【Level2】フローリング床の描き方【ドット絵講座】

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今回は木目のある床としてフローリング床を描いてみましょう。フローリングが描ければ家のテーマが決められるので、内装を描いてハウジングも楽しくできるようになってきます。床はお部屋の基礎部分、まずは基礎となる床から練習してみましょう!

木目の床を描けるようにしようぞ!

お部屋作りには床材が肝心です。床材が決まらないとお部屋のテーマもレイアウトも決まりません。
というわけで今回はお部屋を作る際に使えるパーツ、フローリング床の描き方を練習してみましょう。
要は木目の床や壁の描き方を練習することになりますので、フローリング床が描けると木造のテーマも作れるようになります。
では早速作っていきましょう。

ちなみに今回も24x24pxで作ります。
筆者と同じキャンパスが使いたい方は下記リンクのまとめから素材をDLして使ってくださいね。

①枠を作る


まずはフローリングの枠を作っていきます。
最初はベースカラーを塗ります。カラーは最終調整で丸々変更しますのでフローリングっぽい色を適当に使ってください。


ベースを塗ったら枠線を引いていきます。
今回は4分割にするので、画像のように横線を引きましょう。
この辺りは床材の分割数で変わります。大き目のフローリングは3分割、細かくするなら5分割など使い分けましょう。


横に切ったら次は縦にも区切ります。フローリングのあみだ模様を作っていくわけですね。
縦線を入れて区切るのですが、均等に区切ればレンガの様なきっちりしたフローリング床になり、ランダムにすると家でよく使われているような自然な床になります。
今回は家の建築で使われているようなフローリングにしたいので、ランダムに区切ってみます。
縦線が被らないように不規則性を持たせて配置してきましょう。


区切ったら現在の絵をコピーして連結します。ここで連続性を作った場合にどうなるかを確認しておきます。違和感があれば修正を入れていきます。
これで良いと思ったら次は木目を作っていきます。

②木目を作る


ここからは木目を作っていきます。
木目を作る際には色の濃さをよく考えて塗る必要があります。
フローリングの木目は比較的コントラストが薄い色になっているので、木目もあまり目立たせないのが肝心。
というわけで若干濃い色を作って引いていきます。ここでも不規則性を持たせるために揃えずに線を置いていきます。規則的になってしまったところは消しながら不規則に線が入るようにします。


次に一旦木目を作るのをやめ、フローリングの接続部分である溝に影を落とします。
プレートの角や淵になる部分に影色を落としていきます。これも不規則に描いていくと木目と合います。
なぜここで影を入れるかというと、木目に合わせて溝の影を入れた方がより入れやすいからです。


溝に影を入れ終わったら再び木目作りに戻ります。ここからは木目の質感を高めていく作業です。
最初に引いた木目の線よりも濃い色を作り、線の上に更に濃い色を置いていきます。
そうすると木目の色ムラになっている部分を作り出すことが出来ます。


次はハイライトです。ベースカラーより若干明るめの色を作り、再び木目の線を描いていきます。
こちらも不規則性を作るようにし、最初に引いた木目と同じようにならないように配置します。


大体決まったら絵をコピーして連結してみます。この時に不自然な個所がないかチェックします。
おかしい部分や規則的になってしまっている部分には修正を入れます。

③色を調整する


最後に色を調整します。
ここでは「色調調整」「カラーバランス」「トーンカーブ」「色の置き換え」などの機能を使って色味を調整します。
今回は家でつかわれているような木目のはっきりしないフローリング床を作りたいので、コントラストを落として白っぽい木の色にしていきます。
ドット絵でも色味に悩むような絵を描く場合は、最初から色を決めずにある程度の適当な色で描いてしまい、後から調整するようにしましょう。
完成が良ければすべてよし!悩むぐらいなら筆を進めて最後に直す癖をつけておくと仕上がりも早くなるのです。


これで完成です。グリッド表示した絵はこのようになっています。
今回は色を最後に調整しているので、同じ色を再現したい方は上記画像を保存後にスポイトツールで色を吸い取って、色の置き換えで変えてしまいましょう。
最も、自分で色の調整をする癖をつけてほしいので、なるべく自分で調整して色彩感覚を掴んでみましょう。

差分も作る


作ったらハイお終い!ではありません。色差分も作って遊んでみましょう。
筆者は更に6つの差分を作ってみました。
コントラストをはっきりさせれば粗めの木目を出せるので、屋外のウッドデッキっぽさを出せますし、色を暗くしたり彩度を落とせば材質も変えられます。
白っぽい木目を作ればカフェなんかも作れるかもしれません。

作った後は「色調調整」「カラーバランス」「トーンカーブ」「色の置き換え」でいくらでも応用が効くことを覚えておきましょう。

まとめ

・分割数によって細かさ変化
・不規則性を持たせることで自然な仕上がりになる
・フローリングは木目をはっきりさせすぎない。コントラストを薄くしてみる。
・必ずコピペ連結をして連続性を持たせたときの確認をしながら作っていく
・色は最終調整で変える。最初から完璧を目指さない。
・「色調調整」「カラーバランス」「トーンカーブ」「色の置き換え」などで色を調整すると差分が無限に作り出せる
・木目を作れるとフローリング床だけでなく木造建築にも応用できる

フローリング床を作る事で家の内部が作れるようになりました。
更に描き方を応用すれば木目のある大抵のものが描けるようになるので、木造建築に応用できます。
木材の材質を変えることで同じ描き方でも色々な場所で使えるようになります。
その為にも調整をして差分を作れるようにしておくと良いでしょう。
色味や材質が分からなければ木材の資料を見ながら調整していく癖もつけてみてくださいね。

フローリング床・木目を駆使して楽しくハウジングをしてみてください。

今回は以上となります。
では、次の講座をお楽しみに!

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