ドット絵を速く描くために必要なコツ

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ドット絵を速く描くために必要なコツをご紹介していきます。速く描く方法を学べば、ゲームグラフィックや作品の量産スピードがあがり、上達速度もあがります。

ドット絵を速く描きたい

今回はドット絵を速く描くコツをご紹介します。
ドット絵で一枚絵を趣味で描いているのでアレば、さほど筆の速度は意識しませんが、ゲーム制作などのグラフィックを作るという部分でドット絵を描く場合、とにかく量産しなければいけない為、筆の速さを上げなければ完成に時間が掛かってしまいます。グラフィックを用意する時間を短縮すればするほど、ゲームの作り込みに使える時間が増えるので大きなメリットに。
もちろん、ドット絵単体で作品を描く場合にも量産できた方が作品を多く発表できますし、何より数をこなすので上達が早くなります。
というわけで、ドット絵を速く描くコツを解説していきます。

形状を単純にする

形状を単純にすれば描画時間が削減できます。
複雑な形状は時間かかるので、真四角などの単純な形状に対し、質感や描き込み具合で差別化を図るなどを心がけます。
そうすることで形はシンプルなのに世界観を出しやすいし描きやすくなります。
そのためには、木材はこの色、金属はこの色、プラスチックはこの色など、材質に対して自分がこう描くというテンプレ(ルール)を作っておくと、材質に対しての色決めも早くなるでしょう。
初心者は特に形状を複雑化させないほうが完成が早くなるので、対象を単純化させて描くことを目指すと楽になります。

雛形を作って応用する

雛形を作って応用するのも早く描くには大切です。
例えば人間などは素体を作ってその上に服や髪を乗せます。その際、全てのパーツをバラバラで取っておくと組み合わせで別のキャラも作りやすくなります。
モブなどは特にその手法で量産できるので、大幅な時間短縮に。当然色違いキャラを作れば更にモブも増えます。
パーツや服などの各パーツも雛形を作っておいて、パーツ分けをしておくことも大事かもしれませんね。
オブジェクトも、大体こういう形というものを箱で作っておき、あとはくり抜くだけにしておくとか、部品単位で分けておくとかも有効です。

素材を加筆or書き換えする

ゲーム用素材に限りますが、既存の素材に加筆するのが早く作るコツです。
ぶっちゃけこれが初心者には一番早い方法で、ドット絵を一から作るよりも労力が減る為、長続きします。素材・アセットを購入ないしは借りてきて自分の世界に合うように加筆するのが良いでしょう。
自分で全て描く必要がないので楽だし、人の作ったものを作り替えているとそれだけで観察になって勉強になります。
実は私も最初期はかなりやっていて、今でもあまり注目の集まらない箇所・わざわざ書く必要を感じない場所などでは結構やってる手法です。
但し、シェアウェア化する場合は商用OKな素材出ないと規約違反となるし、当然完全オリジナルのものではないのでクレジット表記や二次配布禁止などが入るので、この手法を使うならば利用規約はしっかり読みその辺りを注意して使いましょう。

まとめ

・形状を単純化して描写を楽にする
・雛形を作って応用する
・既存の素材を加筆or書き換えする(ゲーム用途限定)

ちなみにドット絵でなくても2Dグラフィック、3Dモデルでもこういった知識は使えます。
3Dの場合はアセットを多用して改変することでかなり楽に3Dゲームを作る事も出来るでしょう。
自分の中で雛形を作る事、難しいことは後々やるとしてまずは単純化すること、難しい部分は遠慮なく素材を多用する事が時短制作のカギです。
まずは沢山描き完成させることが上達の近道なので、難しく考えず完成させられる範囲で制作を進めてみましょう。

以上です。
次回のドット絵記事もお楽しみに!

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