃腸科もあると、場合によっては直腸の中も検査してくれます。便秘で痔体質の方はおすすめです。

確かに人に見せるのは恥ずかしいと思うでしょうが、悪化して爛れたり、膿を垂れ流したみっともない姿を見せるよりは遥かにマシです。
また、痔は放置すると手術が必要になるので、どうせ見せるなら最初から見せた方が良いです。
医者もプロなのでいちいち感情を挟みません。安心して相談しにいきましょう。

筆者の場合は、サイクリングによる外的要因のいぼ痔だったので、
鎮痛効果のある注入軟膏と、飲み薬で腫れを小さくした後、うっ血部分を潰して除去してもらいました。
また、この検査で、内部にポリープが出来てしまったことも分かったので、肥大化させないように生活習慣と運動を改善するきっかけにもなりました。

ちなみにですが、市販薬はあまり意味がないと思ってください。
確かに多少の効果はあると思いますが、症状に応じた薬を処方してもらえるので、やはり病院で処方箋を出してもらうのがベストです。
なので、薬局に行く前に病院に行きましょう。
病院だと保険適用なので薬も安く、しかも症状に合った薬なのでめちゃくちゃ効きます。

守口敬仁会病院

http://keijinkai-hp.net/chiryo/ji.html

主な痔の種類と治療法や潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患についてわかりやすく解説しています。

痔核（いぼ痔）の治療｜痔の総合情報サイト《痔-web》

https://www.iwadare.jp/G-WEB/3-5.html

対策

対策としては、座りっぱなしを減らして、お尻周りの血のめぐりをよくすること。
便秘を改善し、切れ痔やトイレの座り時間を減らすことです。
痔体質や便秘がひどい方は、定期的に病院に通い、便秘薬を処方してもらうと症状が抑えられます。

冷えを改善するもの大切。
よってお風呂でマッサージをしたり、温かいズボンを履きましょう。
固い椅子に座り続けるのはよくありませんので、椅子にクッションを敷くのも良いです。
個人的には、パッド入りのレーシングパンツがオススメ。
レーシングパンツを普段から履くことで、常に緩衝材になるのでお尻への負担が減らせます。

あとは痔体質の方はサイクリングやバイク、ドライブの時間を減らしましょう。
サイクリングは1時間以内に抑えるのがベストと言え、レーシングパンツと痔対策サドルは必須です。
つまり、ロングライドはやめた方が良く、もし行う場合は医者に相談してから行いましょう。
その為に、痔体質のライダーの方は、肛門科に通い続けるのが最も良い対策と言えます。

オススメの運動はウォーキングや水泳などお尻への負担がかからないスポーツ。
但し、水泳はお尻が擦れるのを防ぐために、摩擦の少ないスイムウェアを選びましょう。