簡単?難しい?ドット絵を描いてみたいと思うアナタに

J.Stone J.Stone

初めに、ドット絵を描いてみたいと思うアナタへ。ゲーム制作や趣味のピクセルアートで色々描いてみたいなーと思う方に向けて、何が必要なのか、ドット絵って何なのという基礎的な部分から解説してきます。

ドット絵っていいよね

ドット絵。
それは、2Dのゲーム制作において欠かせない表現手法の1つ。
近年、ハイエンドになるゲームに逆行して、あえてレトロな手法で勝負するインディクリエイターは多くおり、その中でもドット絵は未だ衰えを見せない主流表現となっています。
また、デザイン機能を持ったゲームソフトも多く、ドット絵のテクニックを要求されるゲームもありますよね。

…じゃあどうやって描くのよ?必要な道具は?
今回は、そんな疑問を解決します。

ドット絵作るのに何がいるの?

…というわけで、久々のゲーム制作講座です。
対して需要ないかなーと思っていましたが、「やってはいけないゲーム制作注意点なんちゃら」とかいう記事がSNSで妙に拡散されてると聞き、ゲームプレイよりも作る方が人口少ないかーと思い……ぼちぼち再開しようかなと思った次第です。

さて、今回はドット絵講座という事で、とりあえず「誰でも簡単に描けるようになるぜ!」という基礎編から順にスタートしてみようと思います。
『んなわけあるかい!』と思われるかもしれませんが、ドット絵も理屈でどうにかなってしまうので、まずは上手く描くことよりも形にする技術を覚えてしまいましょう。
※1つの記事に対して中身が増えすぎたので分散させました。

ゲーム=ドット絵

ゲーム制作で重要なポイントとして……シナリオ、グラフィック、サウンド、プログラミングとありますが、グラフィックは特にその作者のカラーが出る重要なポイントです。
何せ目で楽しむエンターテイメントがゲームですから、視覚情報というのはとにかく大切。
しかし、簡単に作れないのもまた事実でして、どうもしっくり来なかったり、うまくいかなかったりします。

そこで当サイトの講座では、一応小坊時代からドット絵やゲーム制作をやっている筆者が、実際にドット絵を描いて解説していきます。
実際、ドット絵は明確な描画方法があるわけではありませんが、ココでは私が普段描いている手法を元に解説します。なので手法は全て独学です。A級メーカーのドッターさんのような本格感はないですが、その分適当且つラフに描けるようなものを目指しています。『そんな方法じゃダメなんだよクソー!』っていう方はそもそもご覧にならなくても描けると思うので、真似しなくてもいいですw

一応ゲーム制作講座の一環ということで、制作を効率化する側面でも解説できればと思います。
入門の方は効率の部分は無視してご覧いただければ幸いです。
…ちなみに、「どうぶつの森」のマイデザインとか、「Minecraft」のブロック絵とか……デザイン機能のあるゲームで何か作る際にも役立ちます。ゲーム制作以外の用途でもご参考ください。

そもそもドット絵って何なの?

最後に、そもそもゲームのグラフィックというのは、何故あるのか?

結論から言うと、ユーザーにゲーム情報を視覚的に教えるための記号です。
昔は今のように3Dモデルをヌルヌル動かす技術やスペックを持ったマシンはありませんでした。なのでその記号に最適だったのがドット絵だったわけです。


スーパーマリオブラザーズ/Nintendo

例として代表的な作品はスーパーマリオです。
わずかこれだけの情報で世界を構築してしまっているのです。
この中では、主人公、敵、足場を記号化することで、視覚情報としてユーザーが操作できる状態にしているにすぎません。
よってゲームを成立させるために上手な絵を描く必要は全くないのです。分かればいいのです。分からせればいいのです。
それがドット絵だと思っています。

しかし、近年はグラフィック能力が向上しており、綺麗で上手くて当たり前の時代。
その中で、誰もが圧倒させるような凄いグラフィックを提示しなければならないと勘違いしています。
ですが、グラフィックはあくまで舞台装置に過ぎません。近代ゲームでは記号+没入感を持たせるのがグラフィックの役割になるので、AがAとして、BがBとして認識できれば問題ありません。

ドット絵に必要なもの

ドット絵描くソフト、お絵かきソフト、フォトショ…なんでもいいです。
パソコン、マウス+キーボード、iPad……。1ピクセルが打てれば何でも構いません。
処理も食わないのでしょぼい低スぺPCでも全然描けます。
ペンタブもいりません。マウス1個です。それがドット絵の良い所!
※おすすめソフトは別途記事で改めて紹介。

ひつようなもの

  • ドットが打てるパソコンやタブレット
  • チマチマしたことに耐えられる精神
  • 集中力
  • 根気

準備するものは、上の1つ以外は己自信の心持ちです。
ハッキリ言って、クソ細かい作業をチマチマチマチマ永遠にこなすだけの作業なので、技術以前にこの3つ「精神力・集中力・根気」が絶対条件でしょう。

要は…ファッキンガッツだ!愛だ!

精神論を言ってるわけではありません。
マジでクソ地味でチマチマしたことをモテもしないのに永遠に繰り返し続けて何百枚ものグラフィックを用意するだけのクソ作業…それがドット絵だ!
分かったらクソ垂れる前と後にサーを付けろ!わかったかこのry

heartman
フルメタルジャケット/ワーナーブラザーズ

…と、若干脱線しましたが、ドット絵は上手い下手というより根気がモノをいう非常に地味な作業です。
必要なものは正直、技術や画力以上に根気や集中力だと思ってください。

ドット絵に必要なソフトは?

これについては、別途の記事で詳しく解説するので詳細は省きます。

主に使われるソフトとしては――

  • EDGE
  • Aseprite
  • Photoshop
  • SAI
  • Clip Studio Paint

…等があります。
ゲーム制作で本格的に使うなら「Aseprite」か「Photoshop」がオススメだと思います。
何せフィルター機能やアニメーション制作に優れていますからね。

ドット絵制作の流れ

描画手順としては「シルエット→(線画)→影→描き込み→最終調整」という感じになっています。(線画がいらないものは線画を省きます。)
昔と違ってフルカラーで描けますし、フィルターも使いたい放題なので、自分の作風に合わせて仕上げてみましょう。

簡単かつ練習に最適なのはオブジェクト類です。箱、棚、冷蔵庫、武器、岩…とかですかね。
人間とかモンスター、あと樹木は難易度が高い…というか究極に面倒なのでまずは物から描きます。
特に円が少ない直線の形状から慣らしていくと、コツが掴みやすいのではないかと思います。

けど上手く描けないよ…

ここで大切なのは”上手く描こう”とする必要は全くないという事です。
上記でも述べたように、ドット絵は対象を対象と認識させれば問題なく、上手さなどの所謂表現力は二の次。
まずはどんな形状でも、どんなシルエットでもとりあえずドット絵で形にでき、相手に伝わる力を身に着けましょう。
それが出来れば、あとはどんどんブラッシュアップしてアート性を突き詰めればいいだけの話です。
数をこなして、対象を記号化することに慣れると描けるようになってきます。

そういう私も、かつては人に見せられないほどの酷い出来でした。特に、昔は今ほど手軽にネットで情報が出てきませんでしたので、こういった理論や方法を学ぶことはできませんでした。
よって、当講座では、私が苦労した部分などを理論化し、尚且つ敷居をなるべく下げながら解説出来たらと思います。

上達のコツ

まずは伸び伸びと楽しんで書くことが上達の秘訣。
ガシガシ描きましょう。失敗しようが形が変だろうがとにかく数を描きましょう。
そして観察しましょう。岩、木、家具…あらゆる動物や物を写真でも何でも良いので見て、観察することで、自分ならこう落とし込む、こうデフォルメするという引き出しを増やしましょう。

あとは小さく描きましょう。
デッサンとは逆で、小さく描くことで対象をデフォルメする能力が身に付き、描きたいものをより記号化できるようになります。
16×16や24×24ぐらいで身近なものを描きまくってみましょう。

ちなみに、ドット絵講座の記事で私が描いたドット絵はトレースしてもらっても構いません。じゃんじゃん練習に使ってください。

今回のまとめ

  • ソフトは様々。使いやすい物を選ぼう
  • 上手く描こうとしない、まずは分からせる絵を描こう
  • 地味な作業が続く為、技術や画力より根気や集中力の方が大事。
  • 色々描いて慣らそう

…というわけで、ここからは当サイトにある講座を観ながら、実際に描いて練習していきましょう。
さあ、お手元にあるお絵かきソフトを起動して……スタートです!

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