【Level3】金属表現の描き方【ドット絵講座】

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ドット絵で金属表現を描けると、剣や盾、ツルハシなどのRPGの武器や道具が簡単に描けるようになります。金属の表現をする際のコツなどを踏まえながら練習していきましょう。

きんぞくをかく

ぼくは きんぞくのからだを てにいれたい……。
どうも、サイボーグに憧れる筆者です。(´・ω・`)ん

今回は金属表現の描き方を練習しましょう。
金属表現は金属特有の光沢感が大事になりますが、ぶっちゃけ加減が分からん!という事が多いと思います。
そこで今回は金属を描く際のポイントを紹介しながら、実際に筆者が描いてみたものを見て解説していきます。

金属光沢のコツ

まず金属を描く上で3つのポイントをご紹介します。
①コントラストをハッキリと描く
②ハイライトで光沢を付ける
③グレーではなく青みがかったグレーを使う

この3つです。

上記の見本画像では、ハイライトとシャドウのコントラストをハッキリ描くことで金属光沢を出しています。
ツヤ感はハイライトを使って出します。ハイライトの強さによって光の反射率が変わるので、素材に合わせて調節したり、テカリを乗せたりします。

更に、グレーではなく、青みがかったグレーを使う事で金属っぽい銀色の質感を出すことが出来ます。
比較画像を下に用意しました。

こちらが青がかったグレーと、普通のグレーです。
通常の金属光沢を描く場合には基本的にブルーを混ぜてあげるのが質感アップにつながります。
但し、金属といっても種類は幾らでもある為、表現したい金属に合わせて色を変えてあげることも大切です。
例えば、風化してきた鉄であれば若干赤みを混ぜてあげたり、銅であればオレンジっぽくしたりといった色変が必要です。
ただ、色を変えたとしても光沢を出す手法は基本そのまま使います。ハイライトを強くしたり弱くしたりして光の反射率を変えるぐらいです。


クロムメッキような材質と金材質。

では、ここから色々な形状で金属表現をしてみましょう。

金属の箱です。
コントラストを高めに色を塗ります。
箱は角や淵にハイライトを使ってツヤ感を出すことで金属っぽく見せています。


こういうふうにツヤを足すこともできますが、このようにやり過ぎるとくどくなるので気を付けましょう。
グラデーションを足しても良いです。

ただ、平らな面では金属っぽさを出し辛いので、もっと簡単な練習対象である円柱で練習しましょう。

円柱


光の加減を練習するなら円柱が一番やりやすいです。
なので円柱を塗って、金属表現を作ってみましょう。

円柱を作る


まず円柱を作ります。大きさは適当で良いです、お好きに作ってください。

ハイライトと影


まずハイライトを塗ります。
金属なので反射強めになります。今回は大胆に白を乗せます。


次に影を塗ります。

細かく塗る


更に金属感を出すために塗りを細かくします。グラデーションのようになるかと思います。


更に、影色が薄いのでもっと濃い色を入れます。こうすることで金属の映り込み部分の黒が表現できます。

両サイドにハイライトを足す


更に、円柱両サイドにハイライトを足します。
光源のある部分は明るく飛ばし、影部分にはうっすら入れます。
そうすると光が反射して当たっている部分を作ることが出来ます。

仕上げ


輪郭線をつけてみます。上部は線を若干明るめで塗り、光源から光が当たっている感じを輪郭にも出します。


上部と側面の境界部分にハイライトを入れ、角に反射する光を表現します。


最後に、上部に反射光を入れて完成です。

これで金属の円柱ができました。
ちなみに、光源の位置を変えればこういった事もできます。
光源位置が変化しても金属の反射が描けるように慣らしておくと良いでしょう。

応用する


上は銃のバレル部分を切り取った絵です。
金属感を出せるようになると、こういった応用も利くようになります。
特にドット絵で武器を描く人は、剣や盾、銃なんかでも使えます。是非覚えておくと良いでしょう。

まとめ

ドット絵で金属感を出すには……

①コントラストをハッキリと描く
②ハイライトで光沢を付ける
③グレーではなく青みがかったグレーを使う

この3点を抑えて描きましょう。
更に、光源や反射光を意識してハイライトを入れる癖をつけておくと金属光沢が簡単に描けるようになります。
それには円柱が練習しやすく、光源位置を様々変えることで光の表現に慣れておきましょう。

以上です。
では、次の講座をお楽しみに!

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