単色(1bit)で描いてデフォルメ力を鍛えよう!【ドット絵講座】

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ドット絵の色が難しい、影も難しい、そもそもデフォルメが難しいからシルエットが作れない。そんな方はまず単色(1bit)で色々な形を描いて練習してみましょう。

単色でドット絵を修行しよう!

ドット絵を描くにあたって、色塗りや影で挫折する方が多いと思います。
それはもしかしたら、情報量の多さに混乱しているのかもしれません。
今回はそんな入門向けの練習として最適な「単色・モノクロ表現によるドット絵」を描くことでデフォルメ力(りょく)を鍛える方法をご紹介していきます。

影なしドット絵の描き方はコチラをどうぞ

ビットの話

ドット絵で単色・モノクロで描くことを1bitと言います。
ビットとは簡単に言えば使える色パレット数の事で、ビットが上がるごとに倍数的に色数は増えていきます。
詳しく話すと進数の話とかになっていくので、興味がある方はご自分で調べてみてください。(割愛)

ビットと色数はこのように増えていきます。

bit数 色数
1bit 2色
2bit 4色
3bit 8色
4bit 16色
5bit 32色
6bit 64色
7bit 128色
8bit 256色
: :
フルカラー 約1,677万色

ゲームをする方、特にファミコン・スーファミ世代なら聞いたことありませんか?あのゲーム機は〇〇bitだったけど、新型は〇〇bitだ!とか…。
ファミコンは全体で25色まで表現できましたが、1つの絵に3色+透明色までしか使えませんでした。なので2bit/4色ということになります。
スーファミは8bit/256色になりました。なので細かいドット表現ができるようになったのですね。

当然ですが、色数が増えるという事は扱える情報量が増える=描く工程も増えるということになります。
例えば黒マジック1本で絵を描く場合、ペンを持ち帰る必要もないし線だけ書けばいいので楽ですが、ここに絵の具で色を塗れと言われたら色を決めたり、絵の具を混ぜたりと時間がかかりますよね?
ドット絵でも色が付けば当然色選びで迷ってしまう事になります。
その為にまずは1bitのモノクロ、マジック1本で描くことで慣れていこうということなんですね。

実際に描いてみる

いつもどおり、お絵かきソフトを開いて、実際に描きながら習得してみてください。

色々な立体を描く記事はコチラ

落書きをする


まずは落書きでもして感覚を掴みます。描くのはなんでもいいです。
一見ふざけているように思えますが、全ての作品は落書きから始まるのです。
イラスト、マンガ、絵画、デザイン画…それらすべては1つの落書きが時間を経て進化した進化系なのです。
さあ落書きをしましょう。どうせ誰にも見せないんだから派手に落書きをしましょう。RA・KU・GA・KING!!

剣とか描いてみる


採掘欲を満たされるようなツールを描いてみましょう。
剣、ツルハシ、斧を描いてみます。
色を付けずに単色で色々描くことでモノの特徴を捉え、どう単純化するかが鍛えられます。
シルエット作りが苦手という人は、影や塗りよりまずここを鍛えてみましょう。

グラデーションに慣れる

充分落書きを楽しんだらいよいよ実践で解説をしていきます。


まずは1bitのグラデーション表現に慣れておきましょう。
単色なので色が使えませんから如何に色や影を見せるかというのがポイントになってきます。
一見難しそうですが、色選びがいらないのでひたすら「ああでもないこうでもない」と試行錯誤が出来ますね。


以前カラー版でもグラデーション技法は解説しましたが、色がないだけでやることは大して変わりません。
ドットの密度で濃さを表現します。マンガトーンの知識があると理解が早いと思います。


マンガトーンはモノクロ表現しかできない漫画原稿において、白黒二階調のドットによってグレーの濃さを表現する技法(画材)である。

箱を描く


まずは単純な形から慣らしていきましょう。箱を描きます。
シルエットを描き、立方体に見えるように描きましょう。


次にそれぞれの面に影を塗ります。
べた塗りが真っ黒、ドットがグレーという感じで塗り分けてみましょう。

三角柱


次に三角柱です。
こちらも容量は四角と同じで、まずシルエットを作り、線画にします。


次に片側を影にします。ベタでもトーンでもどっちでも構いません。

球体


シルエットを取ります。ツールによってはブラシサイズを拡大して置くだけで円ができます。


中身をくり抜きます。


影をつけます。今回はベタ、トーン、ハイライトの3層に分けます。
ハイライトの部分はトーンを入れる際に塗りつぶしてしまわないようにアタリとして塗りつぶしておきます。


塗っていなかった部分をトーンで仕上げ、ハイライト用に取っておいたアタリの部分を消して完成です。
見事に3層に分かれました。

りんご


立方体ばかりではつまらないので何か書いてみましょう。
描きやすいのでリンゴにしてみます。シルエットを描きます。


続いて中身をくり抜きます。


あとは影とツヤを書き加えて完成です。
他にも自分なりに色々描いてみましょう。

まとめ

単色で描くことでモノを特徴づけ、単純化してとらえる訓練になります。
また、色をつけるという手間がなくなるので、どう影を付けたらそれっぽくなるかという試行錯誤もしやすくなります。
色を付けた途端難しさを感じる人は、色を付けることを考えずモノクロでどう表現するかをまず考えてみましょう。
影に難しさを感じる人は、描いたシルエットに対してどうつけたらそれっぽい奥行き感が出るのかを塗ったり消したりしながら考えてみましょう。
形を捉えるのが難しい人は影など塗りはいったん無視して、1色で形をどう捉えるかをひたすら練習しましょう。

確かにドット絵を描く上で観察眼は重要ですが、それも結局「描いて慣れて、失敗した部分を他の作品を観て研究する」…という繰り返しでしかありません。
これらを踏まえながら実際に描いて積み重ねてみてください。
色数を絞り込むことでデフォルメする力を身に着け、実際に色付きで描く際の訓練をしてみてください。

では、次の講座でお会いしましょう。

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