【Fallout76】Fallout 1stはなぜ批判されるのか~炎上原因と改善策を徹底解説~

J.Stone J.Stone

ベセスダ製オンラインRPG『Fallout76』がプレミアム課金制度「Fallout 1st」を導入しました。プレミアム課金制度が当たり前な時代にも関わらず、国内海外から批判が殺到しています。感情的な意見が飛び交う中、今回は何故Fallout76が批判炎上しているのかを原因と解決策を踏まえて解説していきます。

Fallout 76またまた炎上

さて、2019年ゲーマー界を何かと騒がせているタイトルがあります。
そう…「Fallout 76」です。

Fallout76は、ポストアポカリプスな退廃的な世界を冒険するオープンワールドRPG「Fallout」シリーズの初のオンラインタイトル。
開発元のベセスダゲームスタジオは、コアでマニアックなゲームを作るのが得意であり、そのコアなファンはベセゲーマーと呼ばれるほど。
しかもFalloutは初代1が1997年に発売して以後、実に20年以上にわたりファンに愛されてきた名作タイトルであり、日本でいう「ドラクエ・FF・テイルズ」に匹敵するタイトル。
それ故に期待も高かったのですが、運営の行動で何かと騒がせることが多かったように感じます。

そんな中、再びFallout 76が炎上しています。
それが「Fallout 1st」という月額課金制度の導入です。
いわゆるプレミアム課金制度自体は全く問題がない制度なのですが、なぜFallout76に至っては炎上しているのか。

意見の中には、プレイヤーファーストでないのに、どこがフォールアウトファーストなのか…という何処かで聞いたような内容も出回ったり、フォールファンファンが、風刺サイトを作ってしまったりと…何故このような事態になってしまったのか。
https://falloutfirst.com/

今回は、そんなFallout76のプレミアム課金制度「Fallout 1st」が何故炎上し批判されているのかを、Falloutシリーズを愛して止まない筆者が解説していきます。

Falloutシリーズの歴史はコチラ

Fallout 1stはなぜ批判されるか


knowyourmeme.com

では、何故批判されるのか…。
その原因を見ていきましょう。

批判が起こった原因は大きく3つ。
「現行バグが改善しない・努力が見えない」、「ロードマップの計画が延期され続けた」、「不具合や不祥事が多すぎて我慢の限界に来た」。
この3つによって今回の批判は起こったとみていますので、それらを詳しく解説していきます。

現行のバグが改善しない

まず大きく影響しているのが「バグの多さ」です。
Fallout76はミッションの進行不能バグ、クラッシュバグ、消失バグ含めあまりにも多くのバグを出し過ぎました。
これは運営のデバッグ不足、努力不足と言わざるを得ません。
例えばこれまでに起こったバグでいうと…

  • キャンプ消失
  • ストレージの中身消滅
  • パワーアーマー消滅
  • パワーアーマー着脱不能
  • マルチでチームが組めない
  • 数秒レベルのラグが発生
  • 30分に1回のペースでサーバーエラー
  • インベントリが消失(保存エラーか何か)
  • ストーリーミッションの進行不能
  • ロケーション移動でクラッシュ
  • 裸バグ
  • 治ったはずのバグが復活するバグ
  • スクラップボックスの全消失バグ

など、ゲームプレイに支障をきたすバグが大量に発生していました。
特に、最新の「スクラップボックスの全消失バグ」に関してはプレミアム課金ユーザーのみが使える”スクラップボックス”によって起こるバグで、相当な問題です。

つまり、これだけのバグが発生し、治ったものもあるものの、未だに快適なプレイを阻害するバグ、致命的なバグが多数残っていることを考えるに、プレミアム課金を入れるには早すぎるんじゃないの?というのが批判の本質だと思います。

発売からもうすぐ1年が経過しようとしていますが、未だにユーザーが快適に遊べないままという状態。
そこにフルプライス料金分の満足度をユーザーが得られていない状況にもかかわらずプレミアム課金を導入するのはかなり問題があると私も思っています。

確かに、ベセスダのゲームは今までもバグが多い傾向にありましたが、これはオフラインの1人プレイでの環境。
しかもベセスダゲーはMOD文化が盛んであり、このMODを開発するモッダーによるバク修正パッチによって満足度を維持してきた経緯もあります。
つまり、今までのベセスダは少なからずモッダーに頼り切りな部分があったわけです。
しかし今回のFallout76はオンラインタイトルであり、MODが使えないわけなので、ベセスダの自力で解決することが求められたわけですが、これが果たせず、結果として満足度の低下につながってしまいました。

まず徹底的にバグを潰し、普通に通しプレイできる環境を目指す。
頑張って集めた装備やアイテムが消えることもなく、クラッシュもほとんどなく、マルチで友人とワイワイやって、1日が終われるようにするゲームを目指すのがまず重要。
そしてフルプライスで「買ってよかった!」と思わせて、「がんばっている運営を応援したいから課金してあげよう!」という流れに持っていくのが満足度回復の一番の対策ではないでしょうか。

ロードマップの延期による満足度低下

無料DLC「Wastelanders」の延期が決まり、当初のロードマップと異なるということで満足度が低下しているのも原因の一つです。
そもそも発売前のロードマップ情報にあったいくつかの内容も延期となった経緯があります。
計画を達していない状況では満足度が低下する為、その間の満足度回復がオンラインゲームの運営には不可欠です。

しかし今回ベセスダはそれをすることなくプレミアム課金制度の導入を踏み切りました。
こんなことをすれば、満足度は益々下がり、信頼感も低下。
ユーザーは「金さえ貰えればそれでいいのか!」という意見になってしまうのです。
これは完全にマーケティングのミスです。
但しこのミスは今からでも取り返せるので、まずはサービス回復・信頼回復を目指すべきではないでしょうか。

今までの怒りが爆発

恐らく炎上している原因がこれです。
Fallout 76はバグの多さ、運営の努力不足もそうですが、それに付随する不祥事が多すぎました。

特典のミス

典型的なのは初回特典・限定版特典におけるグッズのミスです。
この出来事は発売当初に起こったものです。
内容は、限定グッズが告知されていた素材と異なる物で作られた、非常にチープなグッズであったということ。
※限定トートバッグの素材が表記されたキャンバス地でなく、ナイロンであったこと。
そしてキャンバスの素材が入手困難だったことから、ナイロン素材に変更せざるをえなかったが告知していなかった事で海外でも炎上した事件です。

これは信頼性を大きく損なった原因の1つです。

ハッキリ言いますが、告知と届いたものが異なるのは明らかに景品表示法違反です。やってはいけないことです。

「景品表示法」とは、商品やサービスの品質・内容・価格などを誇大もしくは偽って表示を行う事を禁止した法律の事(消費者庁参照)

恐らく特典購入者には何らかの対応があったかと思いますが、そういった信用を回復するのはまず大前提であり、世界規模でセールスを行うゲーム企業なら尚更のこと。
なのでまずは公式がはっきりと謝罪文などを掲載し、満足度補填の為に特典購入者にプラスアルファのサービスを付与するなど、信頼を回復すべきだったと思います。
最も景品表示法は日本の法律なので、アメリカに本社のあるFallout76には当てはまらないかもしれませんが、少なくとも日本国内での販売元はしかるべき対応が必要だったと思います。

バグ治らず

次に上記で書いたようなバグの数々です。
今も致命的なバグが出続けています。
これではいくらファンでも飽きれ返ってしまうのは無理もありません。怒らない方が珍しいぐらいです。
しかもこの状況にもかかわらず、お詫び対応でアイテムを配布したりといった信頼回復を目指す対応はありません。

延期に次ぐ延期

そしてロードマップ延期。
アップデートがおこればバグり、大型コンテンツは延期。
プライベートサーバーは当初から説明不足感はあったものの、恐らくユーザーの想像するサービスではなかったのでしょう。
MinecraftやARKのような各自で自由なサーバーを設け、MODを入れて楽しむというサンドボックスゲームで当たり前となったサービスには至りませんでした。
しかもプライベートサーバーは月額課金であり、しばらくはテスト運用のようなもの。
現行のバグが治ってないのに、まともに動くわけがないであろうサーバーに課金しようとするはずもないのは想像に難くありません。

これらの不満が塵も積もった状態の中、プレミアム課金制度が始まったわけですから、
今まで我慢してきたユーザーは怒り爆発になるのは当然ではないでしょうか。

というわけで、この批判や炎上はユーザーの累積した不満が一気に爆発した形であると見えます。

Fallout 76はどうすれば良いのか


http://inn.spb.ru/

では、Fallout76の満足度を取り戻すために、ベセスダはどうすればよいのでしょうか。
最も注力する課題は「満足度・信頼性の回復」です。
これに全力を注ぐ以外、Fallout 76が復活することはないと思います。
では、以下で詳しく解説していきます。

現行バグの改善

開発におけるベセスダがやるべきこと。
まず現行発生しているバグをとにかく潰すことに注力すべきです。
Fallout76のニューゲームからエンドコンテンツまでを通しでプレイした際、快適にプレイできる環境を用意することが大前提と言えます。
スムーズにゲーム進行が可能となれば、プレイヤーが「フルプライスで購入してよかった」という満足感を得ることができるからです。

但し、現状はあまりにも致命的なバグを起こし過ぎています。
装備品の消失や、ストレージの消失は、ユーザーの努力を全て無駄にしてしまう致命的なバグであり、満足感を著しく落とす原因です。
こういったバグを二度と引き起こさないためにも、デバッグを徹底することが重要ではないでしょうか。
しかもデバッグ対策は、今後のベセスダ製ゲームの未来・信頼性にもつながることなので、最優先で行うべきであると私は思います。

但し、オンライン運営しながら、アップデートしながらでは難しいかと思います。
ですが一時的にサービスを停止させてでも、この作業はやるべきだと思います。
でないと永遠にバグが発生し続けて信頼性が低下するループからは抜け出せないでしょう。

同時に、プライベートサーバーは一時停止し、まず基礎となる76の中身に注力してもらうのが良いと思います。
Fallout76自体が快適に動くようになってから、拡張コンテンツは実施すべきではないでしょうか。

また、上記の不具合を徹底的に洗った後、ようやく当初のロードマップ計画分を速やかに着手し、開発に尽力。
その情報を随時公開し、信頼性を高めていくことが重要ではないでしょうか。

信頼回復に努める

マーケティングにおけるベセスダがやるべきこと。
離れてしまったユーザーを呼び戻すのは容易ではありませんが、今なおプレイしているユーザーにはまだ可能性があります。
ベセスダが対応すべき点は満足度と信頼性の回復です。

オンラインタイトルでよく見られる満足度・信頼回復の手段として、お詫びアイテムなどがあります。
例えば、Fallout76の現行プレイヤーに対してはお詫びとして、アトムポイントや人気スキンなどを配布。
不満を放置するのではなく何かしらのアクションをして対応することで信用を回復させる必要があるように思います。
大きなバグが発生した場合、コンテンツの延期が起こった場合などにこれらの対応をしていれば、ここまで批難を浴びることはなかったはずなのです。
※これは失態を犯した海外のオンラインタイトルの大半に言えます。

そして上記が完了後、限定イベントやアトムショップのセールを行い、ユーザーを呼び戻していくのが重要です。
例えば、ユーザーを呼び戻すならば、未ログイン期間が半年以上あるユーザーに対して、現状のバランスに多少対応できるような装備を配るとか、レベリングしやすいように多めの回復薬(スティムパックやRADアウェイ)を配るとか、アトムショップの新スキンを楽しんでもらう為にある程度アトムを配布するなど、色々対応できるはずです。
限定イベントであれば、季節限定のイベントや、レジェンダリーが出やすいレアリティ上昇イベントなどでも良いでしょう。
とにかく購入したユーザーに見返りが発生する状況を作り出す必要があるように感じます。

その後、プレミアム課金制度、プライベートサーバー課金を随時導入していくのが良いと思います。
まずは現行の満足度を向上させ、運営を応援したい、追加コンテンツ遊びたいから投資したい…と思わせる流れに持っていく必要があるでしょう。

まとめ

ベセスダ及びFallout76はユーザーの信頼を失い過ぎました。
フルプライスで購入したプレイヤーの満足度もままならない状態で、プレミアム課金制度を導入しても反感を買うだけではないでしょうか。
今までのバグ、不具合、不祥事、コンテンツの延期、説明不足…これらが重なって怒りが爆発したとみています。

なのでまずは信頼回復、満足度向上に尽力するとともに、投げっぱなしの運営体制を改めるべきであると思います。
具体的には、バグをとにかく潰して満足度を高める、安定性を高めてから拡張コンテンツを導入する、お詫びアイテムなどを配布し不満を相殺する、見返りを必ず用意する、その後イベントなどで徐々にユーザーを取り戻していく…といったことが重要になるのではないでしょうか。
その後にようやくプレミアム課金制度「Fallout 1st」を実施すべきであると思います。

Fallout自体は非常に面白いゲームです。
この貴重なリソースを潰すことなく、ゲームの回復に努めてほしいところです。

公式サイトはコチラ
出典:Bethesda Softworks

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コメント/情報提供
  1. ウィン より:

    長文失礼します。
    「Fallout 1st」はゲームのマネタイズに敏感な近年では禁じ手に近く、極めて恥知らずな行いです。
    しかもプライベートサーバーや無制限スタッシュは発売当初から要望が多く、前者に関してはベセスダも言及していた上、他コンテンツも含め無償での提供を約束していました。
    ベセスダはコミュニティからの要望を将来の“商材”として見ていただけに過ぎず、彼らの切な願いすら食い物にしていると言って差し支えない。
    また、同じく要望の多いドッグミート・コンパニオン・弾薬の転換機能・レジェンダリー(2周目)プレイヤーなどもまた1st特典となりうるのではないか?という懸念を強く抱いています。

    ところでこのプライベートサーバーは数週間前に廃止されたサバイバルモードのサーバーを転用したものです。あのモードをプレイしていた人はおそらく少数でしょうが、彼らの楽しみが収益のために蔑ろにされたのは事実です。

  2. マック より:

    いや、今炎上してる1番の原因はpay to winになろうとしてるからでしょ。ここで言うpay to winとは、金を払ったプレイヤーだけがサービスを満足できるというもの。今回のフォールアウト1stの導入で、今後そうなっていくのが嫌だから反発してるんだろう。今後課金ありき、でないとゲームを楽しめなくなるかもしれなくなっていくことを、海外ユーザーをはじめ声をあげてるでしょ、

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