【Level2】レンガの描き方【ドット絵講座】

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今回はレンガを描いてみましょう。レンガは簡単に描ける上にコツさえつかめば幾らでも表現の幅を広げられます。ある意味基礎の1つと言っても良いでしょう。今回はそんなレンガを描くコツを覚えて、自由自在に描けるようにしていきましょう。

レンガを描こう

今回はレンガを描いてみましょう。
レンガは床材、壁材など幅広く使えるアイテムであり、ファンタジーで西洋風な街並みを作ったりするのに欠かせません。
レンガの描き方を覚えると、石垣や木目などを作る際にも感覚的に応用できるので、レンガを描くのをマスターしておけば色や影の配置で悩むことは大幅に減るでしょう。
というわけで早速描いていきましょう。

今回は24x24pxを敷き詰めた用紙を使います。
筆者と同じものが使いたい場合は、下記リンクの素材コーナーからDLしておいてくださいね。

①ベースを作る

まずはベース作りとして下地の色を塗ります。この色を基準としてハイライトやシャドウを塗っていきます。
ちなみに筆者が使った色コードは『#5c2115』です。

②レンガを区切る


次にレンガを区切っていきます。区切る際の注意点として規則性を意識するという事です。
レンガを適当に並べても良いですが、連結した時に均一に並ぶようにした方が綺麗な見た目のレンガ模様になるからです。
区切る際は濃いめの茶色で画像のように区切りを入れていきます。まずは横に4等分します。この時、均一になるようにしてください。


横に区切ったら今度は縦に区切ります。この時、レンガ模様になるように区切らなければなりません。
よって線が中央を区切れるように引きます。まずは2,4段目を区切ります。


次に1,3段目を区切ります。
今度は中央に引いた線を基準に、更に半分になるように線を引きます。


線を引いたら絵をコピーして連続させてみてください。
この時、線がズレていると連続させたときにおかしくなります。
これが均一になるように線を引きなおしてください。

③影・ハイライトを入れる


レンガが綺麗に区切れたら影を入れます。
まずレンガの四隅に対して影色を置きます。淵の凹みや削れ具合などがこれで表現できます。
この時、影のドットを均一にせず、画像のようにある程度ランダム性を持たせると自然なレンガとなります。


次に、中央部分にハイライトを置きます。このハイライトはレンガの擦れであったり表面感を出すために乗せるので、濃すぎないように載せます。

④より自然に


更に区切った枠線に色を落とします。レンガの角にあたる部分に別色を落とすことで立体感を出すことが出来るのです。
ここで取れる方法は2つ。
1つ目は更に濃い色を足して影色とすること。こうするとよりハッキリとした綺麗なレンガが作れます。
2つ目は汚しを入れること。ここではコケ色を使います。こうするとレンガを設置して暫くたった後にコケや雑草が生えてきて馴染んだような雰囲気になります。
基本的にはこの2つがレンガで多く使われる表現です。今回は2つ目のコケ色を足すことで地面に置いたレンガが馴染んでいる様子を出してみます。
画像のようにレンガの角に当たる部分の線に対してコケ色をランダムで置きます。


更に一手間加えます。
まず、コケの近くに対してちょっと薄くしたコケ色をレンガに被せて置きます。
そうすることでレンガからコケや草が侵食してきた感じを出せてより自然な雰囲気になります。
次にレンガのハイライト部分に更に明るめの色をちょっとだけ乗せます。
たったこれだけでレンガが自然に馴染むようになるのです。

⑤仕上げ


最後に色調調整やカラーバランスなどで色味を調整します。
描いたレンガが少し赤っぽすぎたので若干黄色味を足し、レンガを配置して暫くたった若干風化した雰囲気を出しました。
この辺りは自分の表現したい雰囲気に合わせて毎回変えるようにしましょう。
仮にレンガを緑色に寄せていけば、苔むした年季の入ったレンガになります。場所や雰囲気を考えながら色を調整すると良いでしょう。

完成


これでレンガが完成です。
完成したレンガは連結して地面のようにしたり、壁材として使ったり様々な場所で使えます。
ゲーム制作をする方であれば、描いたレンガをマップタイルにすることで好きな場所に配置できるようになりますね。

ちなみに今回描いたレンガをグリッド表示するとこのようになっています。
1ドット毎に研究したい方はコチラをご参考ください。

応用


今回作ったレンガを連結して道のようにした場合はこのように表示されます。
これを街中に敷くだけで随分雰囲気が出るような気がします。


またレンガの敷き方を変えるだけでも雰囲気を変えることが出来ます。
庭作りDIYなどでレンガの敷き方見本などを見ると、色々な敷き方や面白い活用法があったりするのでインスピレーションを貰えるでしょう。
今回は均一性を重視しましたが、あえてランダム性を持たせることで不規則な模様を作ったりもできるので、雰囲気に合わせて各々試してみましょう。
レンガ1つ1つの色を変えても雰囲気が出ます。↓

まとめ

・レンガを区切る際には規則性を持たせ、連続性が出るようにする
・角を影色で塗る際はランダム性を持たせると自然になる。
・区切り線の影を濃い影色で塗ると綺麗なレンガに、コケ色で塗ると使用感のあるレンガになる。
・レンガの配置の仕方でも見え方は変わる。場に合わせて配置を変えてみるのも面白い。

レンガは描きやすい上に、様々応用が可能です。
簡単に描き分けられるようになっておくと、色々な地形やオブジェクトを作れるようになります。

また、マイクラやあつ森などのテクスチャを作る際にも使えるテクニックですので、覚えておいて損はないでしょう。

今回は以上となります。
では、次の講座をお楽しみに!

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コメント/情報提供
  1. クク より:

    初心者にとても分かりやすい講座内容で、ずっと探してた情報がここにあった!という感じでお世話になっております。今後の講座も楽しみにしてます!

    • J.Stone J.Stone より:

      ありがとうございます、大変励みになります!
      ココが知りたいというような要望などもありましたらお寄せくださいね。

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